空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

時間割が関係なくなってきました。

単元自由進度の『学び合い』で学習を進めると、だんだんと時間割が関係なくなってきてしまいました。というのは、子どもたちは、その時の各教科の進度によってやることを変えるようになってきているからです。


例えば算数の時間。


『せんせー、算数の課題終わったんやけど、、』


『空いた時間作れたんや!得やねぇ〜!で今日は何するの?』と聞くと、


『うーん、図工の仕上がりがいまいちやから、絵の具使ってもいい?』

『社会の課題やるわ〜。で質問されたら答える感じ』

『問題づくりして、〇〇さんと出し合いっこする』

『文集!友だちに修正してもらって、必要な情報はパソコン使うね』


という感じです。


自分で学びのコントローラーを持つってこういうことなのかな?


去年はここまで進みたかったけど、できなかったんです。というか、このような実践の話を聞いても、自分には到底追いつけない、雲をつかむような世界だと思ってました。


去年と今年のちがいはなんだろう、、?

言語化したいけど、まだフワフワ。



振り返りジャーナルには、

『最近学び合いが超楽しい〜!』と書かれていました。


3学期からは、

ブロックアワーにもチャレンジしてみます!


子どもたちはほんと、自由に学んでます。

当たり前のサポートしようぜ

友達へのサポートって聞かれたら教えたり、困ってたら声かけたりだけじゃないよね。


「静かをつくる」

これって、真剣な学びをするための最大のサポートだよ。というか、これができずに学習を進めている人は、自分も友達も大切にしてないってこと。まずは当たり前のサポートができるようにね。


今日はこんなことを語って、

子どもたちを眺めていました。


今日は可視化の声かけが多かったかなぁ。


社会の単元進行表作ったら寝ます。

おやすみなさい。

トラブルのないクラスは不安です。

トラブルなしにはクラスは成長できない。

とそんな極端な考えがあるわけじゃないんですが、、、


向かい風があって、

クラスの力は急上昇する。


僕のクラスはそんな感じで。

トラブルのおかげで、学び合える関係性が築けてきたのかなと思ってます。


ここ2ヶ月は、1週間に1回は腹をくくって真剣に向き合わないといけないことが起きている。大変です。


ちなみに僕のクラスは、

学年の中で1番うるさいクラスと言われています。


給食の時間。

とてもうるさい笑


もちろん立ち歩いたり、食事のマナーとしてよくないことがあればすぐ注意します。


「あなたのクラスになると、子どもたちはやんちゃになるね」とよく言われます。


でも、朝学・朝読者の時間はとっても静かですよ。



さて、4月に示す最低限のルール次の3つ。

話を聴く。

時間を守る。

いじめ、暴力、暴言はいかなる理由でも許さん。


あとは校則に準ずる部分と。


それ以外は子どもたちに任せている。

自由度は高めだし、多少のことでは注意しない。


喧嘩も少なくない。

エネルギーは高め。

いろいろ起きる。


でも、何かトラブルがあったら、そこに向き合うことで、クラスは大きく前進してきた。


だから、教師の顔色をうかがって、表面的にはトラブルが少なくて、いいクラスと言われるのは僕には違和感があって、、


違和感というか、


成長するクラスにしていける自信がない。


トラブルはない方がいいんだけれど、

しんどかった〜と思うトラブル全てが、クラスの成長には欠かせないものでした。


トラブルはチャンスなんですね。


最後にモンテッソーリの言葉を。


子どもに何か問題があると、大人は、まるで時計の針を直接動かして時間を調整するように、彼らをその場で即座に矯正しようとする。でも重要なのは大元のネジを巻くことなのだ。


小手先の解決ではなく、そのトラブルを子どもたちの大きな成長につなげていく。


そんなマインドを持てる教師になってきたかな?いや、これからまだまだいろんなことがあるだろうから、big mouth発言はやめておきます・・・。


トラブルをチャンスに変えていける力を、教師と子どもたちが持てているかどうか。

ここが大切なのでしょう。

あり方は変えていける。

ある方のご助言により、昨日クラスで起きた出来事を、自分にベクトルを向けて考えてみました。「みんなのきょうしつ」メダカのエピソードを読みながら。


みんなのきょうしつ

みんなのきょうしつ

すると少し見えてきました。いろんな自分が。

今回の出来事を正当化したい自分、なんでこんなことするんだよって怒りをぶつけてる自分、理想を求めて焦る自分。それにそわない子に苛立ちを感じる自分。


あと僕の弱点も。

まだ、あやふやではっきりとしていない部分があるから、少しずつ言語化していきますが、まず1つ。それは『極地に立たされたとき、僕はつい語りに頼ってしまう』ということ。


