空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

どうしたらいいものか・・・

「この単元でどんな力をつけたいんですか?」

 

単元の進め方を相談されると、ついこう聞いてしまいます。でも相手側にしたら、この一言はとても堅苦しく難しい話題に聞こえることもあるそうで・・・(私の伝え方にも問題があるのかな)この場合、相談者の方は、どうすれば円滑に授業が展開できるのか、授業法やテクニックを知りたいだけってこと多いみたいです。

 

陰で言われたことがあります。「相談をすると深い話をされるから面倒やで」と。なら「この単元はこんな風にやれば楽しくできますよ~!」と言った返しがよかったのか。

 

 

単元のゴールイメージって大切なはず。それも単元のみならず、学期レベルで、さらに年間レベルで考えられるとなおよい。なぜなら、最終ゴールが定まらないと、各目標地点ですべきこともあいまいになってしまうからです。言い換えると、単元間につながりのない、ぶつぎりの授業になってしまうかもしれない。とても単純な話です。

 

学習指導要領には身につけてほしい知識・技能が書かれています。つまり既に目標が載っているわけです。加えて、学習指導要領だけじゃなく、「3月にはこんなことができる子どもたちに育てたい。だから、この時期のこの教材では~のような活動を取り入れよう」といった思考ができるようになると、子どもたちの成長プランも描きやすくなる。

 

かくいう私だって、1年目は自転車操業状態で、こんなこと考える余裕なんてありませんでした。毎1時間の授業を考えるので精一杯。

 

でも、いつかはこの視点で考えないといけない日が来るはず。


相談をすると深い話をされるのが嫌なら、2000円程度で売っている授業展開本の情報をシェアするか、「こんな風な技を使えば○○の力がつきますよ」という言葉で返せばよかったのかな。後者の言い方なんて私には到底できませんけど。

 

その人にとっては、この記事の内容も相当堅苦しいものなんだろう。アドバイスは人によって変えた方がいい。今後は自分の意見はひとまず棚において、相手がどうしたいのか聞いて、ちょろっと提案するぐらいにしておこう。