空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

GTDにチャレンジ②〜タスクの時間管理〜

 

GTDへのチャレンジ②です。

今回のテーマは「タスクの時間管理」です。

 

GTDの前回のエントリーはこちら

metch96.hatenablog.com

 

 まずは、授業の単元構想を練るといった大きなタスクを行動可能なレベルに分けました。※以後、大きなタスクは【プロジェクト】と呼びます。

プロジェクト名【社会 単元計画表作成】一番下が最初のタスクです。

 f:id:metch96:20180107224456j:plain

 その後の流れです。

 ・プロジェクトを行動可能なレベルに分ける。

・各タスクにかかる時間を見積もる。

・空いている時間に各タスクをあてはめていく。

(このときに実際にかかった時間を記録しておくと良いでしょう)

 

 タスクの時間を見積もり、自分が自由に使える時間に適切に当てはめていきます。ここで時間の見通しが甘ければ、持ち時間を超えてしまい・・・結果的に残業になるという悲しい結果に。

 

今まではずっとそうでした。

頭の中で仕事を整理しながら、おおよそでやってましたから。

 

タスクごとの時間の把握。

これ、とても大事。なんですが、難しい・・・。

と悲観しても仕方ないので、何度もチャレンジして、次のような状態を目指します。

 

①プロジェクトを達成するために必要なタスクの種類が分かるようになる。

②それぞれのタスクにかかる時間を正確に把握している。

 

 これらのことが当たり前にできるようになれば、同じプロジェクトをするときも、前回と同じ流れで進めれば仕事が終わるようになります。いちいち「すること」を考えなくても済むからです。これがGTDの真骨頂。タスクをデータベース化できることの強みです。特に、教師の場合、授業の単元構想は繰り返しの仕事になるので、「こうすれば終わる!」といった流れをつかむことは効率的な働き方への近道になるはずです。

 また、プロジェクトの中には15分程度のタスクもあるため、一日がかりで時間を充てる必要はなくなります。なので、空いている時間を有効活用しながら、他のプロジェクトと同時並行で仕事を進めることも可能になります。


さらに、GTDを通して培える力として期待しているのがこの2つ。

 

・単元レベルの計画的な設計の習慣化

・効率的な授業デザイン

 

『学び合い』の授業設計は慣れるまで時間がかかります。例えば、学習指導要領の精読。これ、2回読まないと内容を整理することができませんでした。(涙) つまり、今のぼくのレベルでは、【学習指導要領の精読①】【学習指導要領の精読②】とタスクを2回に分けて繰り返さないと、内容が入ってこないのです。これもGDTでタスクの管理をしているからこそ分かること。いかに速く、どうすれば深みのある授業をデザインできるのか、GDTを通して、自分の思考のレールをしっかり作っていきたいと思います。


じゃないと、授業も全力で、かつ5時に帰るのなんて無理ですもん。

 

次回のテーマは、GTDで実際に取り組んだタスクについて報告します。

おやすみなさい。

嬉しいことがありました。

先日ある方から、Facebookにて友達申請が来ました。

面識のある方ではないのですが、共通点は『学び合い』。

ぼくのブログをお読みになり、興味をもってくださったそうです。さらに嬉しいことに、ブログの読者にもなっていただきました。こういうことがあると、とても励みになりますよね。あー、自分の記事がだれかの心を打つことがあるんだって。ブログで発信し続ける価値と喜びを再確認できました。

 

さて、自分の中で確認しておきたいこと・・・それは、今年度のブログの在り方です。

 

最大の目的は、このブログを通して、

『学び合い』に関心を持つ方とつながっていくこと。そして、その輪が広がり、『学び合い』の考え方ってすてきじゃない!やってみよう!と思われる方を増やしていくこと(今後、多少表現は変わるかもしれませんが、今でてきた思いはこれ)

 

ただ発信することは『学び合い』のことだけにならないようにします。働き方や育児、その他いろんな出来事を記事にして、『学び合い』にチャレンジしている「わたし」ってどういう人間なのか、どんなことで喜び、悩み、葛藤しているのか。そんなところにも触れていける内容を書いていきます。

 

『学び合い』はその人となりがよくでるんじゃないかなぁ。泥臭くて、人間味ある実践です。何が起きるか分からないし(笑)予定調和なんてない。

 

おっと、話がそれました。

 

今後も七転び八起きをよろしくお願いします。

『学び合い』VS信頼ベースではないんです。

昨年度、『学び合い』がなかなかうまくいかず、『学び合い』がいいのか、それとも信頼ベースの学級ファシリテーションがいいのかと揺れた時期がありました。確か11月~12月にかけてだったと思います。何を今更と言いたくなりますが、昨晩信頼ベースの本を再読していたら、頭の中はその当時のことでモヤモヤ(笑)

