空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

コミュニティには文化があるということ

 今日のリフレクションの会で得た新たな視点。

学級という場所は「家庭や友達の関係性、これまでのクラスの歴史、その底辺にある地域の文化など、それぞれが相互作用し合う異質な空間」であるということ。


 もちろんのこと全国にある6年1組が全く同質の空間であるはずはなく、その当たり前を目の前で見せられた感じ。


 その中に入る教師って一体何者なんだろう。もちろん教師なんだけどね。僕はここ3年間の担任時代に子どもたちが背負っているものをちゃんと見つめてこれたのだろうか。自分の中で対話が起きるとてもいい時間でした。その証拠に、ここまで書いてあること自分でもよく整理できてません笑


主催者の先生方、石川先生ありがとうございました。

『学び合い』課題づくりの技~課題づくりのその前に~

先日『学び合い』の課題づくりの技について記事を書きました。

metch96.hatenablog.com

 

 これはあくまで個人的な考えですし、「そんなこと当たり前だろっ!!」という方もたっくさん居られると思います。発問を考えるときの思考と方法は何も変わりありませんから。ただ私はこのように整理すると作りやすいのです。

 さて、課題づくりは『学び合い』でもとても大切なスキルになるのですが、課題をつくることばかりに目がいってしまうと、個々の課題につながりがなく、断片的な打ち上げ花火的な学びになってしまいます。単元を通して身に付けてほしい力や子どもたちに意識して取り組んでほしいことは何か。それらをはっきりさせないと、活動あって学びなし。単元を通しての成長が生まれない可能性があります。

 

そこで、今回は『学び合い』課題づくりを進めるその前にというテーマです。課題をつくるにあたって、いや、課題を本格的に作る前に意識することをまとめました。校内の個人研究発表会でも使った資料です。良ければご覧になってください。

※基本的に内容はまだ発展途上です。まだまだ進化し続けますので、決して完成形ではありませんよ。

 

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最後のスライドはつけたしで・・・

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こんな感じで『学び合い』の敷居が少しでも低くなり、いろんな方が取り組みやすくなるような話題を提供していければと思っております。

 

ご意見・ご感想お待ちしています!

気にいったらシェアしていただけるとうれしいです^^

 

園長さんとのお話

今朝、息子を園に送りに行くと園長さんが迎えてくれました。

 

園長さん「おはようございます。お父さん、モンテッソーリ教育の本を読んでいるそうですね。」

 

私「そうなんですよ。クーヨン(雑誌)を読んでから興味を持つようになって。幼児教育についてもっと知りたいなぁと。小1プロブレムという話がありますけど、いろいろな資料を読んでるとあれは幼少の文化が違いすぎるから起きてるんじゃないかなぁと思うんです。小学校の文化に無理やり合わせようとするから歪みが起きるような…」

 

園長さん「うんうん。(指導要領の)改訂でも幼小の接続のことが書かれてますしね。大人の都合じゃなく仕組みを見つめないといけないですよね。」

 

そんな話の流れから、本校のモンテッソーリ教育アドバイザーの方と、来週あたりにお話しさせて頂く機会を頂きました。

 

さらっと「改訂にもあったように」と言われ、ドキドキしたのが恥ずかしい。園長さんなら当然読んでいらっしゃるか…。私もちゃんと指導要領に目を通すようになったのは昨年度からのこと。

 

そういえば、3月に私の学校にも新学習指導要領が届いてたなぁ。果たして職員には配られているのだろうか…。1年生担当の先生方には、園長さんと話した「接続」に関する内容は共有されているのだろうか。

 

そんな余裕ないか。

 

 

私としてはこの流れを逃さず幼児教育に触れてないとですね。来週はモンテッソーリインターナショナルスクールに見学に行かせて頂きます。でみちゃんありがとう。

 

http://osaka-montessori.com/

 

 

『学び合い』課題づくりの技①~はてな思考~

『学び合い』の社会科で課題づくりのときに使っていた方法です。

個人的にやりやすかったので共有します!!

 

その名もはてな思考」

 

紹介するその前に課題づくりのおおよその流れを確認しておきましょう。

次のような感じになるかな?と思います。課題づくりの技は3番目で使ってください。

  1. 指導書で単元目標の確認
  2. 学習指導要領で資質能力のチェック
  3. 教科書の1時間ごとの課題設定←ここ!!

