通勤読書のあれこれ③
今日はこの2冊
まだ読みはじめたばかり。
- 作者: エーリヒケストナー,ヴァルター・トリアー,Erich K¨astner,池田香代子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/10/17
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 55回
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高大接続改革: 変わる入試と教育システム (ちくま新書1212)
- 作者: 山内太地,本間正人
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/10/07
- メディア: 新書
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最近考えてること③~ヒドュンカリキュラム~
育て上げネットで働いてたときに教わったこと
『それぐらいで~』
『そんなことぐらいで~』
『そんなことも~』
『就労支援の世界で働くなら、こういう言葉はなくしてね。感覚は人それぞれ。忘れ物してパニックになる人もいるから。働いてみたら分かるよ』って先輩に言われたことを思い出した。
『みんな違っていいよ』って言いながら、
この言葉を教師が発していてたら、
矛盾だね。
本心は言葉に隠れてるもんだ。
最近考えてること②~適当でええかな~
ノートまとめをする時間があったとします。
課題に対して、
1行書ける子。
5行書ける子。
その1行が2、3、4行ってなったらいいなぁ。って思う。でも、そうなるのは三学期の最後かもしれない。
教科書を読んで、要点をまとめれる子。
教科書を読んでとなると、手がとまる子。
( )穴埋め形式で少しヒントがあるとできる子。
もう、ほんとそれぞれなんですけど。
( )穴埋め形式のプリントを毎日やってる子が、
自分の力でやってみようとチャレンジするのは
来年かもしれない。いや、再来年かもしれない。
成長曲線は人によってちがう。
今のぼくは、
みんな違っていいと言いながら、
同じものをやらして、
みんなができないことに、
達成度に不満を感じでいる。
こりゃぁ、子どもたちは窮屈なんじゃないかなぁ。
今日までにここまで成長しなさい!って言われてるような感じ。
求められすぎたらしんどいよなぁ。
成長してほしいって願うことは大事です。
でも教師だけが思ってたら、ただのエゴだ。
うん?エゴなのかなぁ?
それが仕事なのになぁ。
もっと、ゆるくいってもいいよな。
うん?『ゆるく』ってなんだ?
許せるってことか、いろんなことを。
別に難しいことできなくてもいい。
できる子はやったらいい。
いいよ。
その一瞬一瞬で、誰かの力を借りて問題と向き合おうとしてたら。頼れる人がいたら、それでいい。
その先はもう『全員』には求めない。
ここでは求められない。
それ以外の課題がありすぎる。
だから、もう適当にいくよ。
適当がちょうどいいんだ。
その方がお互いのためだ。
信頼ベースの学級づくり48~週はじめのあれこれ~
さて、月曜日の1時間目
ぼくのクラスはこんな感じ
・サークルタイム
・PA
・読み聞かせ
をくるくる回す。
遊び心を忘れずに、『心の体力』をあたためる。
今日はこんな感じ
①サークルタイム
『土日の過ごし方』
『健康チェック』
②ハブユーエバーどうぞ
③あっちむいてほい
④ピタバラチャレンジ
⑤絵本読み聞かせ
『じこぐのそうべえ』
- 作者: 田島征彦
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 1978/05/01
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みんな、よく笑ってたなぁ。
もちろん、失敗もありました。
3時間目の社会
学び合いが大炎上。
今回は100%教師の責任。
課題難易度が子どもたちに適してない。
そろそろ、fitさせないとな。
子どもたちがんばってるもんなぁ。
振り返りジャーナルがまーたいっぱいです。
終わり
※あれこれシリーズも続けないと意味がないので、
がんばって継続していきます。
信頼ベースの学級づくり47~最近考えてること~
最近の考え事。
まずは『学び合い』を成功させるためのポイント。
①課題のレベル
②学び合う時間
③語り(フィードバック)
④関係性
特に、①②が難しい。
どこまで求めるか、子どもたちの実態によります。
つい、子どもたちのせいにしちゃう時があるんです。あかんあかん。
次に、社会の授業が大きく変わってきています。
『学び合い』
『カリキュラムマネジメント』
『有田先生の実践の追試』(単元に1,2回程度)
の3つが単元にくみ込まれるようになりました。
ちなみに『学び合い』の課題はこんな感じ。
このような流れのなかで、特に意識して子どもたちに伝えていることは『振り返りを生かす』こと。
活動が中心だからこそ、子どもたちによる振り返りは必須やなと切に感じてます。ただ、『振り返る』だけはただの反省。
『生かせたかどうか』に焦点をあてないと、やって終わりの打ち上げ花火といっしょで、クオリティーは上がっていかないよな~と考えるようになりました。
最後に、クラスはというと。
うるさいです。落ち着きはありません笑
PA のインストラクションでも、楽しそうな内容だと話している途中で騒ぎだします。
『これじゃぁ、いつまでたっても始めれないな』って言葉は決して珍しくありません。(辛い)
航海にたとえると、大きな波も結構あって、船はグラグラで。
ただ確実に目的地に近づいている。決して離れてはいない。悪くはないです。
『学び合い』と「学級ファシリーテーション」でどこまで子どもたちが集団として育つのか、三学期には一定の成果を出したいなぁと密かに企んでおります。
あっ、最後の最後。
やっぱり一番の関心事は『いかに早く帰るか』
仕事ばかりじゃだめですもんね。
信頼ベースの学級づくり46~学び合いの下準備~
最近は事前に課題を配布して、ノートに貼らしています。コースは自分の計算スピードによって選びます。進度は黒板のネームプレートを移動させなから、可視化しています。
課題が終わった子がチャレンジするプリントも用意。『何でこの答えになるのー!?』と学び合いながら中学受験の問題に立ち向かっていました。
信頼ベースの学級づくり45~子どもたちにfitする学び合い~
単元通しの学び合いを始めました!
