その一歩を重ねていく
解き方が分からないとすぐ諦めがちだった彼。
「どんな感じや?いけるか?」と聞くと
「もっかいやってみる」と言うようになった。
自分から中々動き出せない子が
「なぁなぁ。説明…聞いてくれない?」と初めて言えた。
10年後、20年後、30年後の未来は
どんな社会になっているのか想像もつかない。
誰しも山あり谷ありの人生の中で
「もう一度やってみる」
「困ったら誰かを頼ってみる」
「困っている人に気づいたら声をかけてみる」
そんな経験をたくさん積んで大人になってほしい。ただ、人生ってのは甘くはなくて、子どもの時代の豊かな経験があったとしても、心が折れそうなときがある。
点と点が断ち切れてしまうとき。
人は絶望と孤独を感じる。
そんなときに支えてくれる人はいるか。
人と人が集う場の学校が、その支えとなる人たちを手に入れる場所となりえているか。
家族だけじゃなくて、
友達や先生。
ご近所さん。
つながりはあるか。
つながっていけるか。
子ども時代に、
何度もやりなおしてみる。
人と関わる。
この2つの経験を重ねること。
それを通して、仲間を得ること。
僕は『学び合い』を押し付けたりはしないけど、こんな感覚を持った人たちが1人でも多い社会がいいなぁと思う。
いろんな出来事に揺さぶられる度に、『学び合い』の考え方に共感する人たちが増えるといい。やっぱりそう思ってしまうんだ。授業スタイルとかではなくね。
さぁ、今日も頑張ろう。