 

よくわかる学級ファシリテーション?―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる)

よくわかる学級ファシリテーション?―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる)

 

 

  なので、当時はどんなことを考えていたのだろうと頭の中のイメージを紙に書いてみました。昨年度はきっとこんな感じだったと思います。

 

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『学び合い』と信頼ベースの学級ファシリテーションは似ているけど、どこか違う。

重なる部分はあるけど、別のものだよね?という考え方でした。だから、どちらの考え方が良いのかという二項対立が始まってしまったのだと思います。苫野さんがおっしゃっている問いのマジックです。どちらが正しいのか!?で考えてはいけなかったんですよね。

 

しかも、『学び合い』と「信頼ベース」です。ファシリテーションという言葉がない・・・。そいうことだったのか。

 

では今のイメージというと・・・

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 『学び合い』と学級ファシリテーションをかけ合わせるというよりも、『学び合い』での教師の在り方にはファシリテーションの技が内包されているという感覚が今はあります。いや、内包まではいかないか・・・ちょっと違うところもあるから。でも昨年度とは違う。ただ、『学び合い』の円がでかくなりすぎけど・・・今の関心ごとに比例してるということで苦笑

 

以下は信頼ベースで紹介されているファシリテーションの技です。

技1インストラクション(説明)           
技2クエスチョン(質問)
技3アセスメント(評価)
技4フォーメーション(隊形)
技5グラフィック&ソニフィケーション(可視化&可聴化)

よくわかる学級ファシリテーション① かかわりスキル編より

 

『学び合い』では、このように置き換えることができるかもしれません。重なる部分があると言えるんじゃないかな。

 

技1インストラクション(説明) ⇒語り・説明       

技3アセスメント(評価)    ⇒見取り

技4フォーメーション(隊形)  ⇒環境整備

技5グラフィック&ソニフィケーション(可視化&可聴化)⇒可視化

 

 信頼ベースの学級ファシリテーションで提案されていることは、幸せな子ども時代を実現するために教師も子どももファシリテーターになろうというものです。そのために、ファシリテーションの技を教師も子どもたちも学んでいく。ファシリテーションは練習すればするほどうまくなると言われているように、ファシリテーターは技の集合体。『学び合い』の考え方をより具現化していくためには、ファシリテーションの技はとても生きてきます。

 

 ぼくは『学び合い』と信頼ベースの二項対立で考えていました。ではなく、どちらの考え方も素敵だし、ファシリテーションのスキルは『学び合い』をする上では欠かせないものだと今は思っています。まぁ、『学び合い』だけでいくと、ぼくは強権的な態度をとってしまう壁があるので、冷静さを保つためにも学級ファシリテーションの技は欠かせないでしょう。ファシリテーターのかかわりスキル10か条は何度も読み返し、日々の在り方をセルフチェックしていくのもいいかも。

 

 良かった。昨年度のモヤモヤが少し晴れました(笑)

 

GTDにチャレンジ① タスクを細かくする編

前回のエントリーです。新年の目標について書きました。

metch96.hatenablog.com

 できる範囲(家族も自分もハッピーでいられる)で自分の実力を確実に伸ばしていく。

「行動範囲ができる限り小さく、かつ成長を最大化していけるスタイルの確立」

ができるか否かが今後の自分の成長を左右すると考えました。

 

そこでGTDです。

GTDとはGetting  Things Done を略したもので、【仕事を成し遂げる、つまり自分のタスクのプロジェクトを整理して管理する仕組み】のことです。

 

鍵を握るのは、この2つ。

【時間の使い方】

【タスクの管理】

 

自分1人の自由な時間は、息子が起きるまでの時間と寝かしつけてからの時間しかありません。例えば、朝の3時~5時30分。150分です。150分の使い方は、自分がどんなタスクを抱えていて、各タスクにどれだけの時間がかかるかを把握しておかなければいけません。

 

そこで、参考にしたのが以下の本。

岡野純さんの本はGTDの専門用語を簡単な言葉に置き換えてくれているので、とても分かりやすいです。おすすめですよ。

 

 

本書の項目は大きく分けて6つ。

①タスクを集める
②タスクを処理する
③タスクを整理する
④タスクを実行する
⑤タスクを記録する
⑥タスクを活かす

 

