空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

2018-01-01から1年間の記事一覧

影響力のある方に願うこと

原理的実践者(Facebookで目にした言葉)、いわゆる『学び合い』の原理にそって実践される方の発信は大切。ただそれだけでは足りない。それ以上に求められるのは、その方々が原理を生かして現場の様々な実態に適応させている事例を発信することだと思う。 もち…

伝えたかったことは何だろう?

朝、校門での挨拶。 「先生ー!おれんちはサンタクロースこーへんねん!」 と平気そうな顔で言う。 近くでは「プレゼント何もらったー?」という話題で盛り上がっていた。 サンタクロース役をする立場になって、サンタクロースって何だ?って思う。 彼が伝え…

遠い話

誰しも理想があって、その理想を追いかけていく。学生の時は「変えなければ。このままではいけないんだ」と大層なことを言っていました。何もできないのに。 youth for 3.11(東北の復興支援団体)を離れる時に、当時の学生リーダーにこんな話をした。 「僕は…

謝りたい

失敗しました。 ある子に期待をかけ、願いをかけ「自分から聞いてみようね」と念をおし、私からのアプローチは控え、30分間彼の姿を見ていたのです。結局、彼はよくつるむ友だちとくっついたまま何もやらず授業を終えてしまった。周りの子たちは「ちゃんと…

勝ち負けじゃないけれど…

習熟度別算数の担当として早6ヶ月。私の担当クラスはじわじわと人数が増えてきました。形態は少人数授業といったの方がよいか。あるクラスの人数比は習熟度別:担任クラス=33:7です。去年担任したクラス人数を超えました。 授業をする上で密かに思ってい…

担任だからこそできることってあるじゃない?

12月10日(月) 振り返り いろいろあって今日の対話は「人権」と「子どもの権利条約」がキーワード。「乱暴に権利を主張するのはおかしいよね」と算数の時間にお話。M1の上沼さん批判の話もでた。たった45分の授業だけど、これも『学び合い』だからこそ。勉強…

最近よくある質問〜授業準備の方法を教えてください〜

「どうやって授業準備をしたらいいか分からない」 このような質問を受けることがあります。 来年から教壇に立つ予定の学生さんから。 これ、かなり危機的状況です。 教員免許を与えられている立場で、 「授業準備の仕方が分からない」という課題が出てくるこ…

つながって挑む

ブログ更新が滞っています。体調を崩していたのもありますが、その他にも登壇の機会を2回も頂き、その準備に追われているのも理由の1つです。それにもかかわらず、1日あたり50〜70のPV数があります。見てくださっている方がいるのは本当に励みになります…

変化

1番しんどいクラスの子どもたちに、少しずつ変化が訪れてきました。 その背景にあるものは何だろう?と自分が意図的にやってきたことを振り返ると、 「認める」 「ほめる」 「任せる」 「支える」 「叱る」 を繰り返してきたからだと考えています。 このどれ…

その一歩を重ねていく

解き方が分からないとすぐ諦めがちだった彼。 「どんな感じや?いけるか?」と聞くと 「もっかいやってみる」と言うようになった。 自分から中々動き出せない子が 「なぁなぁ。説明…聞いてくれない?」と初めて言えた。 10年後、20年後、30年後の未来は どん…

私はどうかしている

ある出来事があって、最後にこう語った。「気づいているのに気づかないふりをする人がいる。行動しようとしない人がいる。先生がクラスメイトなら、そんなクラス嫌だよ。人も物も大切にできない人なんて信頼できないし、いい社会なんて作れない」と。思わず…

これは矛盾かい?

「かなせーん!今回のテストは100点とれたかも!」昼休みにとあるクラスの子どもたちが職員室に報告に来てくれました。『学び合い』を始めた二学期から点数が徐々に伸びてきた子どもたち。一斉授業に比べると、私が教える時間ははるかに少ないのに。でも…

これは矛盾かい?

「かなせーん!今回のテストは100点とれたかも!」昼休みにとあるクラスの子どもたちが職員室に報告に来てくれました。『学び合い』を始めた二学期から点数が徐々に伸びてきた子どもたち。一斉授業に比べると、私が教える時間ははるかに少ないのに。でも…

何度も初心にかえる

最近読み直している本です。 (THE教師力ハンドブック)" title="子どもたちのことが奥の奥までわかる見取り入門 (THE教師力ハンドブック)">子どもたちのことが奥の奥までわかる見取り入門<会話形式でわかる『学び合い』テクニック> (THE教師力ハンドブック)作…

