空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

本気と度胸とそれから工夫

『学び合い』の授業見学に行ってきました。

ここ最近のモヤモヤはね、子どもたちの実態によって『学び合い』ができるのか否かってところ。

整列もできない。
話も聞けない。

そんな子どもたちにまずすることは…?

できていない子たちへの指導?
「こら、そこ!先生話してるやろっ!」とその場をコントロール

話を「聴く」ための大切さを説く?
「聴く」ってさぁ実は耳だけじゃなくて…

一斉授業から徐々に学びの責任を子どもたちに移行させていくスモールステップを刻む?

昨年度の序盤はそんなことを考えていた。でもその前に確認しよう。

自分はなぜ『学び合い』がしたいのかを。

1人も見捨てたくない。本気で全員に幸せになってほしいという願いがあるか。自分に反発する人がいても、ぶれずにその願いを届ける度胸はあるか。

課題設定や子どもの看取り、語りかけの話術、その内容など、求められるテクニックは多々あります。

でも、それらは全員が出来るようになろう!という教師の本気の願いがあってこそ成り立つもの。その心が子どもたちの学びに拍車をかけるんだと思います。

あとは本気だけど伝わらなかったら意味がないので、子どもたちに分かりやすく伝えること。上位の2割を動かすこと。

やっぱりシンプルでした。でも、認めたくなかったけど誰でもできる実践ではないなとも思いました。