空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

問題解決能力より問題発見能力を

息子の通う子ども園の園長先生とモンテッソーリ教育アドバイザーの方とお話する機会がありました。

 

「小学校になると途端に目の輝きを失ってしまうことって少なくないのですよ。なぜか分かります??」

 

「うちの子ども園って時間割がないでしょう?自分でどう過ごすか予定を決めていかないといけないのですよ。多少、一緒に活動する枠はありますけれど。でも、多くの幼稚園やその先の小学校では、時間割でやること決められていますよね?あれは制度からして、与えられたものをこなしなさいと言っているようなものだと思うんですよね。」

 

「遊びに浸って、自分の好きを発見する。例えば、砂場の山づくり。もっと高くするためにはどうしたらよいか?端から端に続く穴を掘るためにはどんな道具が必要?とか遊びながら問いが生まれるでしょう。先生から「お山をつくりましょう」ではダメなんです。それは問題解決なんですよ。好きから生まれる問いは問題発見なんです。どちらがこれからの時代に求められているかと言うと、明らかに後者ですよね。」

 

問題解決と問題発見。

教師による課題提示から始める学びか、子どもたちの問いから始める学びか。

 

僕が昨年多用してきた課題提示からの問題解決学習。(『学び合い』)

うすうす感じてたんだよな。教師が問いを提示しないことには学べない子たちを育ててしまっているなって。

 

『学び合い』から進化するためには、この問題発見のステージに行かないといけないんだろうなぁ。