空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

個に寄り添う『カンファランス』

1時間ごとの『学び合い』を経て、単元自由進度学習へと進んだクラス。教科書の基礎学習が終わり、テストまであと3時間。これまでの学習を振り返り、自分に必要な学習を進める時間です。この時間に差し掛かる手前で、単元計画表の振り返りをもとにした個別のカンファランスを進めています。

 

※単元計画表

単元計画が載っている一覧表。1時間ごとの課題に対し、自己評価として○△×をつけさせています。

 

「この学習の評価欄には△がついていたけど、復習はできてる?どんな感じ?」

「あー、そこは前の時間に復習した!何度も解いてたら、先生が教えてくれたこともわかったよ」

 

「振り返りに「割合が難しい。もっと勉強したい」って書いてあったよね。どんな感じで勉強する?一緒にやり方考えてみようか?」

「うん、そうする」

「まず、割合の問題は教科書の…ここにあるから…」

 

Twitterで話題になっているけテぶれ学習のように、振り返りから課題を抽出し改善を試みていく習慣が身についていれば、教師からの細かな働きかけは必要ないのかもしれません。が、大切なことは、振り返りを生かした学びを、自分で進められる子もいれば、伴走が必要な子もいるということを把握していること。そこに教師が必要な視点や技術を提供すること。

 

こんな話をすると、「それは『学び合い』じゃない!カンファランスしてる間、周りが見えないじゃないか!」という人がいらっしゃるんですけど…(この話、お決まりになってきてますね笑)

 

集団を動かすことばかりに視点がいくと、個が見えなくなること、私はあるんだけどなぁ。