空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

イヤイヤ期は長い方がよい!

イヤイヤ期は長い方がよい。

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イヤイヤ期真っ最中のお子さんをお持ちの親御さんが、この言葉を聞いたら「かんべんしてくれぇ~」と叫びたくなるでしょう。いや、面白がれる人もいるかもしれませんね。

 

 先日、息子が通う子ども園の園長先生がおっしゃっていました。

 

「イヤイヤ期が長ければ長いほど、大きくなったときに自分の嫌な事はちゃんと嫌と言える子になります。必要な時に「自分の意思」を示せるようになるんです。お父さんは試されてるんですよ」

 

かくいう私の息子も絶賛嫌々期であります。

 

「お着換えしよう」

「いやっ」

「ごはん食べよう」

「いやっ」

「ごはん食べない?」

「いやっ」

(結局嫌って言うてるだけちゃうん笑)

「いちごは?(息子の好物)」

「・・・・(満面の笑み)」

 

こんな感じです。

イヤイヤ期に突入したての頃はイライラしてしまいましたが、園長先生の話を聞いて、「なるほど。今試されているのかな。」と思えるようになったんですよね。

 

では、イヤイヤ期が長ければ、将来自分の意志を示せる大人になるのでしょうか?

 

答えは否。

園長先生の言葉にもあるように私たちは試されているんです。

ただ長ければいいってものではないんですね。

 

自分が「いやっ」と言ったとき、自分の意見は果たして受け入れてもらえるのか。自分の気持ちを代弁してくれるのか。はたまた親が譲らない時もあるのか。目を見て譲らない訳を説明してくれるのか。その時の親の態度や応じ方を子どもたちは見ているんです。

 

仮に「いやっ」という言葉に対し、親の望む方向に強制させたり、「いいかげんにしなさい!」と怒鳴ってみたり。自分の嫌という主張を受け止めてもらえない経験ばかりを積み重ねてしまうと…

 

どうなるのでしょう?

 

新米パパの僕にはまだ分かりません。

 

が、園長先生が言っていたことの逆の結果になるかもしれません。

嫌な時に嫌と言えない、やりたい時にやりたいと言えない大人になってしまうのかも。

 

「イヤかぁ〜、じゃあどうしよう?」「○○ちゃんは~したいのかな?」と対話を楽しむ余裕を持つ。イヤイヤ期は子どもが自分の意志を尊重するための訓練期間であるとわりきることが大切なんですね。

 

もちろんイヤイヤ期に限らず。

子どもの主張を受け止める大人の姿ってどうあるべきなのかな?と思いを巡らせるのも悪くないでしょう。

 

反抗期や思春期、いろんな時期を人は経験していきますから。