2018-01-01から1年間の記事一覧
単元を自由進度で学習できる環境を生かし、研究コースという発展的な学びの場を作りました。参加は希望制で、参加条件はプレテストで9割以上の点数をとることとなっています。クラスの2割の子たちが希望し、様々な研究テーマで個々のプロジェクトを進めてい…
「いいかぁ。今日はノートに書く量が多くなるで。頑張ってついてこいよ!」これは励ましの言葉?勇気づけの言葉?子どもの実態を無視した一方通行の言葉?ゴールは書き写すことと教師についていくこと?本当のところは分からない。今年はいろんな教室に足を…
「からっぽ」 頭を からっぽにする 胃を からっぽにする 心を からっぽにする そうすると 入ってくる 全てのものが 新鮮で 生き生きしている 「坂村真民詩集」より この前教えてもらった詩。 今の僕はこの詩が好き。 もう一つ。 渇き 渇くということは非常に…
『学び合い』の実践者には、シンプルな『学び合い』ではなく、一斉授業+『任せる』といった授業をする方もいる。それに至るにはいろんな事情がある。子どもたちや保護者から「先生に教えてほしい」と言われたり、学校の事情であったり。授業の形態としては…
今日は放課後にメンター研修がありました。講師は今年赴任された経験年数10年以上の大先輩。とても明るくてユニークで職員室の雰囲気を明るくしてくれるムードメーカーです。とても楽しかった。そして、何より「褒める」「のせる」が上手い!!研修内容は…
先日、一斉授業を積み重ねてきた大先輩に問われた。「算数科・数学科の本質を一言でいうとなんだと思う?」と。「うーん」と少し悩んだが、今の実践から言えることを答えとして伝えた。「一言で答える」ってその人らしさが滲み出る。その他に、別の方からは…
いろんな方との対話を通して、つい最近感じ始めた虚無感の根源がうっすらと見えてきました。恐らく、僕の予想は外れていない。1年目の授業が懐かしいと感じたのも合点がいく。昨年は年度途中からフルの『学び合い』にチャレンジした。子どもたちの繋がりは…
子どもたちの前で、 大人たちが本音を語ったり、 大人たちが本気で協力したり、 大人たちが本気で「あーだ、こーだ」と対話をしたり、とにかく真剣に全力でやる姿を見せてみる。 そんな姿を子どもたちにもっと見せるのって大事だ。 1年目のときに応援団の担…
気になるの主語は私である。学校教育でいうと、現場の先生や親御さん。共通していることは、自分の「普通は〜であるべき」という価値観や相対的な視点でその子を我が子を見ていること。言い換えると、自分の物差しや他者との比較で判断をしてしまっていると…
「子ども扱いせず、1人の人として対等に接する」この言葉にはどんな思いが込められているのでしょう。一方、小学生なんだから。小学6年生なんだから。中学生なんだから。高校生なんだから。大学生なんだから。「これぐらい出来て当然でしょう?」この言葉に…
まず、ハイブリッド『学び合い』とは語りと課題提示をして、「はい、どうぞ」と課題解決を子どもたちに任せる『学び合い』(以下、任せる『学び合い』と呼びます)ではなく、授業の初めにミニレッスンを行うような、一斉授業➕『学び合い』を組み合わせた授業の…
『学び合い』は考え方だから、いろんな『学び合い』があっていい。その考え方は今も変わらない。けど、明日からは誰がなんと言おうと1時間での『全員達成』を強く求める。単元自由進度で進めているクラスでは、「自分から「分からへん人おるかー?」と教え…
自分の現在地が分からなくなってきました。『学び合い』できてんのかな?と自問自答しても、「俺は『学び合い』やってるよ」とハッキリ言えないというか。そもそも、自分の実践は〇〇ですと語る必要もないのだろうけど。『学び合い』をはじめ参考にしている…
現在、習熟度別算数の担当として、6年生3クラスで『学び合い』を実践しています。2学期からは単元自由進度の『学び合い』にチャレンジしていましたが、3クラス中1クラスでは単元自由進度ではなく、1時間ごとの成果を振り返る『学び合い』に戻すことに…
先日、こんな記事を書きました。 metch96.hatenablog.com 全員が100点を取らなければいけない。なんてこれっぽちも思ってなく。ただ、周りに認めてもらうために、平均点を上げるんだ!という主張に見えてしまう書き方になってしまったのは事実。こういう…
