空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

信頼ベースの学級づくり37~君にとっての学びの安心ゾーン~

社会の学び合い

『魚を運ぶ乗り物の特ちょうをまとめよう』

くだものを例に、表の書き方を説明しました。

例 果物
     色     形
りんご  あか    まる
みかん  おれんじ  まる
ばなな  きいろ   細長い


比べて説明するときには表が便利です。
練習だね、やってみよう。 
で始まりました。


じっと見ます。

好きな友だちに聞きにいく子 
一人でやりたい子
最初から写そうとする子(真似るという意味ではOK)
指示が通っていない子
やる気を失っている子(朝から友だちとケンカ)

いろんな子が目に留まります。

今回焦点をあてるのは、
なんらかの理由で手がとまっている子。

なんと声をかけますか?

①分からなければ友だちに聞きや。と声かけする。
②○○さん教えてあげて。と他力に委ねる。
③教師が解決のヒントになるようなことを教える。
④悩んでいる人がいたのに、見捨てている人がい る。と全体への叱咤激励をする

その他にもいろんな方法があるんやけど、

今回は方法論じゃなくて、

【その子にとっての学びの安心ゾーンはどうなってるんだろう?】って問いを立てることにした。


『今は友だちに聞く、質問するという行為がチャレンジゾーンなのかもしれない』

『学び合いという時間で、パニックゾーンになってるのかもしれない』

また、

『先生、今は黒板の字を写すので精一杯だよ。まずは先生が書いたものを写して勉強したいよ』
という声が聞こえてくるような気がしました。



その日によって、学びの安心ゾーンって変わるものなんちゃうか。なんか、いつも同じ目線で見てたんとちゃうか。

最近友だちとケンカした。そんなときに友だちを頼るってかなり勇気のいること。他に頼れる人がいればいいけど。なかなかなぁ。

先生と勉強するのが安心ゾーンの子もいるかもしれない。なのに、『分からなかったら友だち頼らな』って言われたら辛いよなぁ。先生は頼ったらアカンのやってメッセージを与えてるようなもんやんなぁ。

学び合いって一斉指導では見えないものがたくさん見えてきます。


少しもやっとゾーンに突入ですね。
楽しみながら、なんでやろう?を繰り返しモヤモヤしたいと思います。