『学び合い』の算数 第1時「比例反比例」
比例反比例の単元がスタート。導入は横の長さが4㎝、縦の長さが異なる3つの長方形で比例の関係をおさらいをし、その比例の関係を示した表から「新たなきまり」を見つけるという学習課題でした。授業記録を詳細に書くには時間が足りないので、導入序盤の主な発問と子どもたちの反応を書いておきます。
T 今日から比例の学習だね。
比例ってどんな意味だったかな?
C ペアトーク
T この図形は何かな?
C 長方形
T 3つの長方形を貼る。
C 比例やん。
C 拡大図?
T 3つの長方形を見比べて、変わっていないものと変わっているものは何か見つけられるかな?
C ペアトーク
C 縦の長さ。横の長さは変わってない。
C 大きさ
T 別の言葉では?
C 面積!
T 縦の長さと横の長さは比例している?
C 比例してない。横の長さ変わってないもん。
C ??
T どっちだろうねぇ。さっき、比例している!って言った人いてたね。なんでそう思ったの?
C 面積と縦なら比例している。
T 縦と横の長さ、縦の長さと面積、横の長さと面積 この中で比例の関係にあるのはどれだろう?
C ペアトーク
C 縦の長さと面積!
T 比べるものによって、比例の関係にあるものとないものがあるんだね。
…
課題プリントを配り「学び合い」(15分)
課題 比例の関係から新たなきまりを見つけて、友達3人に伝えることができる。考えはノートにまとめること。
足場かけ 「関係は矢印を使うと見えてくる。」
比例の関係を見つけて、きまった数の意味まではおさえることができました。子どもたちの身近な世界で、一方の量が増えるともう一方の量も増えるものを考えると、「携帯の通話時間と料金」「腕立ての回数と筋肉量」「年齢と身長」「時速60kmの時間と道のり」などが出てきました。それらが比例か否かを話し合い授業は終わりました。
意識したこと
・比例の関係にあるものは何かに焦点をあてる。
・関係は2つ以上あってはじめて見えるもの。数字を矢印でつなぐと、きまりが見えてくることを足場かけのヒントとしてつたえました。
・ペアトーク、学び合いに入る前の語り
価値のインストラクション
必ず全員が話をすること。
「わからない」でもOK
男女の壁を越えること。
説明上手を見つけること。
単元最初の授業は一斉授業と15分程度の学び合いで進めます。机間指導も行いながら、個々の理解度を把握し、明日から25分〜30分の『学び合い』の授業展開に活かしていきます。