「わたし」の信念ってなんだ?
前回、『学び合い』と信頼ベースの学級ファシリテーションの実践が対立してしまったことについて書きました。
さらにいろいろ考えたんです。
もっと楽になれる方法ないかなぁって。
で、気づきました。
「○○さんの実践・考え」の寄せ集めになるから、しんどくなるんだって。
結局、僕は小学校の先生として何を大切に思って、子どもたちの前に立っているのだろう。
きっと、「わたし」自身の信念がちゃーんと言葉にできてないんだ。
そこで、こんな図を描きました。
「わたし」の中には『学び合い』や「信頼ベースの学級ファシリテーション」、そしてNPO法人育て上げネットで就労支援にかかわったこと、この3つの存在が今の教育観を創っている。就労支援の経験があったから、「一人も見捨てない」に強く共感する。
円の外側には、TOSSや○○学級、同僚、Twitter。子どもが楽しく学べそうだなと思ったら、そこから知恵を拝借することもある。例えば、TOSSの展開をそのまますることもあるし、その実践から『学び合い』の課題設定につなげることもある。
結局は、「わたし」が大切にしていること、「わたし」の信念がはっきりしていると、以前は対立関係にあった『学び合い』も信頼ベースの実践も、「わたし」で包み込めてしまう。
「わたし」が大切にしていることってなんだ。
どんな教育を実践したいかではなくて、
どんな社会を目指し、子どもたちにどんな大人に育ってほしいのか。
そんなことをはっきりと言葉にしていけば、そのために必要な手段が見えてくる。
実践の寄せ集ではなく、対立も怒らず、もっとどん!と構えられるような気がします。
何年かかるかなぁ。
簡単にこれとこれが僕の信念!みたいにはできないだろうな。
歩みながら、考えます。