今回紹介するのは、

「②タスクを処理する」で書かれていたこまかく砕くについて。

分かりやすく言うと【1つのタスクを細かなタスクに分ける】ということです。

例えば、算数の単元計画表を作成するって大きなタスクですよね。やらなきゃいけないけど、正直気が重い(笑)でも、行動可能なレベルにタスクを分解してやれば、面倒なタスクも取り組みやすくなります。こんな感じです。

まだまだ細かく分けられそうですが、徐々に修正していきます。

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なお、アプリは本書でも推薦されていたNozbeを使っています。

Nozbe: 生産的なチーム

Nozbe: 生産的なチーム

  • Nozbe.com
  • ビジネス
  • 無料

 

試行錯誤しながらのチャレンジですが、前よりかはうまく時間を使えそう。家族第一に、仕事も自分の成長も大切にするためのチャレンジです。

 

今日はここまで!

 

次回のテーマは【タスクの記録をとる】です。

『学び合い』は歴史から学べる

昨年Twitterでも書いたんですけど、

 『学び合い』の実践者は、皆同じ壁にぶつかるのかもしれない。レールに乗ってるかのごとく。ただ、他の実践と違うところは、その失敗に対する改善方法が、膨大な研究により蓄積されているということ。本の悩みに対する答えが書かれているということ。今更ながらすごいと思う。

 

歴史は繰り返すという言葉があります。『学び合い』も先人の失敗から学ぶことができるんです。それが数多くの本にまとめられています。

 

最近読んで、大いに共感した本がこちら。

 

私は『学び合い』にこれで失敗し、これで乗り越えました。

私は『学び合い』にこれで失敗し、これで乗り越えました。

 

 

実はこの本、一度読んだことあったんですけど、全ページに目を通したら売っちゃいました笑

 

昨年の9月から『学び合い』に再チャレンジして、「まとめをした方がいいのでは」と悩み、、、しかもこの悩みは一昨年もあったこと。同じ失敗を繰り返していたんですね。

 

そのことをツイートすると、西川先生から上記の本を読むように勧められ、再購入笑

 

1回目読んだときは「あー、なるほど、こんな失敗が予想されるんだ。想像できるよ」程度だったんですけど、もう一度読むと全くと言っていいほど得られる感覚が違うんです。具体的にいうと、1回目と共感する部分が違うかったり、線を引く場所が変わっていたりといった感じです。再読する良さですよね。

 

例えば、第3章 深山智美さんの実践から

「一人も見捨てない」という言葉をそのまま使ってもわかりにくいので、その言葉を行動として教師が見せることから始めます。その言動一致の姿を授業以外の時間でも常に行うことがとても重要です。それを切り離すと矛盾してしまうので、理解がとても遅くなったり、違和感から不信感を募らせたりすることになります。教師の姿は、子どもの鏡なのです。言動と行動を一致させることで理解の一助となり、一斉授業から離れ『学び合い』の授業ができるようになります。加えて、教師が今の『学び合い』に満足せずに常にその様子を振り返って集団と個別の見取りをバランスよく継続することでしょう。教師が『学び合い』の結果に満足してそれ以上の見取りを怠れば、あのクレームを受けたようなしっぺ返しがあります。集団の見取りの継続は、『学び合い』をする上では必須だと考えています。

 

見取りとは『学び合い』の時間に、子どもたちの様子を観察して、今こんな状態だよと可視化すること。簡単に言えば、良いことを褒めたり、いまいちなところは「〇〇さんが困っているけど、このことについて教えられる人はたくさんいるよねー」と遠回しに伝えたりといった具合です。最後の説教も含まれるでしょう。

 

私も、12月ごろある程度集団が成熟し、ただぼーっと眺めているだけでも授業が成立するようになってきたときがあったのですが、しばらくするとまた上手く流れなくなってしまったことがありました。原因ははっきりしています。私がさぼっていたんです。極端にほめる回数が少なくなっていたんですね。

 

そんなとき、深山さんのお話を読んで、すぐ我に返りました。

この本は、よーくできています。『学び合い』の実践者なら、一度は皆通る道がまとめられている。そして『学び合い』を実践するなら、この本はずっと手元に置いておいたほうがいい。

 

失敗を経験せずに読むのと、失敗してから読むのでは、自分の腹に落ちる感覚に雲泥の差があるからです。だからこそ、いつでも手に届く場所にあったほうがいい。

 

自分の経験と重ねながら読むと、この本は大いに力を発揮します。そう思える一冊です。

 

おっと時間の30分!それではまた明日。

 

新年の目標は「淡々と、ちょいと背伸びして自分事を深める」

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

さてさて、新年を迎えてから、ちょろっと昨年のことを振り返り、家庭も仕事にも大きな影響を与える2つの課題を見つけました。

 

