空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

自然だから好き

『学び合い』をやっていると、自然になってくるんですよ。子どもたちの学ぶ姿が。


「1人も見捨てない」


『学び合い』の軸になる考え方です。2学期から、形を変え、品を変え、繰り返し子どもたちに伝えてきました。この言葉は、良くも悪くもとってもエネルギーのある言葉ですから。気を使いながら、でも包み隠さず。


最近は、Iメッセージとして。私の願いとして語っています。


「先生は、1人も見捨てたくない!困った時は助け合う社会になってほしいし、君たちにはその社会を作るメンバーでいてほしい。自分にできることを精一杯やろうね」と。


この願いが浸透してくると、自然な学びの姿が見えるようになってきます。僕の職員室で起きていることと全く同じ。分からない時は聞いて、聞かれたら答える。ただ、それだけ。とてもシンプルです。


『学び合い』は‘自然な’人の学び方やあり方を見せてくれるんです。


最近始めた「ブロックアワー(自立学習)」では、国語算数社会と各々が取り組んでいる課題が違っても、自分たちのタイミングで助け合う姿が見られます。


きっと『学び合い』の願いが伝わっているからなんだと思います。伝わっているからこそ、個別化・協同化という学びが行ったり来たりできるのでしょう。


全国の先生方は、助け合う姿を生み出すために、いろんな仕掛けを作っていると思います。でも『学び合い』なら、仕掛けを作らなくても、毎日助け合う経験を積ませることが可能です。


いろんな道があると思いますが、ぜひ騙されたと思って『学び合い』に取り組んでみてください。自然な学びの姿が見られるようになりますよ。