『学び合い』は心の鏡
『学び合い』はとても分かりやすい。
ぼくがこの程度でいいだろうと思ったとたん、子どもたちの伸びが鈍化していった。
子どもたちの成長は、自由だけじゃ絶対に成り立たない。
自由だけで学べるなら、そんな楽なことはない。
厳しさが必要なんだ。要はその厳しさをどう表現し伝えていくか。
緊張感のある場を作るためにはどのような環境設定が必要なのか。
単元自由進度をはじめて、子どもたちはそれぞれのペースで緩やかに学ぶようにはなっている。ただ、決定的に不足しているのはスピード感。なんかだらだらとしている。
自由度が増している授業スタイルでは、子どもたちが学びのかじ取りをしっかりとしなければならない。これは決して簡単なことではない。もはや、大人と求めていることは一緒だ。
ぼくは、子どもたちに甘めのラインを引いてしまっていた。
それも妥協から。それではだめなんだ。
『学び合い』では、僕の心がはっきりと子どもたちの姿を通して映し出されてしまう。
ぼくが甘かったんだ。