①周りと比較して焦る

②情報収集が多い。

 

1つ目の「周りと比較して焦る」

これは単純に周りの人たちにジェラシーを感じていたということです笑 

SNSで周りの先生方が「あれこれのセミナーに参加した」「読書会を企画する」「~の勉強会を有志の仲間と・・」などの発信を見るたびに、その方々を羨む自分がいたんですね。

「時間がたっぷりあっていいなぁ」って。もちろん、その方々もいろいろな工夫をされて時間を捻出し、アイデアを実行するチャンスを作っているんだ。という影の努力があることも忘れておりません。でも、「自分は・・・」と卑屈になっていたんです。息子の時間も大切にしたいし、家事だってしなければ・・・となると、本を読む時間さえも作れない。やっと休憩時間だと思えば、息子が泣き出す。イライラする始末です。あー良くない。なんとかしなければ・・・という感じでした。

 

2つ目、「情報収集が多い」

これは積読の本がたまってしまったことで実感しました。

買ったのに読んでない本は約10冊。ブログでおすすめの本をみれば、Amazonでぽちっと買うのですが、まぁ全て読むわけではない。春休みに買ったのに、夏休みでもまだきれいなまま、ということも少なくありませんでした。それが嫌で急いで読むも、内容があまり入ってこないという悪循環。原因は育児の割合が多くなってきて、単純に読む時間を作れなかったから。独身や夫婦二人のときのようにはいかないのです。

 

さて、話題は変わり、今回のテーマである新年の目標について!

 

「淡々と、ちょいと背伸びして自分事を深める」

 

もうね、周りはどうでもいい。

言い方が良くないですね笑 励みにはするけど、気にしないってことです。割り切りました。だって使える時間が限られているんですから。できる範囲で、自分の実力を確実に伸ばしていく。大切なのは、この「できる範囲」というのが具体的にどのようなものなのかをきちんと把握しておくことです。「できる範囲」であるか否かの条件は、僕の場合、家庭や仕事、自分の体調に影響を与えない程度であることが条件です。

 

具体的には「行動範囲ができる限り小さく、かつ成長を最大化していけるスタイル」を確立することかな。

 

今回は考えている方法を3つ紹介します。

 

①本は読んでから買う。それも2冊まで。

すみません。とても単純な方法で笑

これまでは読んでもないのに、5冊以上買うのが当たり前でした。買うこと=成長!みたいな勘違いやろうになっていたんですきっと。だから、読んでない本はすべてバリューブックスさんに売ります。もの減らします。

(スキル系はすぐ消化できるので冊数に含みません。緊急を要するときもあるので)

 

②読む本を絞って、繰り返し再読する。

再読で得られるものを大事にしたい。本の中身を体にしみこませたい。

しばらくはこの4冊をくるくる回しながら、3学期の準備を進めています。

 

ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方

ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方

 

 

クラスがうまくいく! 『学び合い』ステップアップ

クラスがうまくいく! 『学び合い』ステップアップ

 

 

『学び合い』で「気になる子」のいるクラスがうまくいく!

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探究する力

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GTDにチャレンジ。

これについてはまたおいおい。

 

おっとブログ作成締め切り時間の30分を過ぎました。

また続きは明日です。

 

最後に、「ようこそ、一人ひとりをいかす教室へ」の第9章でとっても共感した文章があったので、ご紹介します。まさにぼくの新年のテーマとぴったり重なりました。

 

ゆっくり確実に成長する

少しのことを、確実にうまくやれた方がよいのです。自分の目標を設定し、それにこだわります。でも妥当な目標であることを確認してください。生徒と同じように、教師も適度にチャレンジした時にこそ一番成長します。条件が揃うまで待ったり、自分の準備ができるまで待ったりすることは、成長ではなく無気力を生み出すだけです。一方で、よく考える前にたくさんのことに手を出してしまうことは、失敗や挫折をもたらすだけです。小さくても確実に始めることが成功をもたらします。

 

では今年もぼちぼちやっていきましょう。おやすみなさい!

