空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

そんな簡単に師には近づけない

【師が読んだ本を仮に全て読んでも、師にはなれないよ。時間がかかるよ。という話】


 ☑️憧れの先生オススメの本をまとめ買い

 ☑️経験値が足らず、理解不能。即封印。

 ☑️2年後、まさかの同じ本購入。

 ☑️今はその本がバイブル的存在。


 私が勝手に師と仰いでいる方がいらっしゃいます。2年前だったでしょうか。その方が教育雑誌でオススメの教育書を何十冊と紹介されていて、それらの本を全て買ったことがあります。Amazonでポチッと。


手に取ってみると、読めない。書いてあることが難しく感じて、全然ページが進まない。


「あれ?全然分からへんわ」


とほとんど押入れ中に閉まってしまいました。


それから2年後。現在。本屋で協同学習に関する本を探していると、「分かりやすい!読み応えありそう!」と今自分が求めている本が見つかりました。サクサク読み進め、線を引き、今後の授業展開のバイブルになりそうな一冊に出会えたと感じていました。(一昨日の話)


そして、本日。

押入れの整理をしていると、


…なんということでしょう。



押入れの中から見つかった本はまさかの一昨日買ったばかりの本と全く同じだったのです笑 


あの時は全く手につかなかった本が、今はバイブルだと!?


不思議なものです。経験値が違っているからでしょうか。


師と同じ本を読めば、同じ思考が辿れる。師に少しでも追いつけるかもしれない。そう思っていたんでしょうけど。


甘い!そんな訳がない。


それぞれが辿ってきた道から見える景色は全く違うもの。


時間は有限だから、少しでも少しでも成長しなきゃって思って前のめりになっている。けど、そんなに焦らなくていいじゃない?と思うわけです。(のんびりやれというわけではなく、成長意欲は大切です)


時間をかけないと気づかないことも分からないこともあるわけで、その一方で時間が経てば分かることもあるわけで。焦っても、師のレベルには絶対になりませんから。自分の成長ヒストリーを楽しむ!ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか?


あっ、時間さえかければいいのか!というツッコミはなしですよ。そんなことぐらい分かってますから。


ちなみにこの本です。

協同学習入門―基本の理解と51の工夫

協同学習入門―基本の理解と51の工夫

学習の輪―学び合いの協同教育入門

学習の輪―学び合いの協同教育入門

  • 作者: D.W.ジョンソン,石田裕久,梅原巳代子
  • 出版社/メーカー: 二瓶社
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: 単行本
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