空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

『学び合い』の課題設定メモ〜明治時代②〜

①「明治時代になって、国民の生活は豊かになったといえるか?」

YES 、どっちも、NO

に分かれて理由を書く。


めあては「自分の意見をまとめ、違う立場の人に反論することができる」


②「国会議員として、よりよい政治を行うために必要なアイデアを出すことができる」

条件 「徴兵令、地租改正、不平等条約から、改善した方が良いと思う政策を1つ選び、代わりのアイデアやその政策を無くした方がいい理由を答えること」



WBM×道徳〜自由席がえの平和的な進め方〜


ホワイトボードミーティングがスタート。

「好きなおかしベスト4」を経て、道徳でもチャレンジすることになりました。


経緯はこんな感じ。

修学旅行の班決めで対立が起き、『自由』ってむしろ不自由やん!という子どもたち発言から、『自由』について考える日々が始まりました。そこで、あえて自由な席がえにチャレンジ。改めて自由の難しさを痛感。

みんなが満足する自由なんてないのでは?という問いから、よりよい自由とは何か、そのためにどうすればよいのかを考えていきました。


テーマは「自由な席がえの平和的な進め方、ベスト4を決めよう」です。


発散:解決方法というと?

収束:ベスト4を決める


参観日という、いつもと違う雰囲気ではあったんですが、サイドワーカー同士の対話がとてもよく、出た案を練り上げていく過程が素敵でした。


次は出た案を元に、もう一度自由な席がえにチャレンジします。結果、自由はやっぱり難しいとなってもいいし、自由な席がえにメリットを感じられるなら続けていこうと思います。

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『学び合い』の課題設定 〜明治時代〜

明治時代の改革


地租改正や徴兵令、殖産興業について説明。

「お金取られるとか3年間軍隊に入らなあかんとか、めちゃしんどいやん。」

「しんどい思いさせるって分かってても、明治政府はこの政策を進めようとしたんやで。なんでやと思う?」


C お金が必要やったから。

Tというと?

C いろいろ作らなあかんし。

T 例えば?お金集まったら、政府はどんなことできるの?となりの人と相談。

C 輸入品をたくさん買える。

    外国人を雇える。

    工場作って、働く場所を増やせる。

    大きい船を作ってアメリカに対応。

T なるほど〜。国民の生活にいい影響もありそうやね。これらのメリット知れたら、国民も納得するかな?よし!じゃぁ、政府の役人として、国民に富国強兵すれば国が豊かになるんですよってこと伝えてみよう。


課題  政府の役人として、国民に富国強兵の良さを伝えることができる



条件 次の言葉を必ず書くこと。

地租改正 徴兵令 






『学び合い』〜おもしろい課題を求めて〜

日米通商修好条約の内容を提示。

少しかみ砕いた説明をする。


治外法権

アメリカ人が悪さをしても日本のルールで裁けない。強盗があってもアメリカ側が無罪と言ったら、無罪となってしまう。


関税自主権

外国から安い商品が入ってくることを防げない。同じ商品で、日本より値段が安い商品が入ってくると、、、


2つの条件を示し、これを幕府はOKしようとしてるんやけど、どう思う?と揺さぶる。


「いやいや、いくらアメリカ強いからってあかんやろ!」

「いいなりやん」

「いいなりやけど、明らか不平等って分かるのになんでOKしたん?」


賛成0

反対 全員


「じゃあさ、今日は当時の反対派になったつもりで幕府の高官に訴えようや。こんな条約結んだらあかんってさ」


『学び合い』

課題 

幕府の高官に、反対派として意見文を書こう。

評価 

日米通商修好条約を結んだ場合に起こりうるデメリットを書くことができている。


○指導の留意点

・宛先は井伊直弼

・投書の書き方を参考にしてもよい。

・恐れながら申しあげます。の書き出しから始める。


『学び合い』は課題設定の質が問われます。子どもたちがワクワクし、面白がって課題に取り組み、その結果として単元の目標も押さえられる。


子どもたちの書いた内容を見ると、そんな課題に少し近づけたような気がします。


主観的な意見ですけどね笑







作家の時間がスタート

作家の時間をスタートしました。

1学期は勇気がでず、2学期序盤は研究授業の影響で始められず、、、


やっとやっとです。嬉しい。


さて初日ということで、子どもたちの書くことへの敷居を低くする作戦から始めました。


作品のイメージをもってもらうため、ミニレッスンで僕と実習生の下書き作品を紹介。

ネタは、前日に子どもたちにしかけられた『ドッキリ』の話を書きました。子どもたち、終始ニヤニヤです笑


「子どもたちはこんな日常のお話でもいいの」

「ほんまの話やん」


「いいねんで〜こういうほんまの話をノンフィクションって言うねん」


と大盛り上がり。つかみは良かったです。


いつもは書くのを嫌がる子も、どんどん筆を動かしていく。


ジャーナルには、9割の子どもたちが「作家の時間楽しい!」と書いてくれました。


ミニレッスンのネタが上手く作れるか不安ですが、楽しみながらチャレンジしていきます。

作家の時間がスタート

作家の時間をスタートしました。

1学期は勇気がでず、2学期序盤は研究授業の影響で始められず、、、


やっとやっとです。嬉しい。


さて初日ということで、子どもたちの書くことへの敷居を低くする作戦から始めました。


作品のイメージをもってもらうため、ミニレッスンで僕と実習生の下書き作品を紹介。

ネタは、前日に子どもたちにしかけられた『ドッキリ』の話を書きました。子どもたち、終始ニヤニヤです笑


「子どもたちはこんな日常のお話でもいいの」

「ほんまの話やん」


「いいねんで〜こういうほんまの話をノンフィクションって言うねん」


と大盛り上がり。つかみは良かったです。


いつもは書くのを嫌がる子も、どんどん筆を動かしていく。


ジャーナルには、9割の子どもたちが「作家の時間楽しい!」と書いてくれました。


ミニレッスンのネタが上手く作れるか不安ですが、楽しみながらチャレンジしていきます。

授業の振り返り〜教育実習3日目〜

教育実習2日目


1時間目 国語 海のいのち

「村一番の漁師の条件をまとめることができる」

オープンクエスチョンで発散収束活用

 発散: 村一番の一番というと?

