空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

『学び合い』〜おもしろい課題を求めて〜

日米通商修好条約の内容を提示。

少しかみ砕いた説明をする。


治外法権

アメリカ人が悪さをしても日本のルールで裁けない。強盗があってもアメリカ側が無罪と言ったら、無罪となってしまう。


関税自主権

外国から安い商品が入ってくることを防げない。同じ商品で、日本より値段が安い商品が入ってくると、、、


2つの条件を示し、これを幕府はOKしようとしてるんやけど、どう思う?と揺さぶる。


「いやいや、いくらアメリカ強いからってあかんやろ!」

「いいなりやん」

「いいなりやけど、明らか不平等って分かるのになんでOKしたん?」


賛成0

反対 全員


「じゃあさ、今日は当時の反対派になったつもりで幕府の高官に訴えようや。こんな条約結んだらあかんってさ」


『学び合い』

課題 

幕府の高官に、反対派として意見文を書こう。

評価 

日米通商修好条約を結んだ場合に起こりうるデメリットを書くことができている。


○指導の留意点

・宛先は井伊直弼

・投書の書き方を参考にしてもよい。

・恐れながら申しあげます。の書き出しから始める。


『学び合い』は課題設定の質が問われます。子どもたちがワクワクし、面白がって課題に取り組み、その結果として単元の目標も押さえられる。


子どもたちの書いた内容を見ると、そんな課題に少し近づけたような気がします。


主観的な意見ですけどね笑