まだまだ甘い

人とつながることは得だと、それが価値あることだと感じられる場所になっているか。もう一度、意を新たにして臨まなければいけない。やはり、まだまだ私は甘い。

『学び合い』をするのに一斉授業を極める必要はない。という考えを勘違いしてはいけない

極める必要はないと思う。まだ4年目の、極めたことがない者が言う台詞ではないし、私が言ったところで説得力に欠けるんだけどね。その中でも、以下のような基礎基本のスキルは最低限必要なのかなぁと思う。これらのスキルがないと、導入5分で語りと課題説明…

チューニングを合わせる

修学旅行から帰ってきた翌日。6年生は2時間目からの登校。つまり、私の習熟度別算数からスタートだ。語る内容は特に決めず、子どもたちのとチューニングを合わせにいった。(本当は前の授業を受けて、語りたいことがたくさんあったけど、そこは一先ず封印。…

一定の距離を置く

表題は子どもたちとの距離のこと。担任のときは振り返りジャーナルを通じて、子どもたちとつながっていました。担外の今も、あらゆるチャンネルを通して繋がることは大切にしています。ただ、お互いのプライベートゾーン(大切にしたいこと)には触れられない…

「自分」のための授業はいらない

先日、とある事情で『学び合い』的な授業展開ではなく、一斉授業による展開で授業を進めることがあった。冒頭の15分である。子どもたちの様子はいつもとちがう。分かり切ってたことなのに。そんな子どもたちの姿を見て、私は焦る。子どもたちを見る視点もす…

昨年のメモを掘り起こす

昨年の年度末に『学び合い』実践を振り返ったメモがでてきた。でてきたというよりは去年の手帳を振り返ると見つけたが正しいか。・『学び合い』は従来の授業よりも教師の影響力が大きくなる実践。・学力下位層の子達の点数は伸び、点数の底上げはできた。・…

僕のNEW『学び合い』

個人的にですけど、ようやくNEW『学び合い』の形が見えてきた気がします。詳しいことは後日に譲りますが、簡単に言うと『学び合い』の課題を2つ作ることにしたのです。プリントから教科書。教科書からプリント。同じチームから違うチームへの交流。教科書が…

可能性を求め続けたい

教師になったからには授業を通して、子どもたちが変容していく姿を見ていきたい。多くの先生方がそう思っている…はず。しかし、学校を取り巻く課題は決して少なくなくて。授業の準備よりも、それ以外の部分に比重があるのが実際のところ。それは僕の学校に限…

ニコニコするだけだった。

単元自由進度の『学び合い』も3単元目に突入。単元は「比例と反比例」です。「先生!算数検定の準備したいから、予習どんどん進めていい?」「研究テーマ決めたいから図書室行ってもいいですか?」まだ比例も終わってないのに、反比例の内容を終わらせてしま…

全て任せた方がマシ?

『学び合い』を実践されている先生の教室に入って感じたこと。何を語るかよりも、どう教えるかばかりに比重がいってしまったら、それは『学び合い』ではないのかもしれない。半端な解説をするなら、全て任せた方が良い。私の場合はね。

学校だからこそ

学校だからこそできること。勝ち負けじゃない部分で楽しめる遊びをたくさん知ってほしい。ドッヂボールだけじゃなくて、昔遊びのような気がつけばみんな笑顔になる遊びがいいな。そのためにはそんな遊びを知っている人と遊ぶ時間が必要だ。心を揺さぶるステ…

全て任せた方がマシ?

『学び合い』を実践されている先生の教室に入って感じたこと。何を語るかよりも、どう教えるかばかりに比重がいってしまったら、それは『学び合い』ではないのかもしれない。半端な解説をするなら、全て任せた方が良い。私の場合はね。

複雑な気分

いろんな教室に入るたびに複雑な気持ちになります。教師が変われば授業が変わる。授業が変われば、子どもたちが変わる。なんとなくこなしているだけの学校生活に、自分の成長なんて見えっこないのです。「自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研修と修養に…

なんだかんだいって

『学び合い』の会を開くことで、いろんな先生方と繋がることができました。会をつくるまでは、『学び合い』を広めたい!と、使命感みたいなものを感じてましたが、今は違います。たくさんの妄想を持っています。きっとあっという間に過ぎていくであろうこの…

『学び合い』の算数 第1時「比例反比例」

比例反比例の単元がスタート。導入は横の長さが4㎝、縦の長さが異なる3つの長方形で比例の関係をおさらいをし、その比例の関係を示した表から「新たなきまり」を見つけるという学習課題でした。授業記録を詳細に書くには時間が足りないので、導入序盤の主な…

離れたところから見つめてみる

僕は『学び合い』の本流から離れてきている。本流かそうじゃないかの議論はどうでもいいんです。でも、今の自分は『』を信じながら懐疑的に見ている。気がつけば偏った考え方になりそうだから。去年の考え方をアレンジしないと、目の前の子どもたちに合わな…