空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

休み時間<授業時間~休み時間より話できたよ~

31人全員での算数『学び合い』が始まりました。

 

休み時間、僕が仲介に入らないと友達とつながれないあの子が、班のメンバー3人に問題の解き方を教わりながら学んでいる。クラスのメンバーと話をしている。

 

「あんなぁ、これは最小公約数でわるねん~」

「ちゃうやん、そんなん毎回1でわってどうするねん笑」

「あっ、ほんまやん。わたし何言うてるんやろ」

「最大公約数やろ。やから、2と6は偶数・・・2,4,6,8と2ずつ増える数は2で割れるから~」

と周りにたっくさん声をかけてもらって、分数のかけ算の問題を解いていた。

互いの解説につっこみを入れながら、その子は笑顔で聞いている。

ふと大きな声がしたと思ったら、その班は全員で笑っていた。

 

そら、前の形の方が問題はスラスラ進むかもしれない。

 

でもね、振り返りジャーナルには

「先生、授業中に3人も話せたよ!」

って書いてあったんだ。

 

これはきっと、前の形では得られなかった喜びなんじゃないかな。

 

まぁまだ始まったばかりだけど、休み時間より授業時間の方が長いんですから、これを生かさないともったいないですよね。

 

仲間ができるために必要なことは休み時間に遊ぶことじゃなくて、授業なんだよ。


きっと順番は逆なんだ。