空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

信頼ベースの学級づくり45~子どもたちにfitする学び合い~

単元通しの学び合いを始めました!

子どもたちは自分のペースで学び合っていて、、、





と、うまくいってますって感じで書きたかったんですが。ぼくが不適合を起こしてしまいました笑

表面だけ見てたら、
『あー学び合ってるなぁ』
『分からないところは聞けてるなぁ』
って感触があったんです。

でも、ジャーナル見ると、

○この学び合いの方がいい。自分のペースで学べるから。ある程度進んだら、教える余裕もつくるね。
○この学び合いに慣れたら、自分で学びかたとペースを決めれるし、力つきそう。
●今の学び合いは難しい。
●何をすればいいか分かりにくい。
●みんな忙しそう。

と意見がわかれました。

でも実は、子どもの声で不安になったんじゃなくて、自分がとてもしんどかったんですよね。

『課題設定不味かったなぁ。こういう内容にしたら、どこが大事なポイントかよく分かったのになぁ。』と毎時間反省ばかりで。

単元通しの学び合いは課題設定の質が成否に大きく関わるってことがよーく分かりました。
ぼくがつくったの単元進行表は、ただ教科書の問題を寄せ集めただけやったんです。


で、子どもたちに聞いてみました。

T 『今の学び合いどう思う?正直に教えて。今のやり方でほんまに学べてるのか不安やねん。』

やりやすい:やりにくい=3:7

T 『じゃぁ、前みたいに毎時間みんなで一緒のめあてをやる学び合いでいい?』

C 『うーん、自分のペースでやって教えることもできてたし、今のままでいいやーん』

C『何勉強してるかいまいち分からんかったんやけど、前の方がゴールがはっきりしてるからいい』

C『それ、いえてるなぁ。先生、前の学び合いでもうまくいくんじゃない?』


T『なるほどね。先生なぁ、早く終わった人もゆっくりな人にも充実した時間過ごしてほしくてな。よくばりやねん。例えば、早く終わって教えようと思ったら、他の人が教えてる。やることないぞッてなったとき、どうする?』

5人手をあげる。

C 『まちがったところを復習する』
C 『しあげの問題でできるところをやる』
C 『説明を1つ考えれたら、もう1つ考える』
C 『なぞぺ~をやる』 
C 『プリントを用意してもらう』
C 『1つ先の内容だけ、予習する!』

T 『なるほどね。じゃぁ、回りの様子をみて、いけそうなら他の勉強にチャレンジするってことでいいかい?早く終わった人は質問されたら、いつでもOK の雰囲気をつくること。ただ、分からないところがある人は、自分から聞くねんで。そこは変わらずね』

大多数『うんうん』

C 『 それとね、先生。チーム算数って名前ははそのままでいいと思うよ。前の学び合いでもチームでやることにかわりないでしょ?』

T『うん。そうだね。よし、じゃあ今から課題つくるから、20分でやってみようか』

単元通しの学び合い。
毎時の学び合い。

別に区別つける必要ないんじゃないかな。

これまでの学び合いで、一番静かで、ガチャガチャするのではなくしっとりとした雰囲気で、でもお互いに問題解決のために対話をしている。

ステキな時間が流れていて、いろんな意味で楽になりました。

なにがちがうのかな。
すこーし時間をおいてまた整理します。