空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

越えるべき山がやってきた

仲里靖雄先生。今担当している学年の子どもたちの前担任の先生です。過去に、明日の学校でお話を聞いたことはあったのですが、まさか仲里先生の教え子たちを僕が担当するとは思ってもいませんでした。(クラスの約3割です) 

子どもたちの社会科ノートには、自分たちで問いをつくり探求していく学びの足跡が残っていました。子どもたちに聞くと「教科書を見るだけでわかったことをまとめたり、問いをつくれる」と言うのです。ボクも興味津々で、どのように学んできたのか根掘り葉掘り聞いてみました。

 


「このページならどんな問いが生まれる?」

「見たことをそのまま書く!という説明なら、はじめての子もまとめやすいかな?」

「わかったことに「なぜ」や「どうして」と付け足すと疑問ができるね!」

「「つまり」の色が違うけど、わかったことを深めるためのキーワードだったのかな?」

 


といった具合です。子どもたちは言います。「自分たちの問いを調べたい」と。この子たちを更に伸ばしていくためには、ボクの授業観のパラダイムシフトが必要不可欠。毎回教師が課題をつくる授業は…と、いつかは超えたいと思っていた壁が目の前にやってきてくれました笑 これはチャンスです。「仲里先生とかなせんは似てるよ。だから、問いをつくる授業できると思う」と子どもたちにエンパワーメントされています。このような授業を経験したことがない子たちもいるので、導入段階からスモールステップを丁寧にデザインしていこう。と言いつつ、実はこの前、少し真似事をして大失敗したのだけれど…。だからこそ、最初は小さく丁寧に始めることが大切だと実感している次第です。

 


ここ最近の自分が越えようとする壁の高いことといったらもう。何年かかるのよん。