本にもどって振り返り〜協同による総合学習の設計〜
社会のプロジェクトの振り返り。
- 作者: Y.シャラン,S.シャラン,Yael Sharan,Shlomo Sharan,石田裕久,伊藤篤,杉江修治,伊藤康児
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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グループ・プロジェクトの流れとQFTは同型性。非常に親和性が高かった。
- 刺激と問いづくり
- 問いの分類とサブテーマの決定
- グループの編成
- 計画
- プロジェクト実行
教師が考慮しなくてはならないもうひとつのことはグループ・プロジェクトがカリキュラムの他の内容とどの程度一貫しているかという点である。幅広い単元には多くの構成要素がありうるし、グループ・プロジェクトはそのうちの一部分である。だからそのような協同的な探究になじみにくい単元は、一斉指導をしたり、個別指導によったり、他の協同的な方法で指導したり、いくつかの指導方法を組み合わせたりすればよい。留意すべきポイントは、グループ・プロジェクトというのは、真に探究を刺激するような内容領域を扱う場合に利用されるべきだということである。
小単元によっては、探究がなじまない内容もある。単元の内容と探究的な学習がはまるところを見つけるには教材研究が必須。現在の社会は前半が一斉授業で、後半からは学習指導要領に沿った選択型の調べ学習。
本を読んで、今後の改善点と感じた部分をざっと挙げておく。
改善点
- チェックインとチェックアウトの時間設定
- 計画立案と明確な役割分担(統括、記録、委員会)→要検討
- 計画立案における対話のロールモデル
- 各グループのワークシート(問いと計画表)をコピーして、どこかに張り出しておく。それぞれのグループで何が起こっているか理解しあえる。テーマが重なるチームはお互いの探究過程が刺激になる。(予定していたが準備不足)
- プロジェクト実行中の教師の役割
資料は利用されているか
でてきた用語は理解できているか
辞書から適切な単語の意味を選べているか
→自分が理解できていない内容は発表しない
- 発表内容の精査の時間をつくる。
- 発表方法は多様である。(展示、模型、レポート、寸劇、スライドなど)
(今回はポスターセッションのみの発表となった。)
- 聴き手が理解を助けるための環境整備
→情報源と最も役立った情報を記載したプリントを用意。
まとめ方は要検討。
- 発表は一斉かブース形式か。
- コメント内容の具体例提示
発表の主要なポイント
発表の中のどんな点がよかったと思ったのか。