信頼ベースの学級づくり40~教師の思いを伝えるとき~
語るときは、集団の2割(教師の思いが伝わる子たち)を意識して話すようになりました。
そういう子たちは、成績上位層というか、粘り強さがあってコツコツ学べるタイプが多い。
そして、なにより素直です。2割が成長すれば、中間層の6割はついてくる。
最後の2割は時間かかるかなぁ。
集団に働きかけつつ、トップランナーを育てること。下位の子を見捨てるわけじゃないんですよ。
でも、やっぱり、最初は2割の子たちに理解してもらうことが、集団を育てていく上で大事なんかなと思います。
学級通信①〜手書きにすることにしました〜
これまでワードで作ってたんですけど、手書きの方が思いついたらすぐ書けるよなって感じて。手書きにすることにしました。手書きって楽しいですよ。
信頼ベースの学級づくり39~ホワイトボードミーティング②~
前回のblogに載せたホワイトボードミーティングのやり方は間違っていました。
これが、ホワイトボードミーティングか!と誤解され方いらっしゃったら、ごめんなさい。
簡単にいうと、マーカーの色には意味があるのに決まりを無視して使ってしまったんです。
metch96.hatenablog.com
引用先「株式会社ひとまちHP」
特徴4
マーカーの色を分けて、話し合いのプロセスを作ります発散(黒):意見をドンドン出し、オープン・クエスチョンで深めます
収束(赤):軸を決めて、出た意見を方向づけます(意見の構造化)
活用(青):具体的な行動や活動計画を決めます
くわしくは以下の本を参考にしてください。
よくわかる学級ファシリテーション?―子どもホワイトボード・ミーティング編― (信頼ベースのクラスをつくる)
- 作者: 岩瀬直樹,ちょんせいこ
- 出版社/メーカー: 解放出版社
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ということで、再度好きなおかしベスト4をテーマにホワイトボードミーティングにチャレンジしました。
まず、子どもたちに先生が間違っていたことを詫び、もう一度発散・収束・活用とホワイトボードマーカーの黒赤青の色の使い分けについて、インストラクションを行いました。
子どもたちの反応はというと、発散・収束・活用なんてはじめて聞きました!みたいな顔になっていて。ステップ2の積み重ねが足りてなかったんやなぁ~と反省しました。
今回は発散のみ(黒色マーカー)
ファシリテーターは3分交代で、班全員にファシリテーターをやってもらいました。
次は収束までやります。
ファシリテーターの本格的な修行が始まって、多くの子どもたちがもっとあいづちができるようになりたい、もっとオープンクエスチョンがスムーズにできるようになりたいと意欲を持っています。
中には、話し合い活動が過刺激になって上手くいかないところもあって、難しさを感じた子もいてます。どう折り合いをつけていけるか。課題だね。
真新しいことをしてる一方で悩みもつきません。
教科学習は学年で一番遅い。(去年と一緒)
両輪が難しい。バタバタしてる。めちゃ焦る。
ただ、派手なことをしてる、だけで終わりたくない。子どもたちにファシリテーターの修行をしてよかったって思ってほしい。ファシリテーターになることの価値をちゃんと感じてほしい。
そのためには地道な丁寧な積み重ねが必要だと、前回の失敗でよく分かりました。
教師が先に諦めないこと。見た目だけの派手さにとらわれないこと。信頼ベースのチャレンジもだんだんと佳境に入ってきました。
信頼ベースの学級づくり〜社会✖️学習進行表〜
これからの食糧生産の学習進行表です。
授業の最後は、レポートを書く流れが定着してきました。
学びのカリキュラム・マネジメント、ほんとうにすごい!
子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント
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子どもたちの書く力はメキメキ上達していきます。
授業の流れも組みやすくなるしね。一石三鳥です。
社会の授業を組み立てるのが少し楽になりました。
育児しながらだったら、ほんと時間かけてられないからね。
授業準備に時間をかけず、子どもたちに力がつく授業をスピーディに組み立てたい。
あと少し、あと少し。
通勤読書のあれこれ③
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印象的な部分
〇まとまった学級をつくるには4月が勝負だともよくいわれます。これは多くの場合、生徒になめられたらいけないので、厳しく指導する必要があることを意味します。厳しい指導によって、集団がまとまるのであれば、それも教師の自己満足にすぎません。厳しく指導されてまとまる集団は、服従が目的になります。服従からは新しい発想を発信するモチベーションも生まれません。
☆使役の「させる」ではなく、「そうすることの価値」を子どもたちが理解しないことには、真の自立は得られないだろうし、教師がいないとできないになってしまう。クラスの子どもには、基本的には「どうする❔」「自分のために、どうした方がいいのかな❔考えてみて」など、オープンな質問を返すようにしています。
時間はかかるかもしれないけれど、児童を信じて任せてみる。担任がいなくても授業が始まっていく。言葉だけをみれば、「放任やないか!」って誤解を招くかもしれんけど笑
主体的なクラス運営ができるまで、あとひと山、ふた山超えたら、ワンランク上にいけるような気がしてるんです。来週から勝負だなぁ。だんだんと、ぼくの役わりを子どもたちに委ねていこう。
まずは、今日の予定や注意事項を、ぼくではなく子どもたちが伝えるようにしようかな。
来月は修学旅行の付き添いで2日おらんしね〜。
信頼ベースの学級づくり37~君にとっての学びの安心ゾーン~
社会の学び合い
『魚を運ぶ乗り物の特ちょうをまとめよう』
くだものを例に、表の書き方を説明しました。
例 果物
色 形
りんご あか まる
みかん おれんじ まる
ばなな きいろ 細長い
比べて説明するときには表が便利です。
練習だね、やってみよう。
で始まりました。
じっと見ます。
好きな友だちに聞きにいく子
一人でやりたい子
最初から写そうとする子(真似るという意味ではOK)
指示が通っていない子
やる気を失っている子(朝から友だちとケンカ)
いろんな子が目に留まります。
今回焦点をあてるのは、
なんらかの理由で手がとまっている子。
なんと声をかけますか?
