読書のあれこれ
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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赤ちゃんって、いつもできないことに挑戦しているけど、とくに恥ずかしそうにも不安そうにも見えない。失敗から学ぶことが苦にならない。なかなかうまく行かず、何度も失敗しても、がんばって挑戦している。息子や周りの赤ちゃんを見ていて思う。
以下、グリットより
ところが、やがて子どもたちは周りの目を気にするようになる。自分がまちがいをすると、大人が反応を示すことに気づきはじめる。例えば、まゆをひそめたり、頰が赤くなったり、あわてて子どものところに駆け寄って「そんなことしちゃだめだよ」と指摘する。その結果、子どもたちは何を学んでいるのか。困惑や、恐れや、羞恥心である。失敗は悪いことなんだと思い込んでしまう。そうすると慎重になりすぎて、思い切って挑戦しようとか、全力でぶつかってみようなんて思わなくなってくる。
初心に返ろう
クラスが停滞気味で、、
という話をこれまで書いていました。
昨日、僕の尊敬しているある方と話をしていて、
『子どものとる行動には、その子なりの正当な理由が必ずあるよ』
という言葉を頂きました。
一人一人が自分の良さをはっきして
誰かとつながって、気がついたらクラスに貢献している、そんな機会をつくれてたかな?
『冬休み前だから浮かれている』
『反抗期に入ったんやろう』
『うるさかったら、勝手に席決めたったらええねん』
『前か後ろに強制的に移動させや』
そんな同僚の言葉に
そうやんな、
無理矢理圧力かけて、思い知らせてやろう。
子どもたちの心を究極に冷やす、
気づいてきた信頼を無くすような方法に傾いている自分がいました。
危なかった。
昨日話してた方の言葉はどれも胸に突き刺さって、
『進んでいる方向が違うよ』と言われているようでした。
即効的な効果なんか絶対ないけど、
もう一度初心に帰ります。
まず、先生の反省点。
冷やすようなことばかり言ってたことを謝ります。
『みんなで楽しいクラスにしていきたい。君たちならできる。そう信じてるし、先生も4月に君たちと出会ったときのワクワクを取り戻したい』
その思いだけをもって。
今回はクラスが正念場じゃなくて、
『僕の正念場』だったみたいです。
よし、久々の高い壁きたよー笑
語りのあれこれ②
やっぱり冬休み前なのか。
はたまた別の原因なのか。
クラスは停滞期です。
こんなもんでいいやの雰囲気が「一部」にある。
その一部のために、語る。
語ることは、
「仲良しの人だけが幸せなら、それでいいの❔」って話。
「〜人からサインをもらう」という課題で、いつも同じ人ばかり。
新たな関係性を授業でもつくっていこうね。
ってことはきっと、3割ぐらいには届いている。
でも、それじゃぁダメなんだよね、
あともうひと踏ん張り。
自分から新しいつながりを作れるひとになるのか、
いつも仲良しじゃないとやっていけない人になるのか。
そのチャレンジの積み重ねは、
きっと大人になったとき大きく影響してくる。
せっかく学校に来てるのに、もったいないよね〜。
自分が子どもなら絶対いやだ。
だけど、大事なことやから語ります。
PS 語りが説教にならないように。
信頼ベースの学級づくり53〜『学び合い』の研究授業〜
研究授業が終わりました。
第三者に見てもらう『学び合い』をして率直に感じたこと。
①『学び合い』を事前情報なしで見ると、かなりの衝撃があるということ。いろんな意味で。
②今までは自分の中でのチャレンジとして『学び合い』をやってたけど、今後は今まで以上に結果にこだわっていきたい。子どもたちの姿だけではなく、結果を示さないと『学び合い』の有用性が伝わらないと感じた。
同僚の感想(全てではありません)
・研究部が推奨している方法よりも、子どもたちのコミュニケーション量が多い。
・子どもたちは『こう書いた方が説明が分かりやすいよ』と的確なアドバイスをしていた。
・子どもたちの力で問題解決できることに驚いた。ここまで任せられるって信頼関係がないと難しいと思う。
一方、
・めあてが終わって、練習問題をするまでにボーッと過ごしている子がいた。なんで、『やりなさい』と声をかけなかったのか。
