空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

中途半端だったからだね。

『学び合い』は考え方だから、いろんな『学び合い』があっていい。その考え方は今も変わらない。けど、明日からは誰がなんと言おうと1時間での『全員達成』を強く求める。


単元自由進度で進めているクラスでは、「自分から「分からへん人おるかー?」と教えにいくんじゃなくて、友達に聞かれたらいつでも力をかしてあげる。心を開きながら、自分の学びを大切にしなさい」と声かけをするようになった。でもそれは、全員達成の縛りから解放したいとかじゃなくて、「全員達成」を意識する子たちがクラスにいたから、集団としてのつながる力が高まってきたからだ。その段階にたどり着いたとき。それが、次の学びに進むタイミングなんだと思う。


話を戻す。明日、全員達成を求めるクラスでは極端な語りになるかもしれない。これまで、課題が終わった子たちは自分がしたい学習を進めていた。けど、きっぱり言う。「課題が終わったら、まずは仲間に声をかけなさい。「5つのかける」の中で自分に何ができるのか考えながら行動すること。自分の力を仲間のために使おう。最後の1人が分かるようになるまで、とことん教え合おう。」と。


もちろん、裸で全員達成なんて求めない。子どもたちの力を最大限発揮させる、今自分ができる精一杯の環境は整えた。昨日はそれさえも不十分だった。これについてはまた後日詳しく書く。


全員達成を求めるなら、教師の準備は万全であれ。そして本気で求めよう。どちらも中途半端であれば、ただの口だけ野郎ですから。