空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

ワクワクセンサー

今年一番力を入れたいと思っている

会社活動が始まりました。


「ウェズレーのくに」を読み聞かせして、好きなことをとことん追求する面白さを語りました。



伝えたことは、


「なかなか好きなこと選ぶって難しいよね。わかるよ。仲良しでやりたい気持ちも分かるけど、選ぶときはね、面白いと思ったほうを選ぶと楽しくやれるもんなんだよ。自分軸を大切にね」



できた会社はというと


ベジタブル会社

新聞&インテリア会社

イラスト会社

ATM株式会社

絵本読み聞かせ会社(3チーム)

工作さいほう会社

修理会社

イベント会社

ミニ先生会社

はてなカンパニー


何よりうれしかったのは、

ユニークな会社ができたことではなく、


「面白そうやから、やっぱりこっちの会社にしていい?」

と、自己選択ができていたこと。


今だからこそ、子どもたちには「妥協ではなく、好きなこと、面白いた感じたことで選ぶ」経験をたくさん積んでほしい。


その経験が豊かであれば

ワクワクセンサー、ビンビンの大人が生まれるんだろうなぁ。


そうなって欲しいなぁ。


アップデート〜振り返りジャーナル+α〜

振り返りジャーナル×成長ノート


振り返りジャーナルを自分にとってよりよいものへ。


菊池先生が提唱している成長ノートの実践

に取り組んでいる友だちと話をしていて、感じたこと。


①書く時間

→時間は5分〜10分。ストップウォッチで時間を測って、「集中×書く」の時間を作る。書く時間は帰り会のときにこだわらない(←これは自分の中で大事) 集中して書ければ良い。


②テーマ

振り返りのテーマが思いつかないときがある。これはテーマに特別感を出そうとしすぎてたから。授業内容の些細なこと、極端なことをいえば授業で扱った四字熟語についてなど。テーマはシンプルに。書けるだけ書く。


③ノートのサイズ

大学ノートの3分の1にします。


以上、3つ。

付け足したり、省いたりと、こうすれば!という案はまだありますが、とりあえず今回はこの3つ。


振り返りジャーナルから名前も変わるかもしれません。


学び合い〜『1人も見捨てるな』

『学び合い』が始まりました。


復習&インストラクション 10分

時間は15分〜20分

説明しあいっこ 5分 男女2名以上

有志のプレゼン 5分


価値のインストラクションは以下2つ

1つ目は「助け合えるチームになってほしい」という思い。

2つ目はラーニングピラミッドを見せながら、「対話を重ねて得た学びの価値」を説明。


まずはご近所さん(班)から、相談。

近くの人が忙しそうだったら、号車で。

最後は号車を超えて。

と動ける範囲に制限をつけました。


43人でどうなるかと思いましたが、

人数が多い『学び合い』も悪くありません。


初期なので

『1人も見捨てるな』

『できた人、自分にできることは何や』

とかなりしつこく言ってます。


今はお節介焼きもOK!

僕も教えに行きます(モデルとして)


そして、

心の底からの

「できた」

「あっ、そういうことね!」

という子どもたちの言葉は何にも代え難く、

ほんまうれしいものです。


さぁ、これからです。






クラスが変わっても

放課後の出来事


去年担任していた3人の児童が「クラス変わっても振り返りお願いします」と言って、自作の「振り返りジャーナル」を持ってきました。1年間やりたいとのこと。テーマも各自で考えて。


僕が見るべきなのか、振り返りの宛先は現担任の方がいいんじゃないかといろいろ考えました。


が、とりあえず、伴走者はぼくで、現担任にも見せるということでOKしました。


全員とまではいかなくとも、きっとこの子たちにとってジャーナルの存在は大きかったんだ。最初は1、2行しか書けなかったのに。粘り強く続けて良かったと思えた瞬間でした。


43名➕3名で46名笑

徐々に現担任に移行していく予定ですが、

しばらくは、コメント25分以内を目標にがんばりたいと思います笑


今年の目標は毎日振り返ること!

気長にどんと構えてがんばります。

新学期スタート!

新学期がスタートしました。

6年生43名。教室に隙間がない笑


でもでも、ピンチはチャンス!