子どもたちは自分のペースで学び合っていて、、、
と、うまくいってますって感じで書きたかったんですが。ぼくが不適合を起こしてしまいました笑
表面だけ見てたら、
『あー学び合ってるなぁ』
『分からないところは聞けてるなぁ』
って感触があったんです。
でも、ジャーナル見ると、
○この学び合いの方がいい。自分のペースで学べるから。ある程度進んだら、教える余裕もつくるね。
○この学び合いに慣れたら、自分で学びかたとペースを決めれるし、力つきそう。
●今の学び合いは難しい。
●何をすればいいか分かりにくい。
●みんな忙しそう。
と意見がわかれました。
でも実は、子どもの声で不安になったんじゃなくて、自分がとてもしんどかったんですよね。
『課題設定不味かったなぁ。こういう内容にしたら、どこが大事なポイントかよく分かったのになぁ。』と毎時間反省ばかりで。
単元通しの学び合いは課題設定の質が成否に大きく関わるってことがよーく分かりました。
ぼくがつくったの単元進行表は、ただ教科書の問題を寄せ集めただけやったんです。
で、子どもたちに聞いてみました。
T 『今の学び合いどう思う?正直に教えて。今のやり方でほんまに学べてるのか不安やねん。』
やりやすい:やりにくい=3:7
T 『じゃぁ、前みたいに毎時間みんなで一緒のめあてをやる学び合いでいい?』
C 『うーん、自分のペースでやって教えることもできてたし、今のままでいいやーん』
C『何勉強してるかいまいち分からんかったんやけど、前の方がゴールがはっきりしてるからいい』
C『それ、いえてるなぁ。先生、前の学び合いでもうまくいくんじゃない?』
T『なるほどね。先生なぁ、早く終わった人もゆっくりな人にも充実した時間過ごしてほしくてな。よくばりやねん。例えば、早く終わって教えようと思ったら、他の人が教えてる。やることないぞッてなったとき、どうする?』
5人手をあげる。
C 『まちがったところを復習する』
C 『しあげの問題でできるところをやる』
C 『説明を1つ考えれたら、もう1つ考える』
C 『なぞぺ~をやる』
C 『プリントを用意してもらう』
C 『1つ先の内容だけ、予習する!』
T 『なるほどね。じゃぁ、回りの様子をみて、いけそうなら他の勉強にチャレンジするってことでいいかい?早く終わった人は質問されたら、いつでもOK の雰囲気をつくること。ただ、分からないところがある人は、自分から聞くねんで。そこは変わらずね』
大多数『うんうん』
C 『 それとね、先生。チーム算数って名前ははそのままでいいと思うよ。前の学び合いでもチームでやることにかわりないでしょ?』
T『うん。そうだね。よし、じゃあ今から課題つくるから、20分でやってみようか』
単元通しの学び合い。
毎時の学び合い。
別に区別つける必要ないんじゃないかな。
これまでの学び合いで、一番静かで、ガチャガチャするのではなくしっとりとした雰囲気で、でもお互いに問題解決のために対話をしている。
ステキな時間が流れていて、いろんな意味で楽になりました。
なにがちがうのかな。
すこーし時間をおいてまた整理します。
信頼ベースの学級づくり43~信頼ベース✖家庭科✖国語
家庭科
買い物上手になろう。
ワークシートにはタイプの違う二種類の筆箱の絵があり、筆箱を買うときのポイントを書きましょうという問いがありました。
①全体に発問
筆箱を買うときのポイントというと~?
