空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

国語科を学び直す

今、国語科を学び直している。教員5年目(現在7年目)から、作家の時間や読書家の時間にチャレンジしてきた。その過程で浮き彫りになったことは、自分の教材研究不足だった。そのことが一番分かりやすかったのはワークショップのミニレッスンをつくるときだ。作家や読書家の時間の本に載っているミニレッスンをやりきると、中々思いつかない。子どもたちの作家ノートを毎時間集めては、子どもたちなりの書き方の工夫を見つけて、それをミニレッスンや共有タイムで伝えるようにして乗り切っていた。このように書くと聞こえはよいが、この乗り切るという状態が問題だ。ボクには子どもたちの読み・書きを促進する引き出しがほとんどないことが昨年と今年のチャレンジでよくわかったのだ。例えば、教科書の教材や教室にある児童書から、書く・読むのレッスンを考えることができない。教科書を教える授業になるから、一斉授業を続けて、余裕が生まれたらワークショップをする。こんな状態では、いつまで経ってもワークショップは子どもたちにとって学びのあるワークショップにはなることはない。ここまでのことを簡単にまとめると、もっと自分の国語科に対する知識を深めたい。それが今ボクの1番の探究テーマだ。

 

このような問題意識をある方に聞いて頂いたところ、一冊の本をご紹介頂いた。「文学の力✖️教材の力」である。読んでいるが中々理解できない。

 

テクストとは?

原文と本文のちがい!?

本文は虚像にすぎない…?

 

本当の分かるが説明できることを指すなら、一体いつになればその状態になれるのだろう。途方もないところに足を踏み入れた気がする。本当に分からないのだから…。何度も読み返して、理解できるようにまとめなおし反芻していきたい。

 

問題は本を読めないだけではない。問いだらけの自分の頭の中もぐちゃぐちゃだ。普段の不安定な授業を振り返るたびに、自分は国語科をどんな教科だと思っているんだろうと。

 

物語文や説明文を読む意義は?

読むとは?

書くとは?

聞くとは?

話すとは?

言語生活が豊かになるとは?

国語科を通して、どんな子どもたちを育てたいのか?

 

学習指導要領や教育書から引っ張り出せば、答えらしきものはすぐ見つかる。だが、コピーペーストでは本当に理解してるとはいえないだろう。とって付けたようなものは、時間が経てばすぐ剥がれ落ちていく。自分の頭でじっくり考えたい。自分の言葉で語れるようになりたい。

 

今読んでる本たち。

他にもあるけど…猛勉強するしかない。