空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

自分らしく歩め

とある出来事が家族にふりかかり、仕事どころじゃなくなった。そのときふと我に返った。ボクはボクらしくやろうと。あこがれの誰かを目指すのではなく、「ボク」で歩こうと。 今日の朝子どもたちに話をした。いいか悪いかはさておき、先週はずっと様子を見て…

大地の会の代表を降りました。

『学び合い』大地の会の代表を降りることになりました。理由は、ボク自身が『学び合い』実践へのチャレンジと発信をしばらく控えようと思っているからです。改めて、1つのことを信念をもって続ける方には「覚悟」あるのだと身にしみて感じています。今後は事…

にじみ出てくる言葉や態度はあなたのあり方そのもの

その方の一言や態度が場を安心させ、話し合いを促進していく。まるでファシリテーターのよう。言葉や態度に、その人の生き方、あり方そのものが滲み出る。時にリーダーシップの服もさらっと着て、ぐいっと引っ張ることができるのだろうなぁ。そんなことを感…

あれま!全く頭に入ってこない…はなぜ。

学年が決まったのでね、本屋さんによって手に取り目を通してみた。1年の流れが分かるシリーズをね。 それが…全く内容が入ってこない。 無気力にも近い状態…(こりゃ不味い!?) 有名な実践家がとてもためになることを書いている。自分の知らないことも結構あ…

児童書をぼちぼちそろえています。

最近読んだ本。 マチルダは小さな大天才 (ロアルド・ダールコレクション 16) 作者: ロアルドダール,クェンティンブレイク,Roald Dahl,Quentin Blake,宮下嶺夫 出版社/メーカー: 評論社 発売日: 2005/10/01 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 38回 この商…

体験的な学びって大切だよね。

体験的に学ぶってとても大切。数年前、ひとまちのセミナーで甲斐崎先生の学び合いの授業を体験した。その時に感じたことは、「聞くってドキドキする」ってこと。周りは知らない人ばかりだったので、その環境も影響していたかもしれません。やはり「わからな…

学校って何のためにあるのさ

『学び合い』には学校観・子ども観・授業観がある。これまではその考え方を頼りに教育を語っていたけど、その言葉を引用してではなく、今自分の心にある言葉で語っていきたい。あ、学校教育をね。 学校って何のためにあるのでしょう?と考えたら、「幸せの感…

〇〇がなくても生きていける

〇〇がなくても生きていける。 あなたならここにどんな言葉を入れますか? ぼくなら何をいれるかなぁ。そうそう、先日watcha Nagoyaが開催されたそうだね。Twitterのタイムラインを眺めると、盛会の様子が伝わってきた。「みんな積極的に学んでいるなぁ」て、…

『学び合い』や実践記録の話〜SNSへの実践投稿は辞めます〜

ここ最近「『学び合い』を辞めたんですか?」とDMでよく聞かれます。なんと言えばいいかなぁ。これまでは手元に置いてあったんだけど、今後は胸に閉まって置こうと思ってるんです。僕にとって、とても大切なもの。そこに変わりはない。だからこそ大切に閉ま…

あははは!薄っ!!

[辞めたわけではないです] Kindle本の出版に向けて原稿を書いている。書くことで気づいた。自分の積み重ねや引き出しの少なさに。書けば書くほどに「なんと薄っぺらい実践内容!」と感じる。研究には程遠く、日々の実践を振り返り、紀要ような構成でまとめた…

『学び合い』が個々の学習ペースを大切にしていない実践と言われて、考えたこと

先日、ある投稿を見て感じたこと。 『学び合い』では、できていない子にできている子がサポートにいく場面が見られます。そのサポートはゆっくり考えたい子にとって、いらぬ御節介だという意見を頂戴することもあります。昨年は『学び合い』を続ける過程で、…

1・2年目にチャレンジした「信頼ベース」の実践で、僕が見落としていた大切なこと。

2年ぶりの再読・・・ 今日職員室で、岩瀬さんの本を再読した。 職場にずっと置いてあって、たまたま目にとまったんだ。 よくわかる学級ファシリテーション?―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる) 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ 出版社/メーカー: …

景色を限定する

「あの坂道」を登るのをやめて足元を見つめてみる。これまでの足跡をたどってみる。自分の目に入ってくる景色も限定しようと思う。しばらく。 行きつけの美容師さんと断捨離について話題になった。西野さんのオンラインサロンにも入っている方で、個人の信用…

ニュートラルで見渡す

ある出来事がぼくの在り方に急ブレーキをかけた。そこで決めたん だ。一旦高速道路を降りて、しばらくニュートラルで周りを見渡そうと。 実は薄々気づいていた。ただ前を向きながら「あの坂道」を登っていたことに。振り返ってみると、 道中にあるきれいな花…

『学び合い』の語りを「一方的な語り」から「共感できる語り」に変えるために必要なこと

昨日、以下のエントリーを書きました。 metch96.hatenablog.com 今日も上記の内容の続きを書いていきます。 テーマは「『学び合い』の語りを「共感できる語り」に変えるために必要なこと」 結論から言うと、「『学び合い』は簡単じゃない。と心から思えてい…

