振り返りジャーナルを進化させる①~目標を立てるためのヒント~
教師というのは目標を立てることには長けている生き物だと思います。特に真面目なせんせいほど、子どもたちにも目標設定を求めます。
「1日の目標を立てよう!」と。
でもそう言われて、すぐ目標を立てられる子どもって意外に少ないのです。
子どもたちは「えっ、目標って言われてもなぁ・・・今日はいつも通りの授業だし」となり、「〇〇をがんばる」というシンプルな目標を作る。
すると、それに対して教師は「~をがんばるなんて、ありきたりな目標はいらない。もっと具体的に書きなさい」と言う。
子ども「えー、良くわかんないし。面倒くさい」となっちゃって、モチベーションダウン。
私のクラスでも、きっとこんな場面が起きていただろうなぁ。
今回はそんな課題を克服すべく、ある仮説を立てました。
目標を立てるためのヒントがあれば、目標設定はできるようになる。
振り返りはチャレンジがあって、初めて起こるもの。
チャレンジなしには成功も失敗も生まれないからです。いかに、自分で具体的な目標を設定できるか、その目標にチャレンジできる場は用意されているか、この2つが「自分にとって価値のある振り返り」をするための勝負になっていきます。後者はとても大切。授業の面白さはそのコンテンツにかかっているから。
以下は目標設定のためのヒントです。これをもとに自分はどんな目標にチャレンジしたいのか考えてもらい、1日を過ごしてもらいたいと思います。
さて、どうなるか。
言われる前にできなきゃシリーズ
□自分から提出物を出す
□時間をまもる
□自分から手洗いうがい
□自分から帰る用意&整理整頓
□自分から連絡帳を書く
□自分から準備(授業、給食、整列)
□自分から名札
□自分からあいさつ
自立した人を目指すシリーズ
□準備力(授業、給食)
□スタートダッシュ力
(集中する、余計な話ゼロ)
□時間配分を考えて、学習を進める。
□前のめり力。課題を先々終わらせる。
□アドバイスは実行する
□質問は必要最低限
□掃除を効率的に終わらせる
『学び合い』で人間関係を豊かにする
友達とのつながりを大切にするシリーズ
□新たな関係性にチャレンジする
(普段関わりの少なめな友達に)
□説明を聞いてもらう。
(普段関わりの少なめな友達に)
□教えてもらう、修正してもらう
(普段関わりの少なめな友達に)
□一緒に学ぶ
(普段関わりの少なめな友達に)
・「どう?」と声をかける、アドバイスする
□掃除のサポートをする。
視点を豊かにする
他者から学ぶシリーズ
□相手のいいところを観察する。
□お手本にしたい友達を観察して、自分に生かす。
□友達の成長を見つける
□自分の成長を見つめる