感想やご意見お待ちしています。

 

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地味でも自分の足で歩こう

 

metch96.hatenablog.com

 

 Twitterが学級経営や授業のアイデアが集まるプラットホームとなっている中、もしTwitterがなかったらどうなるのだろうとふと考えてしまった。かく言う私もTwitterで新しいつながりができたり、いろんな実践や考え方に触れることができたり、いろんな恩恵を受けている。今のところ問題がなければ利用は続けるつもりだ。

 

 でも、私たちが力を発揮する場所はSNSの世界ではなく、現場であり、互いに切磋琢磨し合う人も現場の同僚。ここは忘れずにいたい。第2の職員室とTwitter界をたとえたことがあったが、やはり現場でいい影響を与えることができる職員でありたい。Twitterでいいねを押したいことは職場でも話題にしたい。


おっと話がそれました。

Twitterは気軽に情報の送受信ができる。それがメリット!なんだけど、何も考えずに過ごしているとぬるま湯につかってしまうのでは?というか浸かりやすい。そんな危機感がある。


 自論ですが、本当の成長はTwitterの外で起きると思う。例えば、魅力的な実践が目に止まったらそれを実践する。もちろん、やりっぱなしではなく振り返りまで行う。そして、その振り返りや改善案を誰かに話したり、ブログに書き留めたりしてアウトプットする。ここまでして、他人の実践は自分の力となり糧になっていくと考えている。


 力量を高めるにはいろんな方法がある。今行なっているのは自分の実践と教育書などに載っている実践の単元表や課題設定の比較すること。共感する部分や「自分ならこうするな」と提案できる部分、賛成反対、発見などを書き込んでいく。とても地味だけど、それを繰り返している。すると単元通しての授業構成のコツがうっすらぼんやり見えてくる。地味だけど、これの繰り返し。


こんなこと既に分かっている方が多数だと思うが、自戒をこめて記しておく。


地味にコツコツと歩こう。

 

もしなかったら・・・

Twitterで実践の共有が流行っています。いると思います。最近は学級開きとか係の決め方とかいろいろ。私も自分の考えを呟いたりブログをシェアしたりします。

 

でも…、

 

Twitterがなかったら、どうなっちゃうんだろう。と考えてしまいました。

めっちゃ学べるし、Twitterから実践のヒントを頂いたこともあります。

この時代SNSがなかったらと考えること自体無駄か・・・。

 

要は使い方次第なのだけど、自分で必死に考えないと知恵はつかないんじゃない?って感じたんです。「真似ぶ」がただのコピーで終わってしまう。

ほんまに実力上げようと思ったら、Twitterだけではあかんやろってこと。

 

インプットとアウトプットの間にはもうひと段階あるそうです。

その名もスループット。自分の頭の中で脳ががちぎれるほど考える時間のことです

インプット⇒聞く

アウトプット⇒対話

この間に【スループット⇒考える】を加えるだけで、アウトプットの質は変わるんですって。ちなみにこの考え方は以下の本で紹介されております。

 

働く大人のための「学び」の教科書

働く大人のための「学び」の教科書

 

 

脳がちぎれるほど考える。ってどんな状態やねん。一体何回試行錯誤せなあかんねん。そんなん分かりませんけど、脳がちぎれるレベルになるためには、インプットもかなりの量が必要なのでしょう。今、1学期の範囲で『学び合い』の課題づくりを進めているのですが、安易にアップせんときます。なぜならスループットに達していないから。

 

あっ、育児休暇中やからできました!

じゃなくて、職場に復帰してからも続けますよ。

 

自分で必死に考えてみましょう。

 

 

 

愛される経験を与えよう。

 園に出発する前に「今日は〇〇先生に会えるね~」と一言言うと、満面の笑みになる息子。その先生のお膝の上に自分が座っているときに他の子が寄ってくると、「あっち行って」と言わんばかりに手を振ることもあったり。3月に入ってからは「しぇんしぇ」とまで言えるようになっていました。そんな大好きな先生と、4月から1歳児クラスに進級した息子はお別れすることになりました。

 

そんな中、息子のエピソードが園だよりに載りました。

心にグッとくる内容だったのでシェアします。以下、園だよりより抜粋です。

(息子はYくんです)

Yくんは一年を通して、園が安心できる場所へと変わっていきました。特に組担当との先生との温かい時間は、愛されていることを実感し、「大丈夫!!」という安心の気持ちを大きく膨らませていました。だから「進級して、自分の組の担当先生でないと気づいたときにどんな姿を見せてくれるだろうね。」と先生たちで話していました。4月になりました。

