空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

「わたし」の信念ってなんだ?

前回、『学び合い』と信頼ベースの学級ファシリテーションの実践が対立してしまったことについて書きました。 

metch96.hatenablog.com

 

さらにいろいろ考えたんです。

もっと楽になれる方法ないかなぁって。

 

で、気づきました。

「○○さんの実践・考え」の寄せ集めになるから、しんどくなるんだって。

 

結局、僕は小学校の先生として何を大切に思って、子どもたちの前に立っているのだろう。

 

きっと、「わたし」自身の信念がちゃーんと言葉にできてないんだ。

そこで、こんな図を描きました。

 

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「わたし」の中には『学び合い』や「信頼ベースの学級ファシリテーション」、そしてNPO法人育て上げネットで就労支援にかかわったこと、この3つの存在が今の教育観を創っている。就労支援の経験があったから、「一人も見捨てない」に強く共感する。

 

円の外側には、TOSSや○○学級、同僚、Twitter。子どもが楽しく学べそうだなと思ったら、そこから知恵を拝借することもある。例えば、TOSSの展開をそのまますることもあるし、その実践から『学び合い』の課題設定につなげることもある。

 

結局は、「わたし」が大切にしていること、「わたし」の信念がはっきりしていると、以前は対立関係にあった『学び合い』も信頼ベースの実践も、「わたし」で包み込めてしまう。

 

「わたし」が大切にしていることってなんだ。

 

どんな教育を実践したいかではなくて、

どんな社会を目指し、子どもたちにどんな大人に育ってほしいのか。

 

そんなことをはっきりと言葉にしていけば、そのために必要な手段が見えてくる。

実践の寄せ集ではなく、対立も怒らず、もっとどん!と構えられるような気がします。

 

何年かかるかなぁ。

簡単にこれとこれが僕の信念!みたいにはできないだろうな。

 

歩みながら、考えます。