空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

『学び合い』やっていて良かったよ

放課後、友達との関わりに悩むAさんの話を聞いていました。


少し詳しく話すと、班の話し合いや全体での活動に参加することが苦手なBくんに対する言葉かけについて悩んでいました。


Aさん

「声かけたら、1人がいいって言われるし、どこまで関わっていいのか分からなくなる。かといって、1人にしていたら見捨ててるんじゃないかって思うし、どうしたらいいんか分からへんねん。ほっといてみたいな態度を取るとすぐ拗ねるし。はっきりと気持ちを伝えるのがいいのかどうか。もー、分からん!」


ぼく「大丈夫だよ。それ、見捨ててることにはならへんで。見捨てるというのは、その人に対して何も考えを巡らせないときのことを言うんやって。あえて声をかけなかったり、こういう風な関わり方をしたら不味いかな?こうすれば、あーすれば、って思うのは充分に相手のことを考えられている証拠だと思うよ。立派だよ。Bさんは幸せ者だね。人の関わりって正解がないし、難しいなぁ。でも君の話を聞いて、先生は『学び合い』をやっていて良かったって思えたよ」


こんな話をして今日は終わりました。

自分のことさえできればいい!って言ってた子がこんな話をするなんてねぇ。


相手のあるがままを受け止める。人間だから良いところも悪いところもある。言いづらいけど伝えなきゃいけないときもある。もういい!って関係を断ちたくなるときもある。人間関係って難しい。


ね、明日もみんなでがんばろう。