kanasenの『七転び八起き』

大阪の小学校教員かなせんです。『学び合い』の考え方で授業やクラス運営を行っています。発信内容は小学校教育や教師のスキルアップ、育児などから学んだこと。よろしくお願いします。

大人の本気見せましょう。

子どもたちの前で、

大人たちが本音を語ったり、

大人たちが本気で協力したり、

大人たちが本気で「あーだ、こーだ」と対話をしたり、とにかく真剣に全力でやる姿を見せてみる。

 

そんな姿を子どもたちにもっと見せるのって大事だ。

 

1年目のときに応援団の担当として、全体練習で指導の時間を頂いたときのこと。応援団の子どもたちは頑張っているけど、周りの声援が響かない。今思えば、それまでの練習過程で応援団以外の子どもたちを巻き込むプログラムデザインもできたのだろうけど。その時は、「このエネルギーの低さをなんとかしなきゃ。どうアプローチしようか」と瞬時の手立てを迫られた結果、たどり着いたのが「大人の本気」だった笑 

 

「応援はね、応援団の声だけじゃなくて、周りで見ている君たちの声も必要なんだよ。要先生に届く声出せたって人、手挙げてみて?ほら~あまりいないやろ。遠慮しちゃだめだめ。1人が遠慮しちゃうとみんな遠慮しちゃうよ。こんなときは思いっきり声を出して楽しまないともったいなーい。ね、先生方、そう思いますよねー?いっちょお手本見せてみましょうか!?」

 

事前の打ち合わせなし。

急な振りである。


普段は物静かな音楽専科が本気で叫ぶ。

子どもたちも「えー!?」とざわつく。

 

ベテランの先生が体をのけぞってブリッチしそうな勢いで叫ぶ。子どもたちは笑う。

 

そして、子どもたちの出番。紅白対決。

声の大きさがどうなったかというと、言わずもがなです。

 

話は変わる。

昨日は地域合同防災学習。私はバケツリレー担当だった。なぜバケツリレーをするのか「初期消火」の意味を説明して、体験スタート。

 

まず、子どもたちでリレー。

次に、子どもと大人の合同リレー。

 

最後は、大人だけ。

バケツではなく、ごみ袋をつかったリレーを企画した。

 

阪神淡路大震災では近くにバケツがない状況もあったようです。そのときに使ったのがビニール袋でした。どうすれば、ビニール袋で正確に速く水を運べるか考えてください。話し合いの時間は3分です。緊急時は初対面同志で知恵を絞らなければいけないこともあります。遠慮せず、どんどんアイデアを出し合いましょう。はい、どうぞ」

 

子どもたちは、話し合いをしている大人たちを囲み、「お家の人たちがどんなアイデアを出しているのか。よーく聞いてごらん」と促した。子どもたちは「すげー。なんでそんなん思いつくん!」と、1つアイデアが出ては、また違う角度からのアイデアが出てくる大人の対話力に驚いていた。結果、どのチームも異なる方法でビニール袋によるバケツリレーを成功させた。

 

これは一例で、日常から大人の本気を見せられることが大切だなと思う。親以外で子どもたちと関わる大人の1人として、本気で語り、本気で生きる。本気でチャレンジして、本気で楽しむ。決して大そうなことではなく。内容はどんなことでもいいから。

 

そういえば、前の勤務校で空手を習っていた職員が子どもたちの前で瓦割をしたことがあった。3枚ほどの瓦を一突きで。その日から、そのクラスの子たちの様子が変わったようです。これは余談か。

 

では、今週もがんばりましょう。