アイランド型を中心とした授業だと、教室空間は広くなるし。人数が多ければ多いほど、エネルギーも大きいはず。視点を変えれば、プラスに変えられそなことがたくさんあります。


今日は大阪ペースで学んだアイスブレイクでゆるく楽しんで、最後はじゃんけん大会でハイタッチのお別れ。ただ、強く叩く子が多かった、、苦笑

明日は愛と思いやりをこめたハイタッチを求めます。


振り返りジャーナルもここまで人数が多くなると、必須アイテム。43人一人一人とのコミュニケーションを大切にしていきます。


明日はホワイトボードゲームではじまりはじまり〜。


学び合いのお題 (5年 分数のかけ算)

分数のかけ算×学び合い

古畑任三郎


1㎗で3/7㎡の面積をぬれるペンキがあります。このペンキを2㎗使うと何㎡ぬることがでるでしょう。


発問:2㎗って1㎗の何倍?ホワイトボードに書きます。せーの!ダーダン。


子:2!


発問:じゃあ、この問題の答えを求める式はどうなる?5,4,3,2,1せーの!ダーダン。


子:3/7×2


「そやなぁ。1㎗の2倍やから、3/7㎡の2倍になるはずやなぁ。でもな、困ったことに答えがたくさんでてしまってん、 、、


Aくんは

「せんせー!わかった!分子に2かけて6/7㎡や!」


ほんで、Bくん。

「いやいや何言うとんねん。分母の母ちゃん優先や。やから分母に2かけて3/14㎡やで」


ところがどっこいCくんはこんなこと言うてんねん。

「AもBも平等って言葉知らんなぁ〜。子どもも母ちゃんもどっちも大事やねん。やから分子と分母に2かけて、6/14や!」


「さてさて、ABCのどの計算方法が正しいんでしょうね。今回の学び合い。正しい計算方法はどれか、1㎗マスの図を使って説明してもらいます」


Aやと思う人?

Bやと思う人?

Cやと思う人?


「いろいろやなぁ。じゃあ、自分とは違う考えの人を仲間にできるように説得してみて。自分の説明で相手の考えを変えれたらすごいなぁ〜。」


めあて

正しい答えはどれ?

3/7×2の計算方法を図を使って説明しよう。


「はい、どうぞ」


賛否両論あると思います。


でも、うちのクラスには古畑任三郎式があってるんですよね。

会社活動再開

会社活動がスタートしました!


1学期もやってたんですが、

勢いだけで終わってしまい、、



3学期からうまくいくかなぁ

子どもたち冷めてないかなぁ


といろいろ不安もあったんですが、


「あと40日しかないけど、 勉強も遊びも思いっきり楽しもうぜ!」


この一言で始めちゃいました笑

インストラクションは勢いだけ!


「クラスもさ、学年もさ、楽しかったら超幸せだよね。学校や遊びのルールで叱られることが増えてるからさ、そんな雰囲気をさ吹き飛ばすようなオーラをさ、5年1組からつくっていこう!楽しまなきゃ損だよ!」


もう、ほんと勢いだけ!


意識したのは、先生がほんとに楽しみたいって思う気持ちを全面に出すこと。


それだけ。



さて、なんでも工作会社に早速仕事を依頼。


「給食当番表の作成」


え、今さらと思うかもしれませんが、


3学期の当番表なかったんですよ笑


で、やっぱり不便やなとなって、

過去のサンプルをもとにつくってもらいました。


そしたら、

「せんせー、うまく中心とられへん」

「そかそか、じゃどうしたらいいと思う?」

「えー、わからん!なんかいいアイデアない?」

「そかそか。では君に秘密の道具を授けよう〜、タッタラ〜コンパス〜!」

「あっ、わかったわかったで!半分のきょり測るの!」

「そうそう。じゃぁ、8等分するにはどうしたらいい?」

「分度器やろ!いけるわ!」

「なー、ここで算数で習ったことが生かせるんやなぁ。もう君は当番表作れるわ。やったね」


パニックになったら立ち歩いてしまう彼が、輝く瞬間。


心が温まる瞬間。


係活動についてもっと研究したいなぁと思えた日でした。



で、明日の活動というと


イラスト会社ポケモン部による

ポケモンクイズ

ギネス記録会社による

1分間前跳び競争



ええ感じやん。

あっという間の3学期、楽しんでいこうぜぃ〜!


