空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

サークルタイムとクラス会議

サークルタイムとクラス会議は似ているようでちがうと思う。前者は「自然な対話のプロセスを育む」時間のイメージ。後者は問題解決を目的とする構成的な場のイメージ。あくまでイメージで、分けて考えるものではないと思っている。サークルタイムで起きることは、クラス会議でも起きるからだ。それに、サークルタイムでの対話がクラスの問題を浮かび上がらせ、そこから問題解決に向かう(クラス会議になる)ことはあると思う。先日、その流れがあった。お困りごと相談会議から、全体へ問題提起があった。それに対し、あらゆるところから意見が飛び交う。一見活発な話し合いに見えた。しかし、問題提起した子どもたちが発する言葉は「意見」ではなく、どちらかといえば「文句」だった。相手の言葉を受け止めて、そのうえで「こうしていけばいいんじゃないか?」と提案していくものではなかったんだ。そんなとき、ぼくはどうするか。子どもたちのやりとりを見るだけでよいのか。そんなことはない。「文句」と「意見」がどう違うのか伝えないといけないんだ。これが教師の役目。子どもたちが知らないことは教える。話し合いがうまくいかない。対立が起きる。それは意見ではなく文句をぶつけているからだと。(続く)