 いよいよ、明日から分かれるよ!!となったときです。その日の子ども達の姿を振り返る時間の中で、Yくんに声をかけしようとなりました。そして担当のI先生からYくんへ話をしました。「先生はYくんと一緒の幼稚園にいるよ。でも、今年は組が違うよ。明日、先生は、新しいおともだちを迎え入れるから一緒にいられない時間もあるよ。一緒にいられなくてもYくんのこと大好きだよ。今までと変わらず大丈夫だからね。」と伝えたのです。Yくんが先生の話を聞く姿は、それはそれは一生懸命だったそうです。そして、話はこれで終わりません。Yくんは先生の話を聞いた後に、その先生の目を見て、『いやっ』と!!ハッキリと言いました。

 こどもたちが育つ姿は本当に素晴らしい。小さくても大きくても関係ありません。こどもたちは、本当によくわかっています。いやっと自分の気持ちを表現したYくん!!しばらく心が行きつ戻りつすることでしょう。でも大丈夫です。0歳時のときに愛される経験をからだにしみこませています。もちろん、他の子どもたちも同じです。

 

この文章を読むと、「幸せな子ども時代」という言葉がふと頭によぎりました。愛されていることを実感できること。それが互いの温かな時間につながるということ。そして強い信頼関係が結ばれていくということ。息子も私たち大人が見てないところで、いろんな気持ちを抱えて、時には葛藤もあって、でも頑張っているんだね。園だよりを読み終えた後、息子をぎゅーと抱きしめてあげたくなりました。

 

このエピソードをつづってくれた園長さんに感謝です。

 

愛される経験をからだにしみこませる。

 

素敵な言葉です。

 

 

 

 

新学習指導要領を読み解く~汎用的な思考の道具~

 

「資質・能力」と学びのメカニズム

「資質・能力」と学びのメカニズム

 

 

汎用的な思考の道具を整理して手渡す。

5年生社会科「暖かい地方の暮らし」の授業のことです。「石垣島では、なぜサトウキビづくりが盛んなのか」が今日の学習課題だったのですが、授業の冒頭である子供が「先生、石垣島なんて行ったことがないからわかりません」と発言したのです。思わず笑いましたが、笑いごとではありません。 

 

 1年目の5年生。沖縄の学習のときに、子ども達の「俺ら大阪に住んでるのに、沖縄なんて関係ないやん」という言われたことを思い出しました。それを受けて、私は何と言ったかというと、あんまりはっきりとは覚えていないのですが、ある程度同調し、こんな感じで返したと思います。

 

「分かるわかる。先生も沖縄は行ったことないからなぁ。でもまぁ、素敵な場所やし、せっかくやから沖縄について詳しくなろうや」と。

 

 このときの私は、社会科という教科で身に付けさせる力やこの単元で何を学ぶのか、全く分かっていませんでした。ですから、沖縄からサトウキビを取り寄せてみんなで食べてみたり、エイサーの動画を見たりと、気を引くための授業をしていたのです。授業の目的を後付けするならば、「沖縄について詳しくなってほしい」といったところでしょうか・・・。

 

筆者は、社会科を学ぶ目的と理想の学習者の姿を次のように述べていました。

 

行ったことがない地域のことまで予想でき、さらにその予想が妥当かどうかをかなりの程度まで詰めていけるようにするのが、社会科なのです。その授業では、結果的に「先生、雨温図を下さい」と言うまでに15分かかりましたが、そんなことをしているから、教科書が終わらないのです。私としては、学習問題が確認されてから1分以内に「先生、とりあえず雨温図を下さい」と言える子供にしたいと思います。

 

3・4年生でも他の地域を題材とした地理の学習で、子ども達はその地域の立地条件について学んでいます。でも、その知識を生かせていない場合は多いし、教える側の教師もその意識は希薄です。

 

その立地条件にはどのようなものがあるのか、俯瞰的、自覚的に整理・統合されていないのが現状と言います。だからこそ、子ども達はサトウキビやその他の特産物を別個のものとして、新たに一から考えようとするのです。私としては、少なくとも国土と産業について系統的に学ぶ5年生段階では、立地条件には自然条件と社会条件の二つがあること、そしてそれぞれはたとえば以下のように整理できることを、しっかりと時間を取って明示的に指導してはどうかと思います。

 

筆者はここで立地条件の具体例を述べています。

 自然条件:気温、降水量、土壌、地形、資源・・・

 社会条件:市場、労働力、技術、歴史、交通・・・

 そして、カギとなる概念を子ども達に指導し、それを続く産業学習でも活用させる。すると、次の工業学習では、自動車や精密機械の工場の立地条件について調べる中で、自然条件よりも社会条件が影響していることに気づくことができると・・・。

