空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

身近なもの

社会の授業をしていて思うこと。

ついに単元も残り2つです。

『森林のやくわり』について学んでいます。

子どもたちの関心は今一つ。

なぜ?と考えてて思ったのは、教材に対して『実感』があまり持てないのかなぁと。あくまで一要因です。だからこそ、教師が教材を工夫することが大切なんですが。

現任校の周辺は工場が多くて、子どもたちの身近に山はない。『森林』のイメージがわきにくい。どれだけ自然を身近に感じれるかは、子どもたちの経験によるところがあると思います。もちろん、そのような環境にいても自然に興味のある子たちはいます。

ただ、同じ単元でも、自然豊かな地方に暮ら子どもたちとうちの子どもたちでは『自然』をとらえる感覚が違っているはずです。逆もまたしかりで、工場が身近にある・ない場合にも言えますね。

一方、僕のクラスで断トツ平均点が高かったのが、『中小工場』『情報とのかかわりかた』の単元。親御さんに工場員の方が多く、基礎知識もたくさん持っている。クラスの半分以上がスマートフォンを持っていて、友達との約束はLINEでやりとりするのは当たり前。写真だってupします。 

生活に身近なものが『何』なのか。

海や山などの自然なのか。
工場なのか。
ゲームなのか。
スマホなのか。
本なのか。

身近なもの(環境)が『実感』の差を生み、子どもたちの実態にも大きく影響している。
だからこそ、教師がその実態をとらえて、教室にどれだけリアルを持ち込めるか、社会では特に大切になってくるんでしょうね。