①分からなければ友だちに聞きや。と声かけする。
②○○さん教えてあげて。と他力に委ねる。
③教師が解決のヒントになるようなことを教える。
④悩んでいる人がいたのに、見捨てている人がい る。と全体への叱咤激励をする
その他にもいろんな方法があるんやけど、
今回は方法論じゃなくて、
【その子にとっての学びの安心ゾーンはどうなってるんだろう?】って問いを立てることにした。
『今は友だちに聞く、質問するという行為がチャレンジゾーンなのかもしれない』
『学び合いという時間で、パニックゾーンになってるのかもしれない』
また、
『先生、今は黒板の字を写すので精一杯だよ。まずは先生が書いたものを写して勉強したいよ』
という声が聞こえてくるような気がしました。
その日によって、学びの安心ゾーンって変わるものなんちゃうか。なんか、いつも同じ目線で見てたんとちゃうか。
最近友だちとケンカした。そんなときに友だちを頼るってかなり勇気のいること。他に頼れる人がいればいいけど。なかなかなぁ。
先生と勉強するのが安心ゾーンの子もいるかもしれない。なのに、『分からなかったら友だち頼らな』って言われたら辛いよなぁ。先生は頼ったらアカンのやってメッセージを与えてるようなもんやんなぁ。
学び合いって一斉指導では見えないものがたくさん見えてきます。
少しもやっとゾーンに突入ですね。
楽しみながら、なんでやろう?を繰り返しモヤモヤしたいと思います。
通勤読書のあれこれ②
往路復路の本
「対話」がクラスにあふれる! 国語授業・言語活動アイデア42
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価値のインストラクションについて
○は引用⭐は自分の思い
○指示の技術と発問の技術の精選化はどんどん進められたが、「説明」の技術は必ずしも追求されてきたとは言えない。活動中心の授業では、学習のフレーすムにそって授業を進めれば、それなりに授業が進んでいくが、多くは活動あって学びなきのパターンが多い。
⭐確かに。僕も社会の授業で体験のみの打ち上げ花火のような授業を何度もしてきた。特に去年は。著書はこの理由を「説明」の不足にあると考えている。
○先生の用意した流れの通りにやっていけばやがてわかるというのではなく、この学習方法、この学習内容、この教材が、なぜ学ぶ必要のあることなのか、それを学ぶことが、学習者にとって(学習者の人生にとって)どのような意義や意味があるのかを、本気で、できる限りわかりやすく、学習者に「説明」するということになる。
⭐今は『書くこと』についての価値のインストラクションに頭を悩ませている。シンプルに伝えようと思えば、なんぼでもできそうな感じなんやけど。
学習者の人生(現在~未来)とっての価値ってなんだろう?将来役に立つから的な説明はさけたいんだよなぁ。今回はとことんこだわって、試行錯誤していきたい。『やらせる』から『やりたい』への移行。全員がそう思うのは難しいけどね。こだわってやってみるべ。
通勤読書のあれこれ①
通勤時間に読んだ本の内容を簡潔にメモしていくようにします。
まずは往路【体育関係】
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・運動場にハードル走や100mのラインがあれば、いちいち担任が白線を引かなくてすみます。
→秋から運動場でハードル走をする学年もあるので、早速校務分掌部会で提案。他の学年の主任さんにも確認して、5m・5、5m・6mの目印を作ることになりました。これは授業準備のスリム化につながる。みんながハッピーになるね。
子どもに向けた練習マニュアルの設置
→早速鉄棒の近くに、鉄棒の技を紹介するプリントを設置することにしました。コピー用として置いておくと便利かも。跳び箱やなわとびカードも各学年に合わせた物を用意しよう。
復路 【学級経営】
学級経営10の原理・100の原則―困難な毎日を乗り切る110のメソッド
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給食指導で改善すべき点があったので、テーマをしぼって読みました。
・給食指導の10の原理 ②⑩を意識して取り組む。
②遠いところから配る
大おかずがない、〇〇がないという児童が数人いたため
⑩常に全体に指導する
着替えと配膳時間の徹底
少し緩んできたから見直します。
信頼ベースの学級づくり35〜失敗①「させた」感ってどこから生まれるの〜