結局のところ、学習の主語が子どもたちへと滑らかに移っていくようなシンプルな展開にしていくこと。日本語おかしいかな。つまりは『学び合い』を装飾しすぎると、うまくいかないとことが増えるかもって話。なんだかんだシンプルな実践がいい。今日の反省で…
「速さ」の学習がスタートしました。第1時は「豆ひろいゲーム」で実際に速さを体感し、日常にある速さと結びつけながら、その意味や表し方をおさえました。追試実践は算数授業研究特別号21の「あなたにでもできる「わたしの実践」です。 結論から言うと、と…
自分に足りないもの。それは圧倒的な結果。 かなせんの授業は楽しく学べる!成績が伸びた!というフィードバックは授業アンケートからも明らかで、子どもたちの9割~10割弱が『学び合い』の授業に満足している。単元テストの平均点は80点~83点を推移。悪く…
研究授業シーズン。ようやく授業を見る視点が身につき、検討会でも自分の考えを言えるようになってきました。って、まだその程度のレベルなんですけどね…とほほ、さて、授業を見ていると「予定調和のある授業はやりやすい。それは誰にとって?これは誰のため…
『学び合い』では、教授(学習)は子どもたちの役目だ。教師は教えてはいけない。実践して2年目はそう頑なに考えていました。3年目の昨年は、それまでと比べると、難しいと感じる内容があれば、授業冒頭にミニレッスンをするようになりました。それでも「教…
「1人も見捨てない」この言葉をどう解釈するかで、教師の語りも環境整備も、また子どもたちの動きも変わってくる。つまり、実践者の捉え方によって『学び合い』の実践も異なってくるということです。では、1人も見捨てないを願う『学び合い』の実践者全体に…
教師であればと考えがちですが、教師も人の子。 実に多様で、それぞれの個性が学級経営や授業の在り方ににじみ出るものです。 そして、それは「学び方」にも言えることで。「学ぶ」ことに関する価値観は、驚くほど多様です。そこで、3つのタイプに分類して…
『学び合い』をはじめて、約3か月が経ちました。3クラスともそれぞれの成長曲線を描き、自分で必要な学習方法を決め、自分から学びとろうとする子どもたちが増えてきました。ただ、3か月経ったからという訳ではないのですが、一番大切にすべきことへの意識が…
『学び合い』の課題づくり伴走PJ第1期が終了しました。まず、この企画にチャレンジしてくれたパートナーの皆様に感謝します。私自身、とても学びのある時間となりました。課題づくりのために購入した本は8冊で、隙間時間で一気に読み、使える技術を精査。私…
学びの個別化・協同化について。子どもたちがが個々に必要な学習を進め、いつでも援助希求ができる教室。この状態になれば、なおのこと教師のカンファランスが生きてくる。集団の状況を見取りつつ、個別or 小集団への支援を積極的に進めたい。 昨年は躊躇し…
「この単元でどんな力をつけたいんですか?」 単元の進め方を相談されると、ついこう聞いてしまいます。でも相手側にしたら、この一言はとても堅苦しく難しい話題に聞こえることもあるそうで・・・(私の伝え方にも問題があるのかな)この場合、相談者の方は…
昨日はどうしても授業展開(課題づくり)が思いつかなくて、思わず「ここ、どうやって授業したらいいか分からへん!」と大きめの声で呟いちゃったのです。半径1メートルの人に聞こえるぐらいの声だったかな。すると、「どんな内容ですかー?」 1人の先輩先生…
単元ごとに席替えをすることになりました。方法はとてもシンプル。教室につくと、それぞれの机にトランプが置いてあって、みんな揃ったら一斉にひっくり返す。同じ数字同士が班のメンバーになるというもの。おススメです。あっという間に終わりますから。さ…
今日は待てませんでした。 余計な一言で子どもの姿を可視化してしまったのです。 その言葉は、その子に対する周囲の関心を集めたものの、その子の学びやすさや意欲付けにはつながっていませんでした。 きっとこう思っていたかもしれません。 「いやいや、俺…
所詮他者の表面的な部分しか分からない。結果へのプロセスや感情は見えにくい。ちょっとやりとりしただけで友人と錯覚する。そんな一部分だけで、人を判断しようとするな。しかし、その一部分だけで判断されることもあることは忘れるな。発信するならば、そ…