きっと1、2年目に信頼ベースも『学び合い』も上手くいかなったのは、これが原因だったんだと思います。語って思いを真剣に伝える。これ自体は全然悪いことじゃないし、必要なことなんだけど、実は語りだけになってしまうことに落とし穴があるんだと思う。



『極地に立たされたきこそ、対話』が必要なんだ。それが今の僕の答えです。


子どもたちにも、誰かが失敗したときの関わり方として、選択肢が高圧的な態度しかないと思わないでほしい。ピンチのときこそ、対話が大切なんだってことを体験的に学んでほしい。僕がその見本にならないと。


自分にベクトルを向けるって、怖い。でもこの本がなかったら、僕は違う方向に進んでいたかもしれない。もう一度、自分のあり方を見つめ直すきっかけになりました。


これが自分のあり方なんです!

って強気なこと言っちゃったけど、


自分のあり方は変えていける。

ベクトルを自分に向けていけば。


岩瀬さん、中川さん、素敵な本を作ってくださってありがとうございます。


いつでも手の届く場所においておきたいと思います。

あり方は変えていける。

ある方のご助言により、昨日クラスで起きた出来事を、自分にベクトルを向けて考えてみました。「みんなのきょうしつ」メダカのエピソードを読みながら。


すると少し見えてきました。いろんな自分が。

今回の出来事を正当化したい自分、なんでこんなことするんだよって怒りをぶつけてる自分、理想を求めて焦る自分。それにそわない子に苛立ちを感じる自分。


あと僕の弱点も。

まだ、あやふやではっきりとしていない部分があるから、少しずつ言語化していきますが、まず1つ。それは『極地に立たされたとき、僕はつい語りに頼ってしまう』ということ。


きっと1、2年目に信頼ベースも『学び合い』も上手くいかなったのは、これが原因だったんだと思います。語って思いを真剣に伝える。これ自体は全然悪いことじゃないし、必要なことなんだけど、実は語りだけになってしまうことに落とし穴があるんだと思う。



『極地に立たされたきこそ、対話』が必要なんだ。それが今の僕の答えです。


子どもたちにも、誰かが失敗したときの関わり方として、選択肢が高圧的な態度しかないと思わないでほしい。ピンチのときこそ、対話が大切なんだってことを体感的に学んでほしい。僕がその見本にならないと。


自分にベクトルを向けるって、怖い。でもこの本がなかったら、僕は違う方向に進んでいたかもしれない。もう一度、自分のあり方を見つめ直すきっかけになりました。


これが自分のあり方なんです!

って強気なこと言っちゃったけど、


自分のあり方は変えていける。

ベクトルを自分に向けていけば。


岩瀬さん、中川さん、素敵な本を作ってくださってありがとうございます。


いつでも手の届く場所においておきたいと思います。

全てつながってるよ

算数反比例の単元『学び合い』で今までにない最高の結果を出すことができました。


テストを返す度に、「マジかー!目標達成!」とどよめきが起きました笑



子どもたちには次のように語りました。


「君たちの力でここまで辿り着いたんやで。君たちは自分たちで成長できるし、もっといいチームになれると思う。今回の学び合いでやってきたことが当たり前になるといいな。今回の結果に納得いってない人も多いやん。悔しいって感じられるってステキだよ。次もチームで結果出していこう。期待しています」


さて、もっといいチームになっていくためには何が必要なのか。


きっと、算数だけを頑張っても仕方がなく、算数以外の時間を大切にすることが、次なるジャイアントキリングを起こすカギになってくるんだと思ってます。


どんなときも1人も見捨てない。男女関係なく人とつながって、自分も友だちも大切にしようって思うこと。


焦点を当てるべきは、算数以外にあり。

テコ入れしていきます。



結果が出ました!平均点85点!

