空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

繰り返すこと②

繰り返すって面倒な印象を受ける方もいると思います。教育界でもアンチ反復学習を唱えるぐらい、繰り返すことに抵抗を見せる方いてますよね。

 

 

機械的な反復は何も生まない。勉強嫌いになるだけ。

私も前はそう思っていました。

 

でも、ここ最近は考え方が変わってきました。

機械的な繰り返しは飽きるけど、でもね、繰り返さないと上手くならないんですよね。

ということを改めて実感しました。

 

というのも前回のエントリーにも書きました。

 

metch96.hatenablog.com

 

『学び合い』で、~を説明できるという課題を設定することが多かったんですが、やっぱり積み重ねた回数だけ、文章を書くのが上手になってきているんです。振り返りジャーナルに書く文章量も1学期より多い。意識して繰り返していたわけではなかったのですが、『学び合い』の日々の課題が文章を書くチャレンジを何度もする機会となり、子どもたちの「書く力」を高めていったのだと思います。

 

ってなことを言うと、こんな声が聞こえてきそうです。

「毎日同じような課題では子どもたち飽きるんじゃないの?」

 

もちろん毎回同じ課題ではないです。私もこのような考え方を持っていた時期がありました。が、ある尊敬している先生から言われたんですよね。

 

「先に飽きるのって、実は先生なんだよ。」と。

 

これは衝撃でした。えっ、先生が先なのって。

 

でも、最近実感してるんです。例えば、○○実践にチャレンジしても、子どもたちの力にならない。すぐやめてしまう。でもその原因はいたってシンプルで、先生が子どもたちの力になるまで、その実践を繰りかえすことができていないからなんですね。

 

とはいえ、全く同じことを繰り返すのは嫌気がさすもの。極端な話、同じ漢字を100回×毎日は嫌です(笑)

 

そこで、向山さんが提案されている「変化のある繰り返し」という考え方が生きてくるのだと思います。

 

次回はその具体的な実践についてまとめます。