七転び八起き

信頼ベースと『学び合い』の考え方をもとにしたクラス運営をしています。

僕が就労支援業界で働いた理由 その②

①2012年3月 教員免許取得
佛教大学の最終課題が終わり、 小学校教員免許を取得することができました。
教員採用試験を受けていなかった僕は、4月から講師として働くか、それ以外の道に進むか迷っていました。それ以外の道というのは、海外に語学留学に行ったり、東北の教育支援に携わったりなど、いろいろなことを思い描いてたんです。すぐ教育現場で出て教員として働くことに違和感というか、すぐ現場に行くのはもったいないと感じていた自分がいました。

進路を迷っている最中、ある出来事が僕の就職・就労問題への思いを強くしました。

小学校時代の友人が亡くなったのです。
事情は詳しく述べられませんが、理由は「仕事」でした。

小中高と教育を受け、大学を卒業しても、
何十社、何百社と採用面接を受けたにも関わらず、仕事が決まらない。

「就職活動を理由に自殺する若者が増えている」
「就職できず、奨学金が返せない。」
ブラック企業でつぶされる。」
「面接に行くための、交通費や宿泊代を稼ぐために、毎日アルバイトに入っている」

当時のテレビニュースは就職や就労に苦しむ学生や社会人の特集ばかりでした。


仕事に就くことってもっと「幸せ」なことじゃないのか。
人生って結局仕事次第で決まってしまうのか。
教育がいくら充実してても、社会人のステージに上がるとき、上がったときのサポートがなくてはこれからの社会は成り立っていかないのか。それってとってもしんどいやん。

『何度でもやり直せる社会にしたいなぁ』

まだ世間のことを知らない未熟者ながらに、そんな思いを持つようになりました。


NPO法人 育て上げネットとの出会い

その最中、一冊の本と出会うことになります。

若者の就労支援団体「NPO法人育て上げネット」を知ったのは、この本がきっかけでした。
www.sodateage.net

若者が将来に希望を抱くとき、日本社会もまた未来に希望を垣間見ます。 若者が将来に希望を抱けないなら、その社会に未来を見出すことはできません。
勉強することに、働くことに、自らの将来に希望が抱けない若者が日本には たくさんいます。また、勉強したい、働きたい、自らの未来に踏み出したいけれど 複雑で、複合的な課題を抱えているがために、身動きが取れなくなっている 若者がたくさんいます。私たちは、すべての若者が社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会を目指しています。そして、 すべての若者が将来に希望を持てる社会を創造します。
    NPO法人「育て上げ」ネット 理事長 工藤啓

当団体の理事長である工藤さんの
この言葉に共感し、

直感でした。

『ここで働きたい!』と強く思ったんです。

また『実際に就労支援に関わり、若者が何でつまずいて、ニートやひきこもりになったのか、その原因を知ることができれば、子どもたちが大きくなる前の小学校の段階で、何かしら手を打てるかもしれない』 浅はかでしたが、このような思いを抱きました。

しかし、ネットを見ると求人案内は出ておらず。
求人がないことにはなぁと、半ば諦めつつTwitterで育て上げネットと工藤さんをフォローし、就労支援業界の情報を集めることにしました。 

Twitterから就職活動
4月からの進路をどうするか、いろいろな方向性を模索していました。知人の紹介でオーストラリアの日本語学校で働くお話もいただき、その説明会に参加した帰り道のことです。

ぼーっとTwitterを見ていると、
大阪市エリアで職員募集」
育て上げネットの求人案内がツイートされていました。採用枠1名。

『きた!』
『キャリアコンサルタント資格や経験者優遇ってあるけど、駄目でもともと。このチャンスを逃したら後悔する』

勢いで、志望動機を書き上げました。

『私は最終的に小学校の教員になるつもりでいます。これからを担う子どもたちが、社会的所属を獲得できるように、若者が何をきっかけにニートやひきこもりになったのか、実際に支援を通して知り、教育現場に出たときに教育実践へ還元していきたい。そのために御社で働きたいんです』

志望動機の文章にしては、大分と生意気な内容だったと思います。ですが、なぜ就労支援に関心を持ったのか、この気持ちは正直に伝えるべきだと考えていました。

結果は常勤職員として採用。
2013年4月から約1年半、就労支援の世界で働くことになりました。

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ここまで読んで頂いた方、ご拝読ありがとうございます。リクエストしてくれた後輩に、少しでもためになればと思い、正直にできるだけ詳細に書き記したつもりです。

さて、進路を決める、道を切り開いていく上で大切なことって何なのでしょうか。
僕は以下の点を大切にしてきました。

①人のアドバイスを素直に聞き入れる。『素直さ』
※僕の場合は、フィットネスクラブで知り合った小 学校教員のアドバイスで人生が変わりました。

②エネルギーの集まる場所に飛び込んでみる。
『フットワークの軽さ』
※僕の場合は東北のボランティアでした。エネルギーが集まる場所は、人の関心が集まる場所だから、何かしら自分に影響があると思います。

③興奮したり、憤りを感じたりしたときは、その対象に進路を決めるヒントがあると思うこと。
『感情の起伏を深掘りする』
※僕の場合は、教員を目指すプロセスにワクワクしたこと、教育格差や就労に関する問題意識の高まりでした。

SNSなどで積極的に情報収集する。
興味がある会社や団体の社長や社員のTwitterをフォローする。従来の就職サイトとは違った形の情報を得られるかもしれません。SNSが普及している時代だからこそのスタイルともいえます。
※僕は、Twitterで育て上げネットの求人を見つけました。


現時点で大事だと思ったのは、この4点です。
ご拝読ありがとうございました。