空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

勝ち負けじゃないけれど…

 習熟度別算数の担当として早6ヶ月。私の担当クラスはじわじわと人数が増えてきました。形態は少人数授業といったの方がよいか。あるクラスの人数比は習熟度別:担任クラス=33:7です。去年担任したクラス人数を超えました。

 

授業をする上で密かに思っていることは、担任の授業よりも「学びやすい授業」をすること。「かなせんの授業だったら算数できるようになるよ。考えるのが楽しくなるよ」という子どもたちの声を増やしたい。もちろん、担任なのか担外なのか、一斉授業型なのか『学び合い』なのか、子どもたちが授業を選ぶ基準は様々ですから、全員が『学び合い』の授業を受けなければいけないわけではない。

 

でも一斉授業型では伝えられないけど、『学び合い』だからそ伝えられることがある。「1人も見捨てないことの価値」や「頼り頼られることの価値」について、自分の願いを子どもたち全員に届けたい。完全な自分のエゴです。でもこのエゴは独りよがりじゃなくて、今を生きる、2,30年後を生きる子どもたちに必要なこと。その価値を日々の授業で伝えることができるのは『学び合い』や協同学習など、「任せる授業」でしょう。

 

話はもどりますが、大切なことは勝ち負けじゃないですし、この考え方に担任との共同精神なんてありません。分かっちゃいるけど、子どもたちの本音が教師の教育観を変えるきっかけになってほしいとも思うのです。

 

3学期までに担任の先生も任せる授業にチャレンジすることになって、子どもたち全員を2人で見る。できれば『学び合い』形式で。そんなことを密かに密かに願っています。