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「PAなんてやりたくない」の背景

PAなんてやりたくない」


ちなみに、その子の言葉の背景にあるエピソードとして思い浮かぶのは


PAやペアトーク、ホワイトボードミーティングなどで成功体験が得られなかった。

PAでは自分の考えを表現することが難しく、振り返りをジャーナルに書けないことが多くなった。口頭での振り返りもしていたが、結局ペアトークも苦手なので話す振り返りも十分に機能しなかった。

・ぼくがペアトークの相手になって話を聞こうとしたときもあったが、PAで上手くいかなかったときは機嫌が悪くなかなか口を聞いてくれなかった→振り返りができないまま終わる。


まとめると、

成功体験の少なさ→価値が分からない

失敗経験の積みかさね→嫌い


今のところ、シンプルにまとめるとこんな感じです。


心の体力が冷えてたんやろなぁ。



弱点は振り返り、、なのか。

その子が輝ける場面設定、、なのか。


どうしたら心の体力温まるかなぁ。


うむむ。

PAなんてやりたくない

ある男の子が「PAもペアトークも嫌や、ホワイトボードも嫌いや。このクラスは他のクラスと違うことしてるから嫌や」と別件で指導しているときに言うてきたんです。

 

その子は学力も厳しいし、振り返りジャーナルもなかなか書けないし、あかんこと指摘されたらすぐ拗ねて口をきかなくなることが多くて、関わる上でいろいろ課題がある子です

 

言葉をそのまま鵜呑みにせず、根底の原因は何なのか、対話することにハードルがある子なんですけど、時間をかけて向き合っていきます。

 

自分が大事にしている実践を、全部否定されたので、ある意味自分のやっていることを見直すチャンスやと考えています。

 

全員に合う実践なんてないんですが、今回の件で自分の実践で苦しんでいる子がいるかもしれないと振り返れました。

 

さて、次につなげるために。

 

また1つ壁がやってきました。

 

 

新たな風がふく

今日はとっても嬉しいことがありました

今週は水曜からインフルエンザでぼくのクラスは学級休業になっていたのですが、その空き時間に同学年の主任のクラス、3年3クラスでプロジェクトアドベンチャーをする機会を頂きました。

ここからです!
PA終了後、職員室で給食を食べた後の出来事。

PAの様子を見に来ていた教務の先輩が、ななななんと、 「思考より試行やろ!岩瀬さんの本買ったよ!」と信頼ベースの本を見せてきました。

話し合い活動の研修で、ちょんさんや岩瀬さんの考えをもっと知りたくなったそうで。さらにカバンの中から「効果10倍の学び方」と「人や町が元気になるファシリテーター入門講座まででてきて、もうびっくり。

「研修が終わって、すぐにAmazon見たんやで。いや、なんかな、ちょんさんの話や君のプロジェクトアドベンチャーをする様子を見てな、このままでいいんか?って思ったんよ。なんか適当にこなす知恵はあるんやけど、悔しくなってきてな。また見に行かせてほしい。教えてくれ」

もう感激で泣きそうでした涙。

そこからは、信頼ベースとプロジェクトアドベンチャー談義に花を咲かせ、学級ゲーム&アクティビティ100連発もお持ち帰り頂きました。

さらに、PAをさせてもらった1つ上の主任からも、「プロジェクトアドベンチャーもっと知りたい。信頼ベースについても知りたい。ほんのちょっとの工夫で子どもたちがあんなにも変わるんだよ。こんなに学びたいって思ったの初めて」と。

ということで、信頼ベースのセミナーを紹介すると、もうやる気満々で笑
3月末のセミナーに一緒に参加することになりました。

「クラスだけじゃなく、この学校を変える可能性秘めてるよね!」

同僚からそんな言葉が出るとは思ってもなく、新たな風が吹いてきたぞ!ともうワクワクドキドキが止まりません。

学級休業中の思わぬ出来事。
とても幸せでした。

以下は主任のクラスの振り返り。
PAって可能性秘めてるなぁ〜。

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