権力による支配は気づかぬうちに
ダークペタコジー
暴力・服従・うそ・賞罰・欲求充足の禁止・条件付き愛情・操作・監視・屈辱などを用いたしつけ、教育。「理不尽と思える「罰」、世界戦に出たいという「欲求」充足の禁止は、彼の心に恐慌を引き起こしたに違いない」*1
日大選手の記事がFacebookに載っていました。
ダークペタコジーという言葉、初めて知りました。
私たちだって決して他人事ではありません。
今、運動会が春に行われる学校は練習の真っ只中です。
今回の日大の件と内容は異なりますが、我々教育者は運動会の練習でこのダークペタコジーを知らず知らずのうちに行使してしまっているときがあるのではないでしょうか。
「やる気が感じられない。立って練習見とけ」
「やる気がないなら出ていけ」
残念なことに、私はこの見せしめのようなしかり方を、運動会の練習に限らず授業中でも聞いたことがあります。
そして、子ども達から「やらせてください。先生」と言わせる。
この一連の行為にダークペタコジーを行使しているという自覚はないのかもしれません。でも、例にあげた指導は暴力的であり、操作的であり、決してスマートな指導ではないことは冷静に考えればわかること。
私もそのような言葉がでかかったときや、「じゃまするなら廊下に出とき!」と実際に言ったことがあります。教師1年目のときでした。(1年目だから許されるわけではありません)
様々な文脈の中で、感情が影響し言葉は生まれるものです。今回の一見から、私たちは教育者としての在り方を振り返らずにはいられないはずです。
自戒をこめて。