空飛ぶかめ

小学校での実践について、あれこれ記録します。

訳あって読み返す。

訳あって『学び合い』の本を読み返すことにしました。古典本の方だけを集中的に。 学び合う教室: 教師としての学習者、プロデューサーとしての教師の学習臨床学的分析 作者: 西川純 出版社/メーカー: 『学び合い』出版 発売日: 2018/12/03 メディア: Kindle…

何も考えずに…

自然を眺めがら、何も考えずにぼーっとする。わずかでしたが、そんな時間を過ごすことができました。暇があれば、授業ことや気になるあの子にかける言葉など、頭の中は「仕事」のことばかり。でも、これじゃダメなんだよなぁと。「仕事」ばかりになると、な…

本にもどって振り返り〜協同による総合学習の設計〜

社会のプロジェクトの振り返り。 「協同」による総合学習の設計―グループ・プロジェクト入門 作者: Y.シャラン,S.シャラン,Yael Sharan,Shlomo Sharan,石田裕久,伊藤篤,杉江修治,伊藤康児 出版社/メーカー: 北大路書房 発売日: 2001/03 メディア: 単行本 購…

注文の多い料理店〜単元型『学び合い』

今年は石川晋さんが提案されていた単元型『学び合い』にチャレンジすることにしました。紹介されているのは下の本。岸和田太鼓の文化が根付く小学校での実践エピソードが記されています。 遊び・育ち・経験──子どもの世界を守る (シリーズ・子どもの貧困2) …

社会科〜問いから始まる授業は一度終わったけど〜

問いづくりからスタートした社会科の「日本の食糧生産(水産業)」が終了。総時数は…総合も含めて、指導書で予定されている時数を大幅に上回る結果となった。 質問の焦点 子どもたちの問い 多くの子どもたちが、教師が課題を設定する授業よりも、自ら立てた問…

共に創り上げること。

「君たち」はどうしたいのか、「ボク」はどうしたいのか。この2つからスタートを切ることは大切だ。それぞれの願いから始まることは、なんらおかしいことではない。でも、本来共に進むメンバーであるはずなのに、それぞれの考えを、あちら側とこちら側に分…

照れくさい言葉も物語に乗せれば…

朝の読書サークルで読み聞かせしました。 読むのは初めてです。 たいせつなきみ 作者: マックス・ルケード,セルジオ・マルティネス,ホーバード・豊子 出版社/メーカー: いのちのことば社 発売日: 1998/10/05 メディア: 単行本 購入: 7人 クリック: 12回 この…

「ボク」の教室リフォームから、「私たち」の教室リフォームへ

教室リフォームPJがついに始まりました!といっても、今年はかなり慎重に(丁寧に)進めています。リフォームにチャレンジした1.2年目は、とにかく畳のスペースをつくりたいという僕の思いが強過ぎて…「ボク主導」のリフォームになっていたんですよね。もちろ…

二学期の指導計画(国語)

今年のめあて ・スタートを切る前に見通しを持つこと。 ・読書家の時間(2時間)のうち1時間は図書室利用時間とする。→教室の本が不足してるため。 ・作家の時間はジャンル学習→自由選択制へ ・単元型「学び合い」でプレイフルに教科書の物語を読む経験を積む…

質問づくりの📝

質問づくりのメモ📝 注文の多い料理店 質問づくりと学び合い 不思議のタネ 「注文の多い料理店山猫軒」 「本文の叙述から引用」 「発問→主張」 ⇅ 単元型学び合い(複線型) 問い出しの練習

たった1つを変えるだけ

初めてのチャレンジ。 たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」 作者: ダンロスステイン,ルースサンタナ,Dan Rothstein,Luz Santana,吉田新一郎 出版社/メーカー: 新評論 発売日: 2015/09/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (…

なまえを大切にするということ

二学期の2日前。帰り道に岡町駅前に新しくできた絵本屋さんがあってね。新学期に子どもたちに読み聞かせる本の選書に迷っていたから、「あ、何かいい本が見つかるかも!」と立ち寄ってみたの。書店員さんと仕事や子育ての話をしながら、絵本についてあれこれ…

作家の時間 二学期のざっくり計画案

二学期の作家の時間(超ざっくり学期計画案) 作家の時間を一年間連綿と続けるのは難しい。だからこそ、今学期もジャンル学習にチャレンジする。まずは資料をつかった説明文の視写から。回を重ねるごとに視写する範囲を減らし、子どもたちが考えて書く範囲を増…

自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにはするなみずから水やりを怠っておいて気難しくなってきたのを友人のせいにはするなしなやかさを失ったのはどちらなのか苛立つのを近親のせいにはするななにもかも下手だったのはわたくし初心消えかかるのを暮らしのせ…

実践を続ける覚悟

「けテぶれ」宿題革命! 作者: 葛原祥太 出版社/メーカー: 学陽書房 発売日: 2019/07/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る けテぶれ学習法の本が届いた。ブログより詳しく書かれているので、実践の内容はとても分かりやすい。でも、ボクには難し…

手元を見つめること

手元の仕事をていねいにこなしていくこと。それが今の自分に必要なこと。それを丁寧に重ねていくことが信頼へとつながること。 ボクは巡り合わせを信じるタイプだ。出会う人や置かれた環境は今の自分に必要だから目の前に現れる。自分に起きることは必然で、…

道はある。でも先は見えない

今年は楽しいけど辛い。 単純に仕事がきつくて疲れているとか、人間関係とかが直接の原因ではなく。「変わる」とは新しい自分に出会える喜びと葛藤を伴うものなんだと、それが痛いのなんの。新しい自分に出会えたと思っていたら、染み付いているものが中々と…

天狗の鼻

去年は「明日は○○について語ろう。今のあの子たちに必要なことだから」と語りの準備をすることが多かった。今年は、なんでかなぁ。子どもたちの姿を見ると、事前に考えていた言葉がすーっと消えていくことが多い。もし、用意していた言葉を語ったならば、そ…

説明文〜ダウト読み〜

説明文「動物の体と気候」 ダウト読み 年間指導計画ではとっくに終わっていないといけない単元なのだけど笑 読書家の時間と作家の時間にチャレンジしたことによって、単元計画がうまくまわっていない。まぁ、なんとかなる。いやなんとかする。調整調整。 子…

初めてのブックトーク!

5月28日 総合で読書家の時間。今日のミニレッスンは僕からのブックトーク。インザミドルに書かれていたブックトークの実践を参考に行った。シンプルに僕が好きな本を紹介する。(子どもたちは興味を持ってくれるかな。手にとってくれるかな・・・)とドキド…

まずは小さなチャレンジから

コツコツと長い道のりを…。 担任を続けられる限りは実践を続けて、1年ごとに報告できる機会をつくりたいと思う。今のぼくは家庭と仕事のバランスがとても大切だから、持てる時間を全て実践の研究に充てることはできない。だからこそ、持てるリソースで小さく…

作家の時間〜題材集めとのはらうた〜

作家の時間。 今日のミニレッスンでは題材集めの方法「マッピング」を紹介。自然をテーマに、連想ゲームのように言葉を広げていく。海、山、川、森、雷、地震、波、星…など。その中で波を選択し、さらにマッピング。さざ波→ゆれる→ザザーン→運ぶ→風→ビューん…

作家の時間を小さく始める

2年ぶりの作家の時間。 いきなり自由なテーマで書くのではなく、「なりきり自由詩」(擬人法を使った詩)にジャンルをしぼってスタート。悩む子もいたけど、多くの子どもたちの鉛筆はとまらない。きっと、書きやすさもあったのだろう。たった、1時間でぐるぐる…

越えるべき山がやってきた

仲里靖雄先生。今担当している学年の子どもたちの前担任の先生です。過去に、明日の学校でお話を聞いたことはあったのですが、まさか仲里先生の教え子たちを僕が担当するとは思ってもいませんでした。(クラスの約3割です) 子どもたちの社会科ノートには、自…

こつこつ続けていること

なんだかんだ忙しかったけど、続けてこれた朝のサークルタイム。子どもたちにとって、みんなで輪になり1日を迎えることが当たり前になってきたような気がする…。「みんなが入れるきれいな円をつくってね」の声かけだけで、自然ときれいなサークルがつくれる…

ちいさくまわす

アトウェルも最初から今のアトウェルではなかったわけで。小さく始めないと空中分解するだろうなと感じた。パッケージだけをひたすら回す作家の時間は…やるにはちょいっと勇気が必要かも。ミニレッスンも追いつかなくなってくる。実践しながら、試行錯誤する…

イン・ザ・ミドル

イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室 作者: ナンシー・アトウェル,小坂敦子,澤田英輔,吉田新一郎 出版社/メーカー: 三省堂 発売日: 2018/07/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る イン・ザ・ミドル。読書家の時間と作家の時間に取り組む…

国語科と読書について

2年ぶりに読書家の時間をスタートとしてわかったこと。それは、子どもたちの日常には、こちらが思っている以上にゆっくりと本を読む時間がないということ。(そもそもそのような習慣がないことも原因として挙げられるが…) 振り返りジャーナルを見てみると、…

ないない。なーんもない。

今年は当番表もロッカーのシールもない。係活動もない。毎時間の号令も。ないものだらけ。当番表については作成する余裕が自分にはなかったというのも理由の1つだけれど…。まぁ、それでも自然と1日は流れていく。必要性がでてきたら、朝のサークルタイムやGW…

セミナーに参加できなくてもなんとかなるでしょう。

ボクには2歳と1歳の息子がいる。土日の午前〜午後は家族の時間になるため、今年度からはほぼセミナーに参加することができない。長期休暇を使って、年に数回参加できればいい方だ。 SNSを見ると「今日は〇〇だ!」「〇〇に参加して、たくさんのことを学びま…