⬇積極的な子が3名発表
※このあとの活動で話しやすくするため。
②オープンクエスチョンでペアトーク(信頼ベース)
フォーメーションC
『筆箱を買うときのポイントいうと』
発散:買うときのポイント
収束:一番大事なポイント
活用:次買うならどんな筆箱がほしい
⬇
③国語でならった書き方でレポート作成
筆箱を買うポイントは○つあります。(国語)
1つ目は~です。
2つ目は~です。
○○さんのポイントは~だそうです。
今度買うときは~のような筆箱を買いたいです。
※理由や例を交えて、詳しく書く。
⬇
④数名が発表
こんな感じでかけ算で授業を考えると、授業準備も楽になってきました。
特に嬉しかったことというと、
・ペアトークのときに『収束は赤やで』と色を確認してたこと。
・質問の技カードを見ずにファシリテーターにチャレンジする子が増えたこと。
・話題を広げて原稿用紙いっぱいに書ける子て、どや!と鼻を膨らませている子がいたこと。
家庭科は調理実習や物作りなどの活動以外は、退屈になりがちだったけど、今日みたいな感じでやるのもありかな。と思いました。
信頼ベースの学級づくり42~正念場だねぇ①~
灯台もと暗し。
近すぎると見えないものってあります。
今回は子どもたち同士の関係性。
ぼくは、みんな遊びや子どもたちとの遊びを頻繁にするのは否定的なタイプです。
というのも、『その場に先生がいるからルールも時間も守れる』では困るからです。誤解を恐れずに言うと、子どもたちのほんとうの姿が見えるのって大人がいないときだと思っています。
昨日の休み時間、男子がドッジボールをしにいきました。まぁ、日頃からよくケンカする。遊ぶ度にトラブルが起きますから、授業に支障がでることがあります。
その一つの原因がチャイムがなった後の『ボール当て』。ボールの当て合いをして、最後になった人がもって帰るというやつです。
もうしないようにと指導はしました。で、昨日は最近どんな感じかな~と様子を窓から眺めたんです。
すると、いつもやり玉にあげられる彼がよく狙われている。さらに、当てられて転がったボールを、当てた相手が遠くに蹴る。
ほー、なるほど。
力関係があるなぁ。
こら、いつまでたっても喧嘩するわな。
よし!
深呼吸して、教室にもどり、
授業開始と同時に少し大きめの声で、
『ドッジボールをしてた人は全員起立!!』
20秒くらい間をあけて
『なぜたたされたか理由が分かる人はいるか!』
と立たされた理由を考えさせました。
指導のポイントとして
・何のために遊んでいるのか
・今の遊び方で、またドッジボールしたいなと思えるのか
・君たちの行動は学級目標と真逆なのではないか。そんな人はクラスの一員とはいえないのではないか。
の三点に重きをおき、5分ほどの時間で、短く厳しく指導しました。
『人は変わろうと思った、その瞬間から変われます。変われない人は覚悟が足りないだけです。間違っていた自分を正し、学級目標をもう一度目指せると誓える人は座りなさい』
全員が座りました。
まっ、これからが大事なんですけど。
今回の学びを違う場面で活かせるかどうか。
何度も語るしかないっすね。
手を変え、品を変え。
次は学級通信で語ります。
信頼ベースの学級づくり41~年に何度かある正念場~
いつも実践のいい部分ばかり話してますが、今日はカッコ悪いこと。
『6年生に送る言葉』
この送る言葉を言う児童を4人決めないといけないんですが、立候補を募ったところ、、、誰からも✋があがりませんでした。
運動会や行事などに取り組むことをどこか馬鹿にしてて、一生懸命やることは格好悪いと考えている子が少なくない。もちろんそんな子は全員ではなくて、その雰囲気に負けずに声をだしたり、そういう子の陰で、本当は積極的にいきたいけど、手をあげれずに素の自分を出せなくなった子もいたりする。
これも学級づくりの一貫。
僕の力不足。
『そんなんするとかバツゲームやわ』
『なんで、6年生のためにせなあかんねん』
言葉がつまって、すぐに切り返せなかった。
いろいろやりとりをしてるうちに、一人は手があがって。
もう少し粘れば良かったんだろうけど、
僕が先に折れてしまって、推薦にすることにした。
でも本当にそれで良かったのかな??
って帰りの電車で悶々としてる。
4月から最高学年として、子どもたちのリーダーとして、学校を引っ張っていく立場になるのに。
そんな人任せな感じで物事を進めていいのか。
やっぱり、自分たちから動いてほしい。
僕のエゴかもしれないけど。
本当にこれでいいの!?って。
明日もう一度語ろうかな。
他の先生ならどうするだろう。
分かんないなぁ。