空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

探究の種は身近にある

ホワイトボード・ミーティング学校教育編に参加したときの気づきをメモ。

 

最近、話題の探究という言葉。「探究」というと、大きなテーマでなければならないという思考に陥りがち。でも、探究は自分の好きなことをとことん追究する会社活動と同じように、僕たちの身近なところにある。それは最近ハマっていることや悩んでいること、もっと知りたいことなどなど、探究の種は人それぞれちがう。ホワイトボード・ミーティング講座では、ヨガや絵本、家事、食べ物、スポーツなどが探究テーマとして挙げられていた。一見シンプルなんだけど、オープンクエスチョンで深めていくと、参加者それぞれのエピソードがあり、とても興味深かった。違うからこそ面白いし、「あぁ、ボクも気になってたんだよね」って共感できることも多かった。

 

 日常の生活の中に、実は探究のサイクルは既に回っていて、(それも無意識に)意識して捉えていくだけでも、自分の中で「探究」という言葉がはっきりと浮かび上がってくる気がした。加えて、ホワイトボード・ミーティングの問い立てのフレームを使うことで、お互いの探究について深めていくことができる。これはスキルだから、練習すればできるようになるんだよね。シンプルで取り入れやすく、使い方によってはとても奥深いものになっていく。ホワイトボード・ミーティングの魅力に魅せられた2時間だった。教室のいたる場面でこのフレームは使えるし、3学期はホワイトボード・ミーティングにどんどんチャレンジしていきたい。本当楽しみ。

 

あともう一つ。自分はエピソードを話すのがまだまだ下手だと思った。エピソードは事実+感情で構成されるもの。話が長ければいいというわけではなく、頭の中に動画モードで情景が浮かぶような話ができるかどうかが大切。ただ「エピソードを教えてください?」と聞かれたからとて、上手く答えられるようになるものでもなく、話し手として練習が必要になるだろつ。講師の方にお聞きすると、状況に応じて、モデルとなるエピソードはいくつか用意しているらしい。そりゃそうだよなぁ。せいこさんの私の構成要素のレクチャーでも、ドリカムのコンサートのエピソードはとてもシンプルで、かつその時の情景が思い浮かぶような話になっている。教室で子どもたちにモデルを見せる時、どうしても行き当たりばったりになりがち。少し準備をしてエピソードを話す時間を作ったり、子どもたちとエピソードを話す練習をする時間をつくったりしていきたい。しばらくは、ホワイトボード・ミーティングが探究のテーマになるかも。

 

【オンライン】ホワイトボード・ミーティング®学校教育入門編(第2期・第1回) - 株式会社ひとまち