空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

ファシリテータートレーニング

まだ、試験を受けたことはないのですが、読めば読むほど発見があります。 ホワイトボード・ミーティング®検定試験公式テキストBasic3級 作者:ちょんせいこ ひとまち Amazon 今週は心新たに子どもたちとファシリテータートレーニングにチャレンジしました。テ…

百人一首ワークショップ①

「ずっとこのワークショップをやりたかった」「とても楽しかった」 作家の時間や読書家の時間以外のワークショップでこんな感想がでてきたのは初めてだった。2学期にチャレンジした社会科ワークショップでは、探究テーマを決められなかったり、何が大切な情…

学校の前提を疑ってみること

3学期になって、サークルタイムを月曜日と木曜日、金曜日の朝に最低でも週2回はするようになった。やっぱりボクはサークルタイムにもどってくる・・・なぜだろう。きっとサークルタイムに惹かれるものがあるんだよな。昨年は、サークルタイムをすることで1時…

メモ ワークショップと子どもたちの学び

・ライティングワークショップの本に書かれている通りやらなければ、書くワークショップとは言えないのか。そんなはずがない。そもそもワークショップとは何かを分かっていないだけでは?社会科ワークショップでも同じこと。 ・ワークショップとは何か?参加…

子どもたちを「みる」

明日から3学期がスタート。 これまでの中で1番落ち着いている感じ。 (寝る前だからそりゃそうか) 明日は天気がくずれるみたいだから、 早めに出勤していろいろ準備しよう。 落ち着いて子どもたちを迎えたい。 やることメモ □黒板メッセージ □配布物と回収物…

幹がしっかりしていれば、枝葉はついてくるはず。以上。 主体的・対話的で深い学びに導く 学習科学ガイドブック 作者:大島 純,千代西尾 祐司,益川 弘如,河﨑 美保,山口 悦司,大浦 弘樹,望月 俊男,北澤 武,大島 律子,河野 麻沙美,大﨑 理乃 北大路書房 Amazon

国語科を学び直す

今、国語科を学び直している。教員5年目(現在7年目)から、作家の時間や読書家の時間にチャレンジしてきた。その過程で浮き彫りになったことは、自分の教材研究不足だった。そのことが一番分かりやすかったのはワークショップのミニレッスンをつくるときだ。…

ファンタジーの共有と仲間意識

授業づくりネットワーク「個別最適な学び」をようやく読み終えることができた。 個別最適な学び 授業づくりネットワークNo.40 学事出版 Amazon 読んだ感想というと? 「個別最適化」や「個別最適な学び」という言葉はよく耳にしていたけれど、「結局、何をも…

探究の種は身近にある

ホワイトボード・ミーティング学校教育編に参加したときの気づきをメモ。 最近、話題の探究という言葉。「探究」というと、大きなテーマでなければならないという思考に陥りがち。でも、探究は自分の好きなことをとことん追究する会社活動と同じように、僕た…

聴いてくれる人がいるから話せる。

当たり前のこと。すごく当たり前のこと。この前、久しぶりにホワイトボードミーティングに参加して感じたこと。 まずは横山さんから探究のサイクルのレクチャーがあり、「私の探究していること」(多分こうだった?) というテーマで参加者同士の対話がスター…

4〜6冊目「非・バランス」「秘密の道をぬけて」「お江戸の百太郎」

4冊目 非・バランス (講談社文庫) 作者:魚住 直子 発売日: 2006/05/16 メディア: 文庫 誰しもが「何か」を抱えながら生きている。大学時代の自分を思い出した。何かに没頭することもなく、自分の物差しだけで付き合う人を選んでいた時期。アルバイト先で知り…

3冊目〜魔法のスリッパ〜

図書室で目に止まった一冊。 魔法のスリッパ 作者:ディック キング=スミス 発売日: 2003/03/01 メディア: 単行本 スリッパが大好きなスロゲットおじいさんがある日不思議なスリッパを手に入れる。それをはいてみると、力がみなぎり頭も冴え、オリンピック選…

2冊目〜海は見えるか 真山仁〜

「これ、かめにおすすめだよ」 復興支援団体で活動していたときのメンバーに何冊かおすすめの本を紹介してもらった。もう9年前だ。教員採用試験もあって全部は読めなかったけど、灰谷健次郎と真山仁の本が多かったことを覚えている。灰谷文学である天の瞳は…

1冊目〜タンポポ空き地のツキノワ〜

中学年向けの本を読むことにした。 今日の一冊。 タンポポ空地のツキノワ (あさのあつこコレクション) 作者:あさの あつこ 発売日: 2007/10/01 メディア: 単行本 あさのあつこさんの本はバッテリー以来。 少しずつ2人の距離が縮まっていく感じがなんかいいな…

「つい」したくなる学習の第一歩

学級活動の時間。先日の三連休に参加したファシリテーション国語で石川先生から教わった学習方法を追試した。「①聴写(ひらがなとローマ字で)②ローマ字短文作成⇒読み合い③「木」のつく漢字」の3つのメニューでひたすらホワイトボードに書いていく流れだ。…