 

 つまり、地理的な課題解決のためには次の知識・技能が必要なわけですな。

  • 「立地条件」という視点が必須であること。
  • その「立地条件」には自然条件と社会条件があるとういこと。
  • 自然条件を把握するツールの1つに「雨温図」があること。
  • 「雨温図」が読み取れること。
 これらの知識・技能が身についていれば、異なる特色の地域における「なぜ~では、○○の栽培が盛んなのでしょうか」という課題が仮にあったとしても、「先生、雨温図があれば解けるのですが・・・」という一言が出てくるのでしょうか
 
いやぁ、レベルが高いっす。
サトウキビ食べている場合じゃねぇw
 
 でも汎用性のある思考力というのはこのような力のことを言うのだろう。その地域の地形や雨温図を見ることで、土地や気候の特徴をつかむ。地形と気候の特徴は、その土地の特産物と関連しあっている。小学5年では山地や低地、温暖多雨や寒冷多雪などの特色のある地域について学んでいきますが、それぞれの地域を別個に捉えるのではなく、俯瞰的に捉えれるようにする。すると、別々で捉えていた各小単元の学びがつながってくる。こんな状態で学べる学習者はきっとこんな対話をしながら学習を進めるのかな。妄想たーいむ。
 
高地の学習
「長野県は北海道と平均気温の変化の仕方は似てるけど、降水量が多い。なんで?」
「山が多いからだよ。山の天気は変わりやすいって言ってたやん。林間学習の説明会でさ」
「あー、でもなんで山だと変わりやすいの?」
「えーっと、それは・・・あっ、季節風だ!山にぶつかると雲ができやすくなってってやつ。勉強したやん」
「あー!季節風か!だから北海道とは違うのか」
 
寒冷地の学習
「この地域は雨温図を見ると、平均気温が一番低いときは気温が0度にも満たないときがあるね。確かじゃがいもは北海道産が多いけれど、寒い場所で育てやすいってことかな?」
「じゃぁ、ロシアとかも寒いからジャガイモ多いのかな?」
「PCで調べてみようぜ!あっ、世界のジャガイモの産地ランキングベスト3にロシア入ってる!やっぱ寒いところはジャガイモ育てやすいんやって」
 
 
小学5年の社会科って面白いやん!
 
 
おっと、話がそれましたが、その教科で学ぶべきことは学習指導要領に書かれています。ですが、その教科で身に付けさせたい汎用的な思考の道具というのは、一見詳しくは書かれていないように見えます。でも本書を読んで、もう一度学習指導要領を見るとうっすらぼんやり見えてくるのです。だってこんな記述がありますから。
 
国土の自然環境の特色やそれらと国民生活との関連を考え、表現するとは、例えば、我が国の位置や地形、気候の側面から、我が国の国土の自然環境の特色を考えたり、特色ある地域の自然条件と人々の生活や産業を関連付けて考えたりしたことを基に、文章で記述したり、説明したりすることである。 *1
 
で、大切なことはこの太字部分をどう学ばせるのかです。
 
もし、そこを自分から主体的・対話的に学ばせたいのであれば、汎用的な思考の道具を子どもたちに与える必要がある。何を与えるかは、教える側の僕たちがきちんと整理しておく必要があるでしょう。ツールを使える子ども達は、自分達で学んでいけるはずです。
 
 まぁ、でもレベル高いな・・・。子どもたちの実態によっても変わってくるだろうし。でも、課題に対して「○○があれば解けることができます」って言える子どもたちを育てたいですよね。たくましいやん。自立してるやん。
 
これこそ、教師の授業設計力・腕の見せ所、ですね。
 
 

*1:小学校学習指導要領平成29年解説 社会科

モンテッソーリ教育より~選択肢から選ばせる~

まもなく2歳になる息子。最近の口癖は「いやッ!」です笑 ほんま、便利な言葉覚えちゃって・・・というのは半分冗談半分本音で、自分の意志を表現してくれることに喜びを感じつつ、こちらのペースで物事が進まないことに「うぅー!!」となってしまっています。昨日まで大好物だったものが、今日はプイッと顔を背けられ食べてくれなかったり、「おむつ変えよう」と言っても、「いやや」と逃げられたり。とはいえ、こちらのペースで進めようとしていることが良くない。コントロールしようと思っても、無理なわけですから。と言いつつ、無理やりつかまえて力業で行くこともありますけどね。

 