「弱点」を克服しよう〜タスクマネジメント〜

毎日ブログ更新が目標だったのに、忙しさに負けてしまった。

仕切り直します。

 

さて、2学期を振り返って、考えてみた自分の課題は・・・

 

『タスクマネジメント」』

 

これに尽きます。

 要は仕事が遅いのです。


今年は自分なりに授業準備も丁寧に進めました。単元自由進度の『学び合い』が始まったことにより、これまで以上に教材研究に時間がかかるようになってきました。

 

となると、まだまだ経験が浅い私は、他のところにそのしわ寄せが来るんです。

成績などの事務仕事、卒業文集などの学年の仕事などなど。もうギリギリ。


結局、学級の方にも余裕のなさは影響してくるんですやね。帰る時間も遅くなったり、土日に少し仕事の時間を頂いたり、家庭にも影響が出てしまう。


これはぼく望むところではない。

『学び合い』をやっている意味がなくなってくる。


早く帰ったとしても、行き当たりばったりの生活でプラスαの学習もできない。 


これが現実。

ぼくが変化していかないと、、、

多分それなりで終わってしまう。

 

ということで、

この冬休みの課題は

「自分のやりたいこと、すべきこと、できること」を整理し、「時間を生み出す」ためのスキルを学ぶこと。


『タスクマネジメント』です。


読んでる本と参考にしているブログはこちら。


 

 Toodledo「超」タスク管理術

Toodledo「超」タスク管理術


どちらも、

aosenさんの「先生の働き方Design研究所」で知りました。とても役立っています。

http://aosenn.hatenablog.com/entry/2017/12/28/060614

 


 

全員達成って難しいよね。

社会の単元自由進度『学び合い』の最終課題はレポートでした。


全員が単元の最後にレポートを出せること。

これが全員の達成すべき課題だったのですが、、、



レポート提出は31人中20人。


全員達成ならず。


プロジェクトアドベンチャー(PA)のDREAMS COME TRUEめあては、全員の紙飛行機が希望の箱にたどり着くこと。


あと1つ、箱に入れば目標達成ということころで時間切れ。


途中で言い合いも起きたけど、もちろん仲介に入らず。任せる。

またしても全員達成はなりませんでした。


最後の語りはシンプルに。


「2回目の挑戦だったけど、残念ながら全員は達成はできませんでした。あと1つでした。残念だったね。さて、質問します。自分は全員達成のために必死にやれた?周りはどうだった?全員必死だったかな?今日はいろんな工夫が見られたね。先生は君たちは前よりはいいチームになれてたと思う。でも、まだまだよくできるところはあるという感じだよね。先生は、君たちなら全員達成できると思うよ。次のチャレンジは3学期だね。次こそは達成しよう。君たちに期待しています。」


全員達成って中々難しい。


でも、僕は、この社会科のことやPAの経験が子どもたちにとって大きな上昇気流に

なると思うんだな。


振り返りジャーナルには思いがびっしり。


さぁ、次がんばろ。



いつでも聞いてね。待ってるよ!

懇談会でのエピソード。


単元自由進度の『学び合い』で、友達のサポートを得ながら、見事100点を取ったAさん。そのAさんの親御さんと今日は面談がありました。


Aさんは自分から話しかけるのがとても苦手で、自分から「ここ、分からへんのやけど」と言えるようになってたのは、つい最近のこと。これまでは1人でやることも多く、分からないことはそのままにしてきたこともあったそう‥。


テストの2日前。

そんなAさんに、『学び合い』を通してつながったBさんが電話をかけてきたそうです。


「明後日、テストやろ。分からないことはいつでも聞いていいからね。今日も待ってたんやで。声かけてくれるの。明日の算数はいいスタート切ろう。一緒に勉強しよね」


学校では伝えるタイミングがなく、どうしても伝えたかったから電話したとのことで、Aさんも親御さんも、この手の電話は初めてで驚いたそうですが、とても嬉しかったようです。


「『学び合い』のおかげで娘は仲間を作れた。これからも授業を通して、いろんな人と関わって、中学校に行って欲しいんです。」と期待を込めて語ってくださいました。


『学び合い』はドラマがある。

影響力すごい。


これまた、一斉授業にはない、『学び合い』ならではの良さなのかもしれません。


授業を通して、仲間が作れる。

ほんと素敵だなぁ。







友だちのことで喜べる!

今回の「順列・組み合わせ」の単元では、嬉しいことがありました。「一緒にやろう」と声をかけ、サポートした友だちが見事100点を取ったのです。サポートしてた子たちは大喜び。

ただ、その子は実を言うと内気な子で、周りに「教えてくれへん?」と言えるようになったのはつい最近のこと。
でも、気がつけば、4、5人とつながって学習するようになりました。

全員でかしこくなりたい!と『学び合い』の考えに強く共感するトップランナーたちが、そのつながりを作ってくれたんですね。

いやぁ、ほんと温かいなぁ。

こういうドラマが起きるところが、『学び合い』の良さなのではないでしょうか。