算数の学習は、比例・反比例の単元から一人一人好きなペースで進めています。小単元ごとではなく、単元まるごと「はい、どうぞ」で任せる『学び合い』です。


比例では平均点78点。最低点25点。

学び合う関係性はできてきたのに、頑張っだ割には結果がいまいち。



今回は、、結果出ましたよ。

点数だけが指標ではないけれど、


反比例 平均点 85点。最低点40点。


31人中28人が点数が上がりました。

明日は「よくやったな!学び合った結果が出たぞ!」と大いに褒めるとともに、さらなるジャイアントキリングに向けて、学び方を進化させていく時間にしていきます。


テスト後の振り返りジャーナルには、後悔や改善点が綴られていました。


・くやしい、あと一歩がんばっていたら解けていた問題があった。甘かった。

・A君に教えていたけれど、自分のための時間をあまり作れなかった。今度は自分の課題も進めながら、バランスよく声をかけたい。

・問題づくりや説明にもっとチャレンジすればよかった。


まだまだ伸びるよ。

もっと力のある集団になっていける。


この結果は自信になるんじゃかいかな。


さて、今回の単元まるごとの『学び合い』で改善したことを以下にまとめておきます。


①本当の分かるにこだわることを再確認。

要は教えてもらって分かったで止まるのでなく、アウトプットにチャレンジすること。方法は、以下の3つです。

・エアー授業

・ペア説明

・問題づくり


②環境整備

・プレテストの準備

→教科書の応用問題で構成。自作と業者のものを併用。

・先生チェック

→関所をもうけることで、本当に理解しているか厳しくチェック


③語りのレベルアップ

→これはまた追い追いまとめます。


みゆき会の古田先生の実践を参考にしました。


努力が身を結ぶ

明日は、単元丸ごと『学び合い』算数の単元テストだ。

比例のテストで平均点が78点と、思ったより結果が伸び悩み、今回の反比例のテストは「本当の分かる」を目指して取り組んできた。ここでいう「本当の分かる」とは、友だちに教えてもらって分かった!から、もう1つ上のレベルを指す。つまり、誰かに教えたり、問題づくりをしたりと積極的にアウトプットする機会を作るよう意識してきた。


目標は全員が80点以上。

子どもたちは本当のわかるを目指して、予習をして積極的に友達のサポートに回ったり、間違えた内容の問題を作ったりと精力的に取り組んできた。


中でも、一度教えたことが定着しているか、子どもたち同士で説明し、確認する姿も見られるようになってきた。


さぁ、どんな結果が出るのだろう。

楽しみだ。



少しコツがつかめてきた・・?


単元レベルの授業案を作るコツが、少しつかめてきたような気がします。


何を教え、どこから任せるか。


前回の『学び合い』セミナーで、講師の方が教科書を開きながら、単元レベルの授業構成を示してくださったことが大きなヒントになりました。


どんどん進度表がシンプルになってきています。社会も次の単元から、単元レベルで進めていくことになりました。


「作るコツ」については、改めて言語化していきます。

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何のためにがんばってるの?

集団として少し弛んできたな。

そう感じていたので語りました。


学級通信に思いをまとめ、

全員を前に集めて、

少し力を込めながら、、



「先生勘違いしてたわ。この前、このクラスは自慢できるクラスだって言ったけど、あれは勘違いやった。昔はそうだったけど、今は違う、、、少し省略。


本気でさ、全員達成目指してる?

時間内に終わらせてやろうって必死にやってる?全員達成なんて、中々できないでっかい目標なんだよ。だって、1人1人得意不得意も違う中で、みんなができるを目指すんだから。1人1人がさ、まずは自分のこと必死にやらないと、周りなんて助けてあげられないよ。


一体君たちは何のために学校来てるん?

自分のことだけ上手くいけばいいと思ってるなら、家で1人で勉強したらいいんだよ。


『学び合い』でさ、クラスで全員ができるを目指すことで、感謝されたり感謝したり、上手くいかないことを解決していく経験を重ねたり、そして結果として人との繋がりが広がっていくんじゃないの?これは1人ではつけられない力やん?だから学校に来て、31人でやるわけじゃん。(少し省略)


『うーん、もったいない。君たち損やなぁ』と大きな声を出せば静かになる始末。


誰のためにがんばってるの?

先生のご機嫌とりのため?


先生のためじゃなくて、自分のために人生生きろよ。みんなでたっくさん得して、この人ならついていきたいって思える人になっていこうよ。


今のままじゃ、、落ちる一方だね。

今の君たちは表面的には協力してるようで、実は協力するフリをしている感じやで。


大分省略しましたが、

語った内容はこんな感じです。


さぁ、どうなることでしょう。