子どもたちはあなたをどう見ているのか

「ボクが子どもたちをどう見ているかではなく、子どもたちがボクのことをどう思っているのか」アダンの会で話題になった。確かこの本からだったかな? 他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング) 作者:宇田川 元一 出版社/…

最近読んだ本①

ついに読みました。 鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:吾峠呼世晴 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/06/17 メディア: Kindle版 子どもたちが給食中に「かけてかけて!きめつの歌」と言っていた歌。何の歌か年明けまで分かりませんでした。…

理想と現実

寝かしつけでまた寝落ちしてしまった。中途半端な睡眠で寝れない。息子が年末から体調を崩していて、寝かしつけに時間がかかっている。夜は咳も出やすいようで本人は辛そう。お昼は元気なんだけど。ぐっすり寝れるようにと背中をさする。気がつくと自分も意…

教育論文を読む

教育論文を読む 質問づくりの研究論文や東京書籍教育賞の論文を読みこんでいる。まず、論文は分かりやすい。構成がはっきりしているし、かつ内容が重厚。実践をよりよくしていくためには記録と評価、振り返りが欠かせないと痛感する。無闇やたらに「〜な実践…

教室リフォームの今ここ

教室リフォームレイアウトコンテストから、はや2ヶ月。教室の机はアイランド型とスクール型を授業に合わせて使い分け、基本の形はスクール型に落ち着きました。(ぼくはスペース確保のためにアイランド型にしたいのだけど・・・子どもたちの多くはスクール型…

気づいていない

テストのチャンスは一度きり。その一度の点数の積み重ねで学期末の成績は決まる。6年間ずっと同じ方法で、一度きりのチャンスでつけられた成績(5段階)が渡される。ある先生はいう。「通知表の評価があなたの全てを表しているわけではない。そのことはわか…

あり方本が流行る時代!?

今後は教員のあり方本が売れていくのでしょうか。風の噂で教員のあり方を集めた本を出版する話があると聞きました。こんな風に生きてきました。だからこんなビジョンを持って…というのは素敵だと思う。教員の自己啓発本といったらいいのかな?けど、ボクは何…

放す「学び合い」へ

今年の秋から力を入れて取り組んでいる新聞づくりの実践は、書く技術を向上させることが目的ではなくて(実は二の次で)「くり返せば、学び合えば、誰だって成長できる」そのことを伝えるための手段なんだ。書くって変化が分かりやすい。何回か本を読んではい…

1日の振り返りをサークルで

今日の振り返りはジャーナルではなく、サークルで話す振り返りを試みた。ちなみに金曜日の最後をサークルで過ごすのは初めてだ。ペアトークは「今週のハピサナというと?」その後は自由発言で全体共有へ。嬉しかったこと、休み時間を楽しく過ごせたこと、友…

新しいステージに入ったと思いきや…

「わかる」と「できる」の間は遠い。子どもたちも教師たちもそうだけど、「やってみた」ことを「できる」に書き換えてしまう人は少なくないように感じる。「できる」ってのは自分1人の力でなし得る力を得た時。友だちや先生に教えてもらいながらは、まだ「や…

サークルタイムとクラス会議

サークルタイムとクラス会議は似ているようでちがうと思う。前者は「自然な対話のプロセスを育む」時間のイメージ。後者は問題解決を目的とする構成的な場のイメージ。あくまでイメージで、分けて考えるものではないと思っている。サークルタイムで起きるこ…

正論に隠れるものとなんとなく

集中力が切れがちなときは、子どもたちに原因があると考えるんじゃなくて、前後の文脈や今ここが与える影響を考えてみるといい。 「私語をするということは、友だちが集中できなくても構いませんって言ってるのと同じ。自分の都合だけだ」そんな真っ当な語り…

真っ白な紙とえんぴつと、それから。

伝えたい言葉を自分の言葉で届ける。誰かから借りるのではなく、いや借りたものではなく、自分の言葉として届けるために。何が必要か。 そんな時は真っ白な紙と一本のえんぴつを。分からなくなったら調べる、誰かに聞く、その前に。手を動かす。頭を動かす。…

自立学習がスタート!

10月より、オランダイエナプラン校にならい子どもたちが学習内容を選択する「自立学習」に取り組んでいます。学習内容は「必ずやる学習」と「やりたい学習」に分かれていて、前者は漢字ドリル練習や漢字テスト、計算ドリル、社会の新聞づくり、文章読解、後…

気づくタイミングまでも自分のレールに乗せていた。

振り返りから決めた行動方針が、翌日に変わることがある。その日の自分の状態や子どもたちの表情、クラスの雰囲気や場の流れなど。いろんな要素が自分の刺激となって、前日にじーっくりと考えたことが180度変わってしまう。今年はそれが多い。昨年までの自分…