上手くいかなかったこと
運動会でビーイングをつくりました。
が、個人的に形だけになってしまったのかなぁと思ってます。
「作らされた」感があるなと。
この感覚があるのはなぜだろう。
ビーイングを作る過程で、気になるポイントを振り返りジャーナルに書いてみた。
①話し合いを「させた」から❔
けど、チームごとの話し合いを見ていても、和やかな雰囲気で、
1人ひとりの意見を尊重していた様子も見受けられた。
自発的に目標を決めようみたいな発言がでる感じではなかったかね、
僕が「させる」って言葉に敏感すぎるのかな。
教師が授業のフレームワークを決める限りは、「させること」になっちゃうしね。
②細かいプロセスを「踏ませ」すぎたから❔
まず、小さな画用紙に、チームごとの目標と個人の目標を書かせた。
これ、面倒だったかな。個々で考えさせて、すぐビーイング作りにうつればよかったかな。
③時間をあけてしまったから❔
2時間目。 ビーイングの形を書いてたが、 他にもしないといけないことがあり、途中で打ち切り。個々の目標は 休み時間や給食を食べた後に書いてね、みたいな感じにしてしまった。
ムードを大事にして、一気にかきあげていくべきだったかな。
④書かせるタイミングが悪かったから
運動会の前日準備で、下校時刻が10分オーバー。
連絡帳も書けてなくて、子どもたちは早く帰らせてよーみたいな雰囲気に。
加えて、少し感情を揺さぶられるようなこともあって。
私 「ビーイングかけてない人は、かいてから帰ってね」
子ども「めんど!」
この子ども1人の「めんど」が、子どもたち全員の声に聞こえてしまって。
カチンってきちゃって。
だから、その子に対して何かを言うわけじゃなかったんだけど、
ビーイング=めんどいもの、になってしまった感じがして悔しかったんだな。
「僕が挙げた4つのポイント」では、きっと③④が主な原因になるんじゃないかなって思ってます。
③では、
その場のムードってとても大事で、みんなで作ってる雰囲気の中で、
一気に完成させるべきだったのかなと。途中で切り上げて、隙間時間にやっといてのような、
やっつけ仕事感を出してしまったことがとても残念。
④では、
忙しくなる見通しがあったのに、余裕をもった計画が立てれていなかったこと。
連絡帳は登校したらすぐに書かせていたんだけど、下校時刻10分も過ぎてたらダメだな。
そら、はよ帰りたいってなるのは当然。「ビーイングを書いて帰ってね」のくだりも、僕からしたらすぐ終わるやんみたいな感覚やったんやけど。
今回の違和感って、①で話し合いを「させた」からじゃなくて、
この③④の流れが、子どもたちにとってビーイングを「やらされるもの」にしてしまったんじゃないか、「させた」感をつくったんじゃないか、って思うんですよね。
書いていない子もいたしなぁ。あー、もったいないことした。
他にもビーイングの価値、作る意義が伝えきれてなかったとか、
いろいろ原因はあると思うけど。
今回は③と④かな。
うーん、、ざんねん。
どう取り返そうか。
うむむ。
信頼ベースの学級づくり34~リレーとB-ing~
リレーの走順を決めると同時に、子どもたちにチームの目標を考えさせました。
『どんな目標がいいかな?』
「絶対優勝!目指せ1位!」
『なるほどなるほど。でも、それって勝たないと目標達成にならないってことやんね?自分たちのゴールを勝つことだけにおくと、抜かされた人、バトンを落としてしまった人ってどんな気持ちになるんだろうなぁ。むずかしいねぇ』
「うーん、がんばった結果、勝てたらそれでいいかなぁ」
「いや、やっぱり優勝でしょ!何のために走るねん!」
『うんうん。ただ、知っておかないといけないのは陸上部と違って、走るのが得意な人も苦手な人もクラスにはおるんやんな。どんな目標であれば、みんなが気持ちよく取り組めるだろう?笑顔でリレーにのぞめるだろう?こんな考え方も合わせて、話しあってみて』
自分の語りが結構誘導みたいな感じになっちゃって、アカンなぁとちょっと反省したんですけど。
勝ち負けがはっきりする種目で、勝ち負け以外のところに価値をおく経験をしてほしいなって思ったんですよね。
クラスではじめてのB-ing。
まずはチームごとの大きな目標から、個人の小さな目標を考えました。
全力疾走の様子を型どったのですが、子どもたちは不満足みたいで笑
『せんせー、これあかんて!マリオジャンプやん!』
確かに、、、
一発できれいに仕上がらないところがいいのかな。まだ、未完成のB-ingです。
台風よ、早くされ。