全員達成(1人も見捨てない)の願いに「反発する」子がいたとき

先日のtweetを見て 2年前の過ち 「反発する」子たちへの向き合い方 先日のtweetを見て とある『学び合い』実践者のtweet。最後の語りで「全員達成(自分も含めて)に向けて動かない子たちがいたのに、何も指摘しなかいのは見捨ててることにならないか?」と…

下書きばかり

ブログを更新したい。しかし、下書きばかりがたまる。書きたい内容はたくさん思いついているのに、簡単に表に出したくないのか、加筆修正ばかりだ。本を読みふけり、頭に浮かんだ問いやひらめき、反論をメモする。その後、関連のある記事に追記する。その繰…

子どもたちの対話を覗く〜「1aは100㎡やろ?」

C1「俺、説明できるで!」 T「お!!先生にやってみてよ」 C1「まずなぁ、10m×20m=200㎡やろ。でもこのクラスメイトは答えを200aって言ってるやん。これはおかしいねん」 T「というと?」 C1「答えは2aやねん。どう?あってるやろ?」 C2…

僕のやり方は、誠実なようで誠実じゃなかった。

Twitterで「ブログの製本をお譲りします。」という趣旨のツイートをした。本音を言うとDMは「そこまで」こないと思っていた。(この考えがそもそも良くなかった)しかし、蓋を開けてみると20名以上の方からメッセージが届いていた。有難かったけど申し訳なかっ…

分からなくなってしまった

私には憧れの先生がいる。 ここ最近感じるようになったのだが、その方のブログに書かれている内容が分からなくなってしまった。 何度読み返しても分からない。 いや、読みきる前に諦めてしまうのだ。 きっと大分と離れた場所にいらっしゃる。同じ視座で物事…

始動!Kindle本出版に向けて

樋口万太郎さんからのお誘いで、『学び合い』をテーマにKindle本出版に挑戦することになりました。(田中光夫さんのエールもとても勇気づけられたました。ありがとうございます。) 個人的に『学び合い』×算数の課題について書く予定でいましたが、これを機に…

『学び合い』の語りを探る③

『学び合い』の語りは「1人も見捨てないを実践できたか」を確認する時間。実践者によって例え方はそれぞれでしょうが、本筋はずれてはいけません。やはり「1人も見捨てず、全員達成を目指せたか」に尽きます。特に1時間で全員達成を目指す『学び合い』のと…

個に寄り添う『カンファランス』

1時間ごとの『学び合い』を経て、単元自由進度学習へと進んだクラス。教科書の基礎学習が終わり、テストまであと3時間。これまでの学習を振り返り、自分に必要な学習を進める時間です。この時間に差し掛かる手前で、単元計画表の振り返りをもとにした個別…

『学び合い』の語りを探る②

『学び合い』実践者の中には「全員達成まであとちょっとやったなぁ〜。明日は期待している。君たちなら大丈夫や!がんばろな!」という精神論的な語り「だけ」をくりかえして、集団が育たないパターンは多いにあると思う。先生がポジティブであればあるほど…

『学び合い』の語りを探る

『学び合い』実践者の中には「全員達成まであとちょっとやったなぁ〜。明日は期待している。君たちなら大丈夫や!がんばろな!」という精神論的な語り「だけ」をくりかえして、集団が育たないパターンに陥る方がいる。教師がポジティブであればあるほど、そ…

教科書のワークシート集って便利!

教科書は東京書籍。ワークシート集に発展問題編というページがあります。 そこにこんな課題が! 資料がすでに提示されているので、めあては統計的な見方による分析でしょうか。記録のみから資料を作成し、選手を選ぶという流れも悪くないですが、これはかな…

自由な学びが欲しい

算数の単元も残すところ、「資料の調べた方」と「量の単位のしくみ」のみとなりました。それ以降は通年これまでに習った復習期間。30日ほどの日数です。これを教科書を順通り、全て復習に捧げるのはあまりにも単調すぎてもったいない。 「教科書にとらわれ…

ゆるい授業はやめよう

単元自由進度の段階に進んだとき。 協同的な学びの文化が広がってきたとき。 雰囲気が緩くなることがあります。 別の言葉を借りれば、和気あいあいでしょうか、だらっとした雰囲気でしょうか。 試行錯誤を楽しむ学びから生まれる会話と馴れ合いの学びから生…

国語×協同学習の研究日記①「スタート!」

私の最大の弱点は国語!(副教科は・・・棚において) 『学び合い』の実践でも国語はあまりイメージがわかず、その場だけを取り繕った協同的な学習や角っこをかじったようなRW・WWしかしてきませんでした。さすがにこのままの力で教師を続けていくのはあまり…

他者の思考に乗っかってるだけ

先生とはどのような人なのでしょう? twitterでそのような呟きを見て、思い出したことがあります。 学生のときに、「先生とは?」テーマを自問自答したときがあります。きっかけは、先生(教師)としてのあり方に迷いを持ち、思考錯誤している方のお話を聞いた…