 収束: 村一番の漁師になるための条件

 活用: おとうから太一へのメッセージ


※難しいテーマもオープンクエスチョンなら、話せてしまう。やっぱり、ワークシートじゃなくて相互作用のある活動から目標に近づきたい。ペアトークの可能性を感じた。


3時間目 算数 『学び合い』

目標 「縮図を書いて、実際の長さを求めることができる」

評価  小テストに合格。

※全員達成まであと少し。授業開始が少し遅くなった。達成できなかった理由として、時間的な要因もあげられる。苦手スペースをつくることで、自分から教えてと言えない子たちが集まれた。強く語ったことは「ヘルプを出せない友だちが出せるようになるまで支えていける仲間になれると最高だよね」


4時間目 社会 『学び合い』

目標「友だちの工夫を生かして、ノートまとめをしよう」

評価 前時と比べて、友だちの工夫を生かしてノートが作られている。どのような友だちの工夫を生かしたのか、振り返りに書けている。


5時間目 会社活動

ATM会社から給料が支給され、学級通貨が目標の金額に達した。来週、講堂を使ってスポーツおにご大会をする予定。



放課後 

実習生と定例進捗会議

テーマは分かりやすいインストラクション

授業の振り返り〜教育実習1日目〜

教育実習が始まりました。

できる範囲で授業の振り返りを行なっていきます。


授業振り返り

1時間目

サークルタイムからのペアトーク。土日の出来事を発散・収束・活用で聴き、班で他己紹介

わたしの構成要素の練習→「わたしはこんな人」のテーマで振りジャに自己紹介を書く。

ファシリテーターが相手の話す内容を決めつける瞬間があったので指導。聴いて書くのスピードがあがってきている。そろそろ、検定を始めてデカホワイトボードに移行する予定。


2時間目 江戸時代の文化と学問 『学び合い』

自分たちでノートまとめ。

ギャラリーウォークで友だちの工夫をメモ。

次のノートまとめに生かしたいことを書く。

※キーワード(必ず書く内容)を中心にまとめられるようになってきている。課題が終わった子は問題づくりにとりかかる。


3時間目 算数『学び合い』

「なぜ「正」がつく図形は、いつも拡大図縮図になるのか説明できる」

※単元通しの『学び合い』を始めたが、まだまだ機能していない。自分の学びと友だちの学びへの意識が変に偏っている。バランスが悪い。まだ上手く言葉にできないけど、改善策はあるので明日試してみる。


4時間目 国語✖️社会  一斉授業

社会の資料を使って、国語の単元を進める。


5時間目 体育 マット運動


6時間目 図工 『学び合い』

配色や技法について、子どもたち同士で相談するようになった。


放課後

定例進捗会議で実習生と振り返り


『学び合い』の方がマシ

研究授業のプレをするため、先陣を切って授業を行っている。題材は海のいのち。今日は一斉指導で行った。が、やっぱり一斉指導だと救えない子がいる。学習計画の中身にも問題があったが、『学び合い』なら救えた。『学び合い』のほうがマシであるの意味がよく分かる時間にだった。


やっぱり、『学び合い』の考え方で進めたい。同じゴールでも、語りが変われば、それだけで授業は変わるはずだから。


もし一斉指導でやるなら、学習計画を見直さないといけない。一斉指導で進めるから、あれもこれもになっている。もう少し削ぎ落とさないと。


構成的にやるなら、とことん練らないと。

1学期とはちがう

振り返りジャーナル

「1週間の振り返り」でこんな言葉がありました。


一部抜粋

「なんか、1学期とかなせんの迫力がちがう。勉強せなあかんって思う。6年なってから、すぐお腹がすくもん。そんだけ頭使ってるってことやんな?前の社会より、今の方が俺好きやわ。かなせんあまり話さなくなったし。なんか、授業中ドキドキするようになってん。」


他数名からも、1学期とはちがうというようなニュアンスのコメントをもらった。


何が違うのかなぁと振り返ってみふと、研究教科になっている国語以外はほぼ『学び合い』の考え方で進めているということ。「考え方」で、です。


あとは、できることしかやってない。

けど、きっと自分もチャレンジしてるからなんだと思う。「1人も見捨てない」を。


今はその大変さがよく分かるし、簡単じゃないって思う。でも、自分に徳(得)が返ってくる。苦労しても人とつながることは有益なんだって思える。


語りの言葉も自然とでててくる。

みんなで、全員が学べるクラスになろうぜ!と堂々と言える。


ちょっとなんですけど、

前の自分から変われた気がします。


まだまだですけど、1学期とはちがう。

算数の次の単元から、単元まるごとでやっていきます。『学び合い』楽しいです。