空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

信頼ベースの学級経営~1学期振り返り~

1学期が終わったので簡単に実践報告します。

①ミニホワイトボード
クラス会議や授業での意見の可視化、テスト前の勉強など、色々な場面で活用することができました。使用頻度が高いとペンの消費も早くなり、DAISOでまとめ買いしましたw
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②質問の技カード
毎週月曜日は「土日のできごと」というテーマで聴き合い、振り返りジャーナルにその内容を書くことを習慣化しました。その他は教科の内容に合わせて、質問の技カードを使う機会を組み込みました。

社会 雪国に住むのは得❔それとも損❔(北海道のくらし)
ご飯に合うおかずというと(お米の単元)
国語 王子様の作戦というと❔(世界一やかましい音)
水分補給はペットボトル❔それとも水筒❔(討論)

合計30回のペアトークを達成。
シールを貼りながら、積み重ねを可視化しました。
まだカードを見ながら質問をしているので、2学期序盤で定着させていきたいです。デカホワイトボードも夏休み明けに始めます。

③振り返りジャーナル
さすがに毎日は書けませんでしたが、1学期で計50日分書くことができました。思ったのは、振り返りジャーナルを書かせることを目的にしてしまうと、子どもたちも嫌々やってしまうのかなと。それから、書かせるテーマだけでなく、『タイミング』も大切なことに気づきました。例えば、プロジェクトアドベンチャーをした後すぐに書かせるのと、その日の帰りの会で書かせるでは内容も変わってくると思います。このテーマ微妙だったなぁというものも結構あったので、発問と同じく、子どもたちがついつい熱中して書いてしまうようなテーマを設定できるようになりたいです。懇談会では、保護者に見てもらう機会もあり、『うちの子、こんなこと考えられるんですね』とお子さまの以外な一面に気付いてもらうことにもつながりました。もちろん内緒です。


④教室リフォームプロジェクト
教室にマットスペースを2箇所設けて、子どもたちが自らの手で教室を作り上げるプロセスを経ることができました。読書スペースとして、会社活動の打ち合わせ場所としてなど、子どもたちは思い思いで有効活用することができていました。個人的にですが、信頼ベースで一番チャレンジしたかった実践であったので、なんとか形にできて嬉しかったです。人数が32名で、教室スペースに余裕があったからこそできた部分もあります。もし人数が40人だったら、どのように子どもたちに教室のオーナーシップをもたせていたのか、今後の課題になりそうです。

課題
教科の時間を削ってまで、教室リフォームや会社活動、プロジェクトアドベンチャーなどをしてしまい、全体的な授業進度に遅れがでてしまいました。学期末はもうカツカツでした汗
2学期からは、信頼ベースの実践を単独ではなく、上手く学校の時間割りに組み込み、教科と絡めて展開できるように、バランスを大切に実践していきたいと思います。