息子を寝かしつけた後、モンテッソーリ教育の解説書を開くと、あるコラムが目にとまりました。

ふたつの選択肢から選ばせる
「いやいや」の時期に有効な手段は選択肢をあげること。たとえば、台の上から下りないときは「ひとりで下りる?だっこで下りる?」と聞くとどちらかを選んですぐに下りるでしょう。「着なさい!」と言うといやがるのに、「お出かけするけど自分でジャケット着る?それともおかあさん手伝う?」と聞くと「自分でやる」と言ってさっと車に乗ったりします。制限のある選択ですが、子どもは自由をもらったように感じて素直になります。選択肢の数はふたつくらいがベストで、子どもが知っているものから選ばせるようにします。

 おー!!タイムリーな話題じゃないの!とうなづきながら、コラムを読み進めているとむくっと息子がお目覚め。早速実践です。

 

上着を着せようとすると嫌がるので、

「くまさんの服にする?電車の服にする?」

すると電車の服を指さして、袖を通してくれました。

 

ご飯を食べるのも最近嫌がるので、

「トマトからにする?パスタからにする?」と聞いてみると、

トマトを指さして、パク!そのあと、パスタも完食。

 

別に嫌がっていないときでも・・・、

公園の3種類の滑り台と砂場どちらから遊ぶか選ばせました。

「すべり台にする?砂場にする?」 

「しゅー、しゅー(すべり台)」

すべり終わった後、

「どのすべり台にする?」

「ここっ!」と指さし。

 

日々の活動をなんとくやらせるのではなく、「選択肢から選ばせる」というプロセスを踏み、「自己決定の機会」を与えること。自分で選んでいるからこそ、自由を感じられるわけですね。命令だと背きたくなるけど、自分の意志で決めたことは実行できる。

 

ただ、この手の話は決して初めて聞いたわけではなく、ファシリテーションコーチングでも耳にしたことがありました。昨年度の学級でも、授業や係活動など時間で「どうする?AとBという案があるけど、どっちにしたい?」というような会話を頻繁に子ども達としていましたから。

 

子育てと小学校での関わり方をつい分けて考えていましたが、決してそんなことはない。幼児に限らず、小学生、中学生、高校生、大学生、大人・・・とどの段階でも当てはまる大切な視点です。

 

その日の夜。歯磨きの時間。

子育てに「選択肢から選ばせる」という視点を見出した私は調子に乗っていました。

歯ブラシが二つあったので、どっちにするか聞いてみたのです。

 

「こっちにする?」

「いややー」

「じゃぁ、こっち?」

「いややー」

「・・・」

 

選択肢の中から選ぶということを拒否されてしまいました笑

くっそーっっ!!

 

インプットに注力します。

しばらく不定期更新になるかもしれません。

息子との遊びとインプットに時間をかけます。

 

今読んでいる本たちです。情報過多なので整理していきます。

 

① 息子の通う保育園に影響を受けて読み始めました。

モンテッソーリの子育て (クーヨンBOOKS)

モンテッソーリの子育て (クーヨンBOOKS)

 

 

モンテッソーリの教育 六歳〜十二歳まで

モンテッソーリの教育 六歳〜十二歳まで

 

 

② 新学習指導要領を理解するための解説書!

「資質・能力」と学びのメカニズム

「資質・能力」と学びのメカニズム

 

 

これと合わせて、教科の単元でくっつけられるところはないか探してます。

これが楽しい!!

 

子どもの書く力が飛躍的に伸びる!  学びのカリキュラム・マネジメント

子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント

 

 

③再読!

ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方

ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方

 

 

④ 復帰後の働き方の改革の1つ!整理整頓。

 

トヨタの片づけ (中経の文庫)

トヨタの片づけ (中経の文庫)

 

 

 

⑤初任からチャレンジした『学び合い』を振り返るには最適な本!

 

この1冊で、始められる! 深められる!  まいにち! 『学び合い』

この1冊で、始められる! 深められる! まいにち! 『学び合い』

 

 

⑥教材研究のおとも!まずは自分から質問づくり!

 

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

 

⑦最後はこれとこれ!理科の授業をするとしたら・・・と妄想してます。

なぜクラスじゅうが理科を好きなのか―全部見せます小3理科授業

なぜクラスじゅうが理科を好きなのか―全部見せます小3理科授業

 

 

理科の授業がもっとうまくなる50の技

理科の授業がもっとうまくなる50の技

 

 

いろんな本に手を出しすぎて、インプットが追い付いていないのです。

もう少し、しぼらないといけないですね。

私の悪い癖です・・・。