空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

スキル(技術)を軽視するな。貪欲に磨け!!

 

 

①新たな試み『学び合い』の技術tweetと技術いらない派について

 Twitterでこんな試みを始めました。

 

『学び合い』でスキル(技術)を語ると、「『学び合い』は考え方だから、スキルはいらない」とおっしゃられる方がいらっしゃいます。それはそれで、考え方の1つなのでしょう。誤解してほしくないのは、私は語っているのはテクニックではなく「スキル(技術)」という点です。さて、テクニックとスキルの違いは何なのでしょうか?

 

②テクニックとスキルの意味

テクニック・・・基本的な動作や行動・知識などです。あくまで基本となるものです。サッカーで例えると、基本動作であるパス練習がそれにあてはまるでしょう。

 

スキル・・・その場の意思決定や状況判断を伴って行われる行動です。これまたサッカーで例えると、相手のディフェンスの位置によって素早くパスを出したり、後ろに一度引いたりと、状況によって行動を変えていくことがスキルになります。

 

③スキルを軽視してはいけない。貪欲に磨け!!

 同じ『学び合い』の実践者同士であっても、授業者のキャラクターや目の前の子どもたち、その時の雰囲気などが異なるだけでスキルのありようは大きく変わります。子どもの実態に即した実践をとよく言われますよね。その言葉の通りで、100人いれば100通りのスキルの出力のされ方があるはず。「『学び合い』は考え方である。」はそりゃそうなんですけど、スキル(技術)を磨くことをないがしろにしてしまっては成長も止まってしまうのではないでしょうか。なぜなら、その場の意思決定や状況判断を伴って行われる行動の訓練なんて意味ないんだよ!と言っているようなものなのですから。もしかしたら、そのようなスキル(技術)を軽視する方々は、付け焼刃的なテクニックとスキルの意味を混同してしまっているか、もしくは無意識でスキルを使いこなす達人なのかもしれませんね。私は超凡人ですから、スキル(技術)も学びながら実践していきます。状況判断した上で行動できる教育者としてどんどん学んでいきたいものです。

 まぁ、どうあがこうともスキルはその人の心がにじみ出るものです。なぜなら、そのスキルは、教師の(『学び合い』の)願いを叶えるための技術なのですから。ある意味、スキルはその実践者の心(考え方)を映すと言えるのでしょうね

 

※テクニックは大切ですよ。でもスキルはもーっと大切です。