空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

昨年のメモを掘り起こす

昨年の年度末に『学び合い』実践を振り返ったメモがでてきた。でてきたというよりは去年の手帳を振り返ると見つけたが正しいか。


・『学び合い』は従来の授業よりも教師の影響力が大きくなる実践。


・学力下位層の子達の点数は伸び、点数の底上げはできた。


・初期の『学び合い』は学力が高い子たちの時間を犠牲にして成り立つ。それずっと繰り返されると、『学び合い』は上位層を見捨てることになる。


・「文章題を解けるようになる。」とあるが立式の根拠がない。図の整理を介さずして、子どもたちはどのように式を立てるのか。公式頼みになっていないか。他単元の文章題が混ざったとき、太刀打ちできないのではないか。単元テストのときしか点数は取れないだろう。


・説明文の課題は業者テストの設問と何ら変わりない。この授業計画で、子どもたちは説明文の構成や問いと答え、筆者の主張を考える機会はあったのか。結論から言うとない。ただの読み取り課題である。こらは説明文ではない。


・つまり、その教科がその教科たらしめる授業はできていないということ。これは『学び合い』の初心者にありがちなことではないのか。


続く…。