空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

点と点がつながるとき

昨日は卒業生の中学校入学式。

元6年担任として出席してきました。

 

職員室に戻ると嬉しい電話が・・・

「先生報告があります。自分から声かけて友達5人できたよ!」って。

 

昨年、人と関わる練習をするために個別支援の算数から学級での『学び合い』にチャレンジした子。まだ学校生活は始まったばかりですし、ここから先は楽しいことだけでなく、必ず辛いこともあるはず。それでも、一番ドキドキする初日に自分から声をかけることができた。それがとてもうれしかったのです。

 

「学び合いでたくさん声をかける練習しといて良かった!」

その言葉の裏にはたくさんの葛藤があった。

声をかけれず、涙する日もあった。3人以上に自分から声をかけて、問題が解けるようになった!とか、○○さんが「だいじょうぶ?」と声をかけてくれて喜ぶ日もあった。

 

そのときの一瞬と昨日の一瞬がつながったんだ。

 

毎回毎回上手くはいかないかもしれないけれど、点と点は必ずどこかでつながる。

それらをつなぐ線は直線かもしれないし、でこぼこかもしれない。

けれど、またどこかで頑張った経験は生きてくる。必ず。

それを疑いなく信じることは教師の役目だ。

だからこそ、何度も語れる。願いを語れるんだ。

 

ここ最近は、『学び合い』の課題づくりに関する内容ばかり更新している。でも『学び合い』は子どもたちへ願いを届ける実践であり、そして子どもたちの学力だけでなく人生レベルで影響を与えることができる。改めて、「願い」あっての実践だと実感した。

 

あー、いい知らせだった。学校に戻る用事があって良かったよ^^

じゃないと電話とれなかったんだから。