kanasenの『七転び八起き』

大阪の小学校教員かなせんです。「幸せに生きる」その力を育む場づくりを探求します。ともに歩み・ともに学び・ともに創る。モットーは「やりたいこと」に正直に

『学び合い』を成立させるために1番大切なこと

『学び合い』を成立させるために1番大切なこと。

 

それは1人も見捨てないの価値を語り続けること。特に初期は全員達成を本気で求め続けることです。

 

『学び合い』を始めた頃は、子どもたちに「1人も見捨てない」「全員達成」を伝え、求め続けることができませでした。気がつけば全員達成の必要性を語らず、「みんな能力が違うし、1時間で全員ができるなんてありえない。ほどほどでいいんだ。」と言い聞かせている自分がいました。すると、子どもたちは私の心を映すかのように、自分の課題が終わった後も練習プリントで自分の学習を進め、学習に遅れている子たちは私が教室をぐるぐる回ってサポートする状況になりました。子どもたちは何も悪くありません。考えてみれば当然です。

 

教師が本気で求めなければ、子どもたちも本気で応えるはずがないのです。

 

何度も何度も語り、全員達成のために動く子どもたちの姿に感謝し、その価値を伝え続ける。とても地道で長い道のりですが、願いをかけた分だけ、子どもたちは変わっていきます。 2割の子たちがその願いに共感し、その姿が徐々に中間層に影響を与えていきます。クラスの8割の子たちが全員達成に向けて動き出すまで粘り強く子どもたちの変化を待つのです。すると、1人では学習に進めない子どもたちも、仲間の支えで徐々に自立した学習者へと変わっていけるのです。

 

求め続けるためには覚悟が必要です。準備も必要です。同僚の信頼も必要です。それを支えるのは、やはり、教師が本気で1人も見捨てない事は得だと信じる、そんな社会を実現させたいと強く願う心でしょう。

 

結局精神論かい!と言われそうですが、これについては譲れないのです。その気持ちが弱くなったとき、『学び合い』はいとも簡単に崩れてしまうでしょう。