空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

作家の時間〜題材集めとのはらうた〜

作家の時間。

 


今日のミニレッスンでは題材集めの方法「マッピング」を紹介。自然をテーマに、連想ゲームのように言葉を広げていく。海、山、川、森、雷、地震、波、星…など。その中で波を選択し、さらにマッピング。さざ波→ゆれる→ザザーン→運ぶ→風→ビューん、といった感じでオノマトペにつなぐ。

 


次に、詩集のはらうたより、からすえいぞうの「ひかるもの」を紹介。なりきり作文で「〜された」のような受動的な結びが多かったため、詩の中に複数の登場人物を紹介させて会話を楽しんだり、恋やあこがれ、誇らしさ、恥じらいなどのいろんな感情を込めた詩の作成にチャレンジしてほしいという思いがあった。

 「ひかるもの」では、からすが水たまりを「おまえひかってるぜ」とほめると、水たまりが「うふふ」と返す会話がある。からすというと迷惑なイメージがあるけれど、夕やけをながめながら言葉を交わす2人の姿は実に愛らしい。「なんとかもちかえれないものか」のからすの最後の一言がみずたまりへの愛着を感じさせる。からす目線でも描く世界で印象はガラリと変わる。他にも詩をいくつか紹介し、その後ひたすら書く時間をスタートさせた。カンファランスも大忙し。子どもたちは少しずつ修正の価値を感じ始めている。共有の時間がとれなかったから、それは次回に持ち越し。