・○○さんが分からなそうにして困ってるのに、先生は何もしないのか。なんか、何がしたい授業が分からなかったなぁ。(○○さんは風邪気味でぐったりしてただけなんですけど、後半には友だちと勉強をしていました)
・良いやり方だなぁと感じたけど、真似はできない。座ってもらわないと指導者側が落ち着かない。
・あそこまで子どもの活動時間を委ねると、遊ぶ子どもがでてきそう。
などのフィードバックを頂きました。
反省
①指導案にも『学び合い』の説明は書いていたが、なぜ『学び合い』をするのか趣意説明を行い、そこに共感してもらえるかどうかが大切になってくる。とはいえ、研究授業の時間だけで理解を求めるのは難しいので、日頃から学級通信で職員に自分の考えを共有する機会をつくる必要がある。時間をかけて、『学び合い』の価値を子どもたちの姿や結果(テストの平均点)で示していきたい。
②教師もしくは合格した友だちにサインをもらうとしていたが、教師のところに4、5人が並ぶ状態ができ、全体の見取りが充分にできなかった。最初から「友だち3人からサインをもらう」という課題を設定するなどして、改善していきたい。他にも方法はあると思うので、要検討。
③1人でじっくり考える時間が長く、友だちに聞こうとしたら時間切れになる子どもがいるため、様子をみながらミニ一斉指導の時間をつくってもよいかなと感じた。
とりあえず、ここまで。
指導主事の先生が指導案をもちかえって、後日フィードバックしたいとおっしゃってくださった。「おもしろいやりかただと思う。ただ、算数研究部の人に見てもらうとなると炎上するかもね笑」まだまだこれからですね。道のりは険し。
久しぶりに怒鳴ってしまった。
余裕がなくなってきてるのか。
最近ちょっとのことで叱ることが増えてきている。
クラスが浮わついてる感じがする。
もうすぐ冬休みやからなぁ~と先輩も話してたけど。
今日も大きな声を出してしまったなぁ。
久しぶりに一斉指導して、おしゃべりしてる子をどなってしまった。
多分大分うるさい先生になってるな。
自分も少し落ち着かなければ。
原因はいろいろある。
もちろん自分にも。
説明や流れが悪ければ、集中力がもたない子はたえられない。ホワイトボードミーティングやってノイズだらけ。
準備が間に合ってないのに、いろいろやりすぎかな。
少し深呼吸して、回りと足並みそろえてやっていこう。
信頼ベースの学級づくり52~読書家の時間 ミニレッスン①~
流れはテキスト通り
①ミニレッスン
②ひたすら読む
③共有
今日のミニレッスン『読書ノート』について。
書くことは、
なるほど~と感じたこと
共感したこと
自分と考えがちがったところ
疑問に思ったところ
おもしろかったエピソード
まさかまさかの驚きエピソード
などなど。
まず僕の読書ノートを見せ、良い読み手になるためにとっても便利なツールであること、書きためたことを読み返すことで自分の生活に生かせることなど、自分なりの読書ノート価値を伝えました。
『自分だけの読書ノートを作ろう。感じたことを書きたいように書いてみよう。』
カンファランスは4名ほど行いました。
国語の音読で苦しんでいる子が、ズッコケ3人組のストーリー、面白かったエピソードを話してくれました。ふりがながあると読みやすいし、文字の大きさが良いとのこと。もう少し小さい字でもいけるよ先生だって。(まさか、君からそんな言葉がでるなんて)
共有はペアで今読んでいる本の紹介。
楽しそうに嬉しそうに話してました。
次のミニレッスンは何しよう。
『読書家の時間』とにらめっこです。
信頼ベースの学級づくり51~読書家の時間スタート!!~
「読書家の時間」が始まりました。
読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: プロジェクト・ワークショップ
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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価値のインストラクションうまくいくかなぁ~
内容あまりまとまってないなぁ。という思いがぬぐえないまま、足踏みばかりしてたんですが。
きれいに話すことが大事なんじゃない。
自分の思いを真剣に語り、この人読書めっちゃ楽しんでるやんって思ってもらえるように語ったらいいんだ!とわりきり、勢いでスタート!
伝えたことは、
・自分が読書を好きになったきっかけ
・読書ってほんまに最高なんだよって話
・小学生のときはよさが分からなかった。今思えばもったいなかったと思う話
・時をこえて、場所をこえて、いろんな人と話ができる。物語に出会えるって話
・苦手な人は好きになるきっかけがなかっただけ。
だから、きっと好きになれるよって話。
もう、思うままに話して、今平行読みしている4冊を紹介しました。
『先生本読みすぎー!笑』
『トイレでも読むのー!?』
『がり勉やー!』
反応を見ていると、インパクトはあったようで。
インストラクション終了後、読み方のマナーをさらっと伝えてスタート。
最後は、ジャーナルで振り返りました。
・もっと早く読書家の時間がほしかった!読書タイムじゃ時間足りないなーと思ってたから、ちょううれしい!
・最初は読めない漢字があって、うえーって思ったけど、30分あるとこういう話なのか~と分かるところまでいけるからいい感じ。
・先生のおかげで読書が好きになれそう。借りてお家でも読んでいい?
・読書ノート作りたい!国語の時間よりも、読書家の時間があったほうが、頭がかしこくなれそうな気がする。
などなど、ポジティブな言葉が多く書かれていて、こんなに素敵な時間で力がつくなら、もっと早く始めれば良かった。
ミニレッスンやカンファランス、教科との融合など課題はありますが、楽しんでやっていけそう。
うん、いいですよ。
読書家の時間って。
信頼ベースの学級づくり50~叱咤激励~
語ると決めてたので、ICレコーダーに録音したものを文字起こししました。内容であれとひっかかる部分もあるけど、真剣に語れたと思います。
以下、語り。
今の君たちの『学び合い』は学び合いをしてるふりになってるわ。
例えば、昨日の授業やったかな。1人にしか聞いてないのに、『誰も教えてくれへん』って言うて他人のせいにしている人がいる。あと30人に聞いても分からへんのやったら仕方ない。一人にしか聞かずに、こんなことを言うのはただの怠けや。本気で分かりたいって気持ち足りないんとちゃう。
それと『○○さんがとても説明上手なんやって』と先生が言ったの覚えてる?あのとき、聞きに行った人は数人やった。上手な説明の仕方が分かるのに、とてももったいないなぁと思う。聞いた方が徳やのにねぇ。
あと、間違えたときに、すぐ『いみふ~』といって問題を投げ出す人がいる。その人に言いたい。何で間違えてしまったのか振り返った?「間違い」はちゃんとしたわかった!につながるチャンスやねんで。もったいない。
学び合いの目的はなんや?
頼ることが目的なんじゃないんやで?
困ったときに知恵を借りて、自分の力にしていく。最後は自分で目の前の問題を解決できるようになる。一緒にやることがゴールじゃないねん。
あの人わかってるけど、普段あまり話しないからなぁ~。ってしり込みしてたらあかん。震災が起きたらそんなこと言うてられへん。困ったときは知らない人と相談したり、協力したりして乗り越えていかなあかんねん。
なんか、適当にやって終わらせよ~ってなってない?先生は今の君たちが『学び合い』をやっているとは言いたくない。
今のままやと、自分のためにみんなのために『がんばっているふり』をするクラスになるで。
ここまで叱咤激励する語りははじめて。
2学期末。勝負です。
通勤読書のあれこれ④
今日はこれ。
- 